round
形容詞 “round” を詳細に解説
1. 基本情報と概要
英単語: round
品詞: 形容詞 (ほかに名詞・副詞・前置詞・動詞としても使われる)
意味(英語)
- Circular in shape or outline.
- Having a curved surface with no sharp angles.
意味(日本語)
- 形が円形であること。
- 角がなく、曲線を帯びた形であること。
「丸い」「円形の」というニュアンスで、例えば「丸いテーブル」「丸みを帯びた顔」のように使います。形状を表すのにとてもよく使われる基本的な形容詞です。
CEFRレベルの目安: A2(初級)
比較的使用頻度が高く、日常会話でもよく登場するため、初級レベル(A2)の学習者から理解されやすい単語です。
その他の品詞としての形
- 名詞: “a round” (一回り、巡り、試合のラウンドなど)
- 動詞: “to round” (丸める、四捨五入する、角を丸くするなど)
- 副詞: “round” (ぐるりと回って、あちらこちらを)
- 前置詞(主にイギリス英語でよく使われる): “round the corner” (角を曲がったところ)など
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語・接尾語: 特に顕著なものはありません。
- 語幹: “round”
- フランス語 “rond” やラテン語 “rotundus” に由来するといわれます。
よく使われる派生語・関連語
- “roundness” (名詞) – 丸さ、円形であること
- “rounded” (形容詞) – 丸くなった、角のない
- “around” (副詞/前置詞) – ~の周囲に
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- “round table” – 円卓
- “round face” – 丸い顔
- “round number” – 四捨五入された数字/概算の数
- “round shape” – 丸い形
- “round trip” – 往復旅行
- “round figure” – 丸めた数字、またはわかりやすい大きな額
- “round corner” – 角を丸くする、曲線的なコーナー
- “round hole” – 丸い穴
- “come round” – 立ち寄る、意識を取り戻す (句動詞)
- “round off” – 端数を切り上げる/切り捨てる、話をうまくまとめる (句動詞)
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語 “rotundus” (丸い、円形の) から派生
- 中英語やフランス語を経て “rond” → “round” という形に変化してきました。
ニュアンスや注意点
- 「角がない」「完全に丸い」イメージを伝える。
- 柔らかさや穏やかさを連想させることもある。
- 口語・文章ともに広く使われるが、形容詞としてはカジュアルな場面からフォーマルまで幅広くカバーする。
- 英米ともに使い方はほぼ同じだが、イギリス英語では「round to the shop」のように前置詞として使う場合が多い点に注意。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文
- “The [名詞] is round.”
例: “The table is round.” - “This [名詞] has a round shape.”
例: “This coin has a round shape.”
イディオム的な使い方
- “to go round” — 回る、巡回する
- “round and round” — ぐるぐる回る
フォーマル・カジュアルの使い分け
- “round” 自体はどちらでも使えるが、書き言葉では “circular” が用いられる場合もある。
可算・不可算の区別
- 形容詞としての “round” に可算・不可算の区別はなし。
- 名詞の場合 “a round of drinks” (飲み物のひと巡り) のように可算で使うことが多い。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“I prefer a round table because it fits nicely in the corner.”
(隅にぴったり収まるから、丸いテーブルの方が好きなんだ。)“Does this clock look round to you, or is it slightly oval?”
(この時計って丸く見える? それとも少し楕円形かな?)“We usually use a round board for birthday cakes.”
(誕生日ケーキを乗せるときは、たいてい丸い台を使うんだ。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“Let’s organize a round table discussion with all the department heads.”
(すべての部門長と円卓会議を開きましょう。)“Company logos often feature round designs for a modern and friendly look.”
(企業ロゴには、現代的で親しみやすい印象を与えるために丸いデザインがよく使われます。)“The product’s round edges are safer for children.”
(その製品の丸い縁は子どもにとって安全です。)
学術的な文脈での例文(3つ)
“Astronomers observed a perfectly round galaxy cluster in the distant universe.”
(天文学者たちは遠方の宇宙で完全に円形をした銀河団を観測した。)“The experiment required a round container to ensure even pressure distribution.”
(実験では圧力を均等に分散させるために丸い容器が必要だった。)“In geometry, a round figure typically refers to circles, spheres, or other curved shapes.”
(幾何学では、ラウンドな図形とは通常、円や球、その他の曲線的な形を指します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “circular” (円形の)
- より学術的・フォーマルな響き。
- より学術的・フォーマルな響き。
- “spherical” (球状の)
- 3Dの丸さを強調する場合に使用。
- 3Dの丸さを強調する場合に使用。
- “rounded” (丸みを帯びた)
- 形が角張っておらず、柔らかい印象を強調。
反意語 (Antonyms)
- “square” (四角い)
- “angular” (角のある)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /raʊnd/
- アクセント: 単音節語なので特別な強勢はなく、語全体をひとまとまりで発音します。
- アメリカ英語とイギリス英語で大きな差はなく、どちらも [raʊnd] と発音されることが多いです。
- よくある間違い: “rownd” (ロウンド) と伸ばしすぎてしまうこと。口を大きく開いて “ラウンド” と発音するのが基本です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “round” は “u” の位置に注意して “roud” と書かないように。
- 同音異義語との混同: 目立った同音異義語はありませんが、口語で “around” と区別をしっかりつけましょう。
- 資格試験での出題傾向: TOEIC などでは “round trip” や“round table”といったフレーズが出ることがあります。
- “round off” (四捨五入する) と “around” (周囲を) は混同しがちなので文脈で見極めるのが大切です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “0 (ゼロ)” の形を思い浮かべると“round”のイメージがつかみやすいです。
- “アラウンド” (“around”) と綴りが似ていますが “a” が付くかどうかで意味が変わるので注意しましょう。
- 丸いものを実際に思い描く(ボール、コイン、円テーブルなど)と覚えやすいです。
以上が形容詞 “round” の詳細な解説です。形状に関するシンプルで基本的な単語なので、しっかりおさえておくと日常会話やビジネスなど多様な場面で役立ちます。ぜひ活用してみてください。
球状の,丸い
(タイヤ・輪のように)円形の,丸い
(断面の丸い)円筒(円錐)形の
(肩・筆跡などが)丸みのある,丸々とした
《名詞の前にのみ用いて》(数量が)完全の,ちょうどの
復習用の問題
英語 - 日本語
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