最終更新日 :2025/01/28

cool

IPA(発音記号)
動詞

〈自〉寒くなる, 冷たくなる〈他〉を冷やす / 〈情熱・興奮・怒りなど〉を静める

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解説

1. 基本情報と概要

単語: cool

品詞: 動詞(もともとは形容詞や名詞としても使われますが、ここでは動詞を中心に解説します)

活用形:


  • 三人称単数現在形: cools

  • 現在分詞/動名詞: cooling

  • 過去形/過去分詞形: cooled

英語での意味:

“to become less hot” or “to make something less hot” (熱や温度を下げる/冷ます)

または、感情や態度を落ち着かせるという意味もあります。

日本語での意味:

「冷ます」「冷える」「冷やす」という物理的な意味/「落ち着かせる」「冷静になる」という感情的な意味があります。

・「温度を下げるときに使う一般的な動詞です。」

・「熱が冷める感覚や、興奮している状態が落ち着くニュアンスを表すときにも使われます。」

CEFRレベル: B1(中級)

・A1: 超初心者, A2: 初級, B1: 中級, B2: 中上級, C1: 上級, C2: 最上級

「cool」は日常会話で頻繁に出てくるため、比較的早い段階で習得できる単語ですが、温度を下げるだけでなく「落ち着く」の意味もあるので、慣れるまで少し練習が必要です。


2. 語構成と詳細な意味

「cool」は単純な語形で、接頭語や接尾語がついていません。もともとの語幹そのものが「冷たい」という概念を表しています。

派生・関連語:


  • coolness (名詞): 冷たさ、冷静さ

  • coolly (副詞): 冷静に、冷たく

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個):


  1. cool down – 「冷ます、落ち着く」

  2. cool off – 「冷やす、クールダウンする」

  3. remain cool – 「冷静なままでいる」

  4. cool breeze – 「涼しい風」

  5. cool drink – 「冷たい飲み物」

  6. cool a room – 「部屋を冷やす」

  7. cool-headed person – 「冷静な人」

  8. let it cool – 「それを冷ます」

  9. play it cool – 「冷静な態度をとる、余裕があるように見せる」

  10. keep your cool – 「冷静さを保つ」


3. 語源とニュアンス

語源:

古英語の「cōl」から派生し、中英語を経て現在の形「cool」になりました。もともとの意味は「冷たい」という形容詞として使われてきましたが、そこから派生して「冷ます」「落ち着く」という動詞としても使われるようになりました。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 「冷やす」という物理的な意味での動詞としては日常的でカジュアルに使えます。

  • 「落ち着く、冷静になる」という意味の場合は、仲間内の会話でもフォーマルな文章でも広く使われますが、あまり硬い印象はありません。

  • 場合によっては「冷たい」「冷ややかな」といった感情面の冷たさを感じさせる可能性もあるため、文脈に注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 基本構文:


    • “(subject) + cools + (object).” → 主語が目的語を冷ます

    • “(subject) + cools down.” → 主語自身が冷える/落ち着く


  2. 他動詞/自動詞としての使い分け:


    • 他動詞: “I cooled the soup.” → 「私がスープを冷ました。」

    • 自動詞: “The soup cooled quickly.” → 「スープはすぐに冷えた。」


  3. フォーマル/カジュアル


    • カジュアル: “Hey, cool down!” (「おい、落ち着けよ!」)

    • ややフォーマル: “We need to let the mixture cool before adding the next ingredient.”



5. 実例と例文

A. 日常会話


  1. “Let the tea cool for a minute before you drink it.”

    (飲む前に少しお茶を冷ましておいて。)


  2. “It’s so hot outside; I need to cool down.”

    (外がとても暑いから、冷まさないと。)


  3. “Cool off in the shade if you’re feeling overheated.”

    (暑くなりすぎたら日陰で涼んでね。)


B. ビジネス


  1. “The server room needs proper ventilation to cool the equipment.”

    (サーバールームは装置を冷やすために適切な換気が必要です。)


  2. “Let’s cool down the discussion and approach the matter more objectively.”

    (議論を落ち着かせて、より客観的に問題に対処しましょう。)


  3. “After the initial hype, sales began to cool off.”

    (初期の盛り上がりの後、売上は落ち着き始めた。)


C. 学術的な文脈


  1. “The experiment required the liquid to cool at a specific rate.”

    (その実験では、液体を特定の速度で冷やす必要があった。)


  2. “Hot volcanic rocks cool and solidify when exposed to air.”

    (熱い火山岩は空気に触れると冷えて固まる。)


  3. “We observed how fast the environment could cool after sunset.”

    (日没後に環境がどれほど速く冷えるかを観察した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. chill (冷える・冷やす)


    • 物理的に何かを冷やしたり、カジュアルに「落ち着いて」という表現でも使う。

    • “Chill the wine before serving.” → サーブする前にワインを冷やす。


  2. calm (down) (落ち着く)


    • 主に感情を鎮める意味を強調する。物理的温度の意味はない。


  3. lower the temperature (温度を下げる)


    • ビジネスや科学的な文脈で使われるよりフォーマルな言い方。


反意語:


  1. heat (up) – 「加熱する」「熱くなる」


    • 物理的に熱くする行為。(例:“Heat up the soup.”)


  2. warm (up) – 「温める」「温まる」


    • より穏やかな温度上昇を示す。


  3. anger/stir up – 「怒らせる/かき立てる」


    • 感情が激しくなる方向への反意。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /kuːl/


  • アメリカ英語: [クゥール] と少し長めに「ュー」を発音する。

  • イギリス英語: 大きな差はありませんが、アメリカ英語よりやや口の形が小さくなる感じで [クール]。

よくある発音ミス:


  • /uː/(長い「ウー」)の部分を曖昧にして /ʊ/(短い「ウ」)にしてしまう。

  • 最後に余計な音を付け加えないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “coole,” “cole” などと綴ってしまうミス。

  2. 自動詞と他動詞の使い方を区別できないことがあるので、目的語があるかどうかを意識する。

  3. 同音異義語との混同: “kūl” という形は英語にはありませんが、発音が同じように聞こえる言葉やスラングに混乱する可能性があります。

  4. 試験対策: TOEICや英検では、特に「cool down」「cool off」という句動詞表現として出題されることがあります。文脈上で物理的に冷やすのか、気持ちを落ち着かせるのか、両方の意味に注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「クーラー(cooler)」という言葉から連想すると、すぐに「冷却する」というニュアンスがイメージしやすいです。

  • 「落ち着け」を意味する口語表現 “Cool it!” は映画やドラマでもよく使われるので、フレーズごと覚えると定着しやすいでしょう。

  • シンプルなスペルなので、最初にしっかり覚えておくと「calm down」と並んで気持ちを落ち着かせる表現として便利に使えます。


上記を参考に「cool」の動詞としての使い方を覚えてみてください。日常でもビジネスでも幅広く使える便利な単語です。

意味のイメージ
cool

復習用の問題

〈自〉寒くなる, 冷たくなる〈他〉を冷やす / 〈情熱・興奮・怒りなど〉を静める

英語 - 日本語

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