secret
1. 基本情報と概要
英単語: secret
品詞: 名詞 (また、形容詞としても使われる場合があります)
意味(英語): Something that is kept hidden or unknown; a piece of information that is not to be told or shared with others.
意味(日本語): 秘密。ほかの人に教えたくないことや、隠されている情報を指します。特別な情報や個人的なものを誰にも知られたくないときに使う単語です。
基本的に「秘密」という意味で、個人の内心や特定のコミュニティ内だけで共有される情報を表します。日常会話では「自分だけが知っていること」を指すニュアンスで使われることが多いです。
- CEFRレベル目安: B1(中級)
→ ある程度英語に慣れた学習者が理解して使えるレベル。
活用形
- 通常形(単数): secret
- 複数形: secrets
また、形容詞として使われるときは「secret」(例: secret meeting) という形をとります。関連語として、以下の例があります。
- 名詞形: secret (秘密)
- 形容詞形: secret (秘密の)、secretive (秘密主義の)
- 副詞形: secretly (秘密裏に)
- 名詞(抽象概念): secrecy (秘密である状態)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: “secret”
(厳密にはラテン語起源で、現代英語では接頭語・接尾語として明確に分解しづらい形ですが、語源部分で詳しく説明します。)
派生語や類縁語
- secretive (形容詞): 秘密主義の、隠したがる
- secrecy (名詞): 秘密の状態、内密
- secretly (副詞): ひそかに、こっそり
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- keep a secret(秘密を守る)
- tell a secret(秘密を話す)
- share a secret(秘密を共有する)
- reveal a secret(秘密を明かす)
- spill a secret(秘密をうっかり漏らす)
- deepest secret(最も深い秘密)
- secret ingredient(秘密の材料)
- in secret(内密に / こっそりと)
- secret plans(秘密の計画)
- a well-kept secret(よく守られている秘密)
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の “sēcrētus” (分けられた、隠された)に由来し、 “sēcernere”(分ける) という動詞から派生しています。歴史的に「他と分離して隠しておくもの」という意味合いがあり、現在でも「他人に知られていないこと」「公表できないこと」というニュアンスで使われます。
使用上のニュアンス
- 感情的な響き: うしろめたさやわくわく感など、文脈によってさまざまな感情を含むことがあります。
- 使用時の注意点: カジュアルな会話では「秘密」「内緒」として軽く使われることも多いですが、フォーマルな文章や公的な場面でも「公表してはいけない情報」という深刻なニュアンスで使われることがあります。全体的に場面を選ばずに比較的よく使われる単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a secret” / “the secret” / “secrets” のように、数えられる名詞として扱われます。
- 形容詞としての用法: “secret plan” 「秘密の計画」のように名詞を修飾します。
- 一般的な構文例:
- “Keep something secret” (何かを秘密にしておく)
- “It’s a secret that …” (…というのは秘密だ)
- “Keep something secret” (何かを秘密にしておく)
イディオムの例
- “My lips are sealed.”(秘密だよ、絶対に言わないよ:直訳すると「私の唇は封じられています」)
- “Skeletons in the closet.”(家族や個人の恥ずべき秘密、タブー)
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “I have a secret to tell you, but you must promise not to share it.”
(あなたに話したい秘密があるんだけど、絶対に誰にも言わないって約束してね。) - “This recipe is my grandmother’s secret; that’s why it tastes so good.”
(このレシピは祖母の秘密なの。だからこんなにおいしいのよ。) - “She asked me to keep it a secret until the party.”
(彼女はパーティーまでそれを秘密にしておいてくれと言った。)
ビジネスでの例文 (3つ)
- “All employees must sign a non-disclosure agreement to protect company secrets.”
(会社の秘密を守るために、全従業員は秘密保持契約に署名しなければなりません。) - “The details of the merger remain a closely guarded secret.”
(合併の詳細は綿密に守られた秘密のままです。) - “Our marketing strategy is a trade secret that sets us apart from competitors.”
(当社のマーケティング戦略は、競合他社との差別化を生む企業秘密です。)
学術的/フォーマルな例文 (3つ)
- “The document contains state secrets, so its circulation is strictly controlled.”
(その文書には国家機密が含まれているため、厳格に流通が制限されています。) - “Psychologists study how individuals form and maintain personal secrets.”
(心理学者は、人がいかにして個人的な秘密を形成し、維持するのかを研究しています。) - “The findings of the research are kept secret until the official publication.”
(研究成果は公式な発表まで秘密にされています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- confidential information(機密情報)
- よりフォーマルな場面で使われる。
- よりフォーマルな場面で使われる。
- private matter(私的な事柄)
- 個人レベルで隠している事情を指す。
- 個人レベルで隠している事情を指す。
- classified information(極秘情報)
- 主に公的機関や軍などで使われる公式表現。
- 主に公的機関や軍などで使われる公式表現。
- under wraps(内緒にしている状態)
- 口語表現で、まだ公開していない計画や情報に対してよく使われる。
反意語 (Antonyms)
- public information(公の情報)
- disclosure(開示)
- open secret(周知の秘密…「みんな知っている」場合の皮肉的な表現)
類義語は口語的かフォーマルかで使い分けられますが、secret は幅広いシーンで使えます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈsiː.krət/
- アメリカ英語: [スィー・クrツ] のように発音されることが多い
- イギリス英語: [スィー・クrət] ほぼ同じですが、r の発音がやや弱め
- 強勢: 前半の “se” の部分に強勢が来る → “SEE-kret”
- よくある間違い: 語末の “-t” を弱く発音しすぎる、または “secret” の “e” を長音ではなく短く発音してしまうことがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “secreat” や “secert” などと間違えることがあるので注意。
- 同音異義語との混同: 特に “secret” と似た単語はあまりありませんが、アクセントを間違えて “sec-ret” のように2拍目に強勢を置いてしまうケースがあります。
- 試験対策: TOEIC や英検などでは、「機密情報」「秘密を共有する」といったビジネス文脈や文章読解の中で出題されることがよくあります。熟語として “keep a secret” の定型フレーズを覚えておくと便利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「シークレット」とカタカナで読むと、日本語でもなじみがあるので覚えやすいです。
- 「シー(sea)の中に隠れているイメージ」で “secret” と覚えると、「海の底に隠された何か」という連想から「秘密」をイメージしやすいかもしれません。
- スペリングを確実にするには、“se-cret” と2つの部分に区切ってイメージするとミスしにくくなります。
秘密を守る、あるいは秘密にしておきたい場面だけでなく、意外に幅広いシーンでよく使われる単語なので、覚えておくと会話力がアップします。
秘密[の事],隠し事,ないしょの話
神秘,不思議
《単数形で》(…の)秘けつ,かぎ《+of+名(do*ing)》,(…への)秘けつ《+to+名*》
復習用の問題
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