最終更新日 :2025/01/28

shift

名詞

変換 / (仕事・作業の) 交替

このボタンはなに?

その地震は断層のずれによって引き起こされました。

このボタンはなに?
解説

以下では、英単語の名詞「shift」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “shift”

  • 日本語: 「変化」「移動」「交代」「シフト(勤務時間帯など)」といった意味

「shift」は、何かが位置や状態、または状況・視点などを変化させることを指します。名詞として使うときは、単に「変化」や「ずれ」を表したり、職場などでの勤務時間帯(シフト制)を示したりします。例えば「I work the night shift.(私は夜勤です)」のような使い方です。

学習者にとっては、日常会話からビジネスまで幅広く使える便利な単語です。

品詞


  • 名詞 (countable / 不可算両方の用法あり)

活用形


  • 単数形: shift

  • 複数形: shifts

他の品詞形


  • 動詞: to shift (何かを移す・切り替える)

  • 形容詞形は一般的ではありませんが、過去分詞の形で “shifted” が使われる場合があります(ただし、形容詞的に使われるケースはあまり多くありません)。

CEFRレベルの目安


  • B1(中級)程度

    日常的な会話・ビジネス英語でよく登場し、文脈さえわかれば中級レベルで十分理解しやすい単語です。

    A1: 超初心者 / A2: 初級 / B1: 中級 / B2: 中上級 / C1: 上級 / C2: 最上級


2. 語構成と詳細な意味

語構成

「shift」は、接頭語・接尾語がついているわけではなく、語幹だけのシンプルな形です。


  • 語幹: “shift”

派生語・類縁語


  • shift (動詞): 変える、移す、移る

  • shifting (形容詞的な用法): 変わり続ける、移り変わる

  • shifter (名詞): 変速機(自転車のギアなど)、または変える人・もの

コロケーション(共起表現)10選


  1. gear shift(ギアチェンジ)

  2. night shift(夜勤)

  3. day shift(昼勤)

  4. paradigm shift(パラダイムシフト、考え方の根本的転換)

  5. shift work(交替制勤務)

  6. a shift in perspective(視点の変化)

  7. shift in policy(政策の変更)

  8. shift in focus(焦点の切り替え)

  9. shift in attitude(態度の変化)

  10. shift key(シフトキー ※キーボード)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「shift」は古英語の “sciftan” に由来し、「分ける」「分割する」「交換する」などの意味から派生しました。

  • 中世を通じて「動かす」「位置を移す」→「変化する・させる」という意味合いでも使われるようになり、現代では「変化」や「交替」として幅広く使われています。

ニュアンス


  • 物事が動く・変わる・交替するという、ダイナミックな印象があります。

  • カジュアルからフォーマルまでどの場面でも使いやすい単語です。

  • 場合によっては大きな変化だけでなく、ちょっとした変更やずれを指す場合にも使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞としての可算・不可算


    • 可算名詞: 具体的な「シフト」「変化」を意味するとき(例: “There were significant shifts in the market.”)

    • 不可算名詞: 抽象的な「変化や移行」の概念を指すとき(やや少ない用法ですが、「some shift」という形で使うことがあります)


  2. 一般的な構文


    • “a shift in + 名詞”: 「~の変化」

    • “make a shift”: 「変化を起こす」

    • “work (on) a shift”: 「(交代制で)勤務する」


  3. イディオム・関連表現


    • “shift the blame”: 責任を押し付ける

    • “shift gears”: (話題やアプローチなどを)切り替える


  4. フォーマル/カジュアル


    • フォーマルな文書でもカジュアルな会話でも使えます。

    • ビジネス文章における「shifts in consumer behavior(消費者行動の変化)」のような固い表現から、日常の「I’m on the late shift tonight.(今夜は遅番なんだ)」まで幅広いシーンで出現します。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I have the morning shift at the café, so I need to wake up early.”

    (カフェの早朝シフトがあるから早起きしなくちゃ。)


  2. “There’s been a big shift in my friends’ attitudes toward healthy eating.”

    (友人たちの健康的な食事への関心が大きく変わってきたよ。)


  3. “Can we make a small shift in our plans? I have something urgent to do.”

    (ちょっとだけ予定を変えられる?急ぎの用事ができちゃって。)


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “We are noticing a shift in consumer behavior toward mobile applications.”

    (消費者行動がモバイルアプリに移行する傾向が見られます。)


  2. “Our new policy represents a significant shift in our company’s strategy.”

    (新政策は当社の戦略における重大な変化を示しています。)


  3. “I’ll cover your shift tomorrow if you finish the report by tonight.”

    (もし今夜までにレポートを終わらせてくれたら、明日のシフトを代わってあげるよ。)


学術的な文脈(3つ)


  1. “The paradigm shift introduced by this theory changed the field of physics.”

    (この理論によってもたらされたパラダイムシフトは、物理学の分野を一変させた。)


  2. “Sociologists have observed a shift in cultural norms over the past decade.”

    (社会学者はこの10年で文化的規範の変化を観察している。)


  3. “A shift in methodology can reveal new perspectives in data analysis.”

    (手法の変更によって、データ分析における新たな視点が見えてくることがある。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. change (チェンジ)


    • 「全般的な変化」。最も一般的で広範な意味。

    • “shift” は「位置・状況を移す・移る」という含みが強く、部分的または具体的な移動感を伴うことが多い。


  2. transition (トランジション)


    • 「移行」「移り変わり」。特に段階的またはプロセスを強調する。

    • “shift” は、やや素早いまたははっきりした変化を指すことが多い。


  3. switch (スウィッチ)


    • 「切り替え」。特に瞬時の切り替えや代替を表す場合に使う。

    • “shift” も類似するが、switch の方がより「スイッチを切る」ような直接的な動作を感じさせる。


反意語


  • constancy (コンスタンシー): 「不変」「一定」。

  • stability (スタビリティ): 「安定」。

    これらは「変化しない様子」を強調するため、“shift”の「変化」とは対照的です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ʃɪft/

  • アメリカ英語: シフト (ʃɪft)

  • イギリス英語: シフト (ʃɪft)

  • 強勢: “shift” の1音節のみの単語なので、強勢はこのまま語全体におかれる形です。

  • よくある間違い: /sɪft/ と「s」のみで始めてしまうミスや、「-ft」の部分が不明瞭になること。 /ʃ/ の音(「シ」のような音)を意識して発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • “shifit” と誤ってスペルしてしまう場合。

    • 正しくは “shift”。


  2. 同音異義語との混同:


    • 同音異義語は特にありませんが、“shifty” (「ずるがしこい」「怪しい」) など似た形容詞とは混同しないように。


  3. 試験対策 (TOEIC・英検など):


    • ビジネスシーンで “shift” が仕事のシフトを意味する文脈で出題されることが多いです。

    • 政策や市場の動向の「変化」という文脈でもビジネスやアカデミックな問 題にしばしば登場します。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “shift” の “sh-” は「しゃっと動く、スッと動く」イメージで覚えると、位置や状態がスライドするように変わる感じを捉えやすいです。

  • キーボードの「Shiftキー」を思い出しながら、「状態を変える(大文字/小文字など)」とリンクさせると覚えやすいでしょう。

  • “shift” と “switch” は似たイメージですが、“shift” はやや段階的だったり全体が移動するニュアンス。逆に “switch” はスイッチを「パチッ」と切り替えるイメージと覚えて区別するとよいです。


まとめ

名詞「shift」は、「変化」「移動」「交代」「勤務時間帯」など多彩な意味を持ち、ビジネスから日常会話まで幅広く使えます。語源的にも「分ける」「移す」といったニュアンスが背景にあり、現在は「位置や状態が変わる」「切り替わる」というイメージを強く含みます。TOEICや英検などの試験でも、消費者行動の変化や仕事のシフトなど、さまざまな文脈で登場する単語なので、ぜひ覚えておきましょう。

意味のイメージ
shift
意味(1)

変換,転換;移動

意味(2)

(仕事、作業の)交替,交替製;交替の組(人);交替時間

意味(3)

(特に,自動車)変速装置

意味(4)

やりくり[算段],一時しのぎの手段,便法;ずるい手段,策略

意味(5)

シフトドレス(肩から腰までまっすぐした線のゆったりしたワンピース);スリップ

復習用の問題

変換 / (仕事・作業の) 交替

The earthquake was caused by a shift in the fault.

その地震は断層のずれによって引き起こされました。

英語 - 日本語

項目の編集設定
  • 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 項目の新規作成を審査する
  • 項目の編集を審査する
  • 項目の削除を審査する
  • 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
  • 項目名の変更を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
  • 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 例文の編集を審査する
  • 例文の削除を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
  • 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 決定に必要な投票数 - 1
編集ガイドライン

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★