最終更新日
:2025/01/28
room
IPA(発音記号)
解説
以下では、動詞としての「room」について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
意味
- 英語: to room (動詞)
- 日本語: (人と)同じ部屋に住む、下宿する、宿泊(滞在)させる
「to room」は、「部屋を共有する」「宿泊する」というイメージで使われる動詞です。主に「誰かと同じ部屋や住居を共有する」場合や、「どこかに下宿(宿泊)する」意味を表します。日常会話では「ルームメイトとして暮らす」「ルームシェアをする」といったニュアンスを想像するとわかりやすいです。
品詞
- 動詞 (Verb)
活用形
- 原形 (base form): room
- 三人称単数現在形 (third-person singular): rooms
- 現在分詞 (present participle): rooming
- 過去形 (past tense): roomed
- 過去分詞 (past participle): roomed
他の品詞としての例
- 名詞: a room(部屋)
- 形容詞化は基本的にありませんが、「roomy(広々とした)」は他の形容詞形からの派生例として挙げられます(ただし「room」が動詞から直接形容詞に変化しているわけではありません)。
難易度(CEFRレベルの目安)
- B2(中上級)
「room」という動詞は日常会話での頻度はそれほど高くありませんが、大学や下宿などの文脈では使われます。中上級者が理解すると便利な表現でしょう。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: room(「部屋」という意味の名詞が元)
- 接頭語・接尾語: 動詞形としては特に派生の接頭語・接尾語はつきません。
詳細な意味
- (自動詞)誰かと同じ部屋に住む・同居する
例: I used to room with my best friend during college. - (他動詞)人を(ある場所に)宿泊させる
例: The school roomed the visiting students in the old dormitory.
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- room with someone(誰かとルームシェアをする)
- room together(一緒に部屋を借りる/住む)
- be roomed in a dorm(寄宿舎に住まわせられる)
- room in a college dorm(大学の寮に住む)
- be asked to room elsewhere(他の場所に泊まるよう求められる)
- room at a friend’s place(友達の家に泊まる/下宿する)
- room on campus(キャンパス内に住む)
- find someone to room with(一緒に住む人を見つける)
- room assignment(部屋割り、宿の割り当て ※名詞的表現)
- room together during summer break(夏休みの間一緒に暮らす)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「room」は古英語で「rūm」(空間、広がり)に由来します。名詞として「空間」や「部屋」を意味していましたが、そこから「部屋を与える」「同じ部屋に住む」という意味が生まれ、動詞としても使われるようになりました。
ニュアンス・使用上の注意
- 「to room with someone」は日常的にも使われる表現ですが、やや口語よりです。学校・寮・短期滞在などの文脈で特によく使われます。フォーマルというよりは、 カジュアルまたは半ばカジュアルな場面で使用されることが多いです。
- ビジネス文脈やオフィシャルな文脈では、「accommodate(宿泊させる/収容する)」や「put up(人を泊める)」などの表現が使われる場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
自動詞として使う場合:
- 例: “I used to room with Tom in college.”
(“room with 〜”の形で「〜と同じ部屋に住む」という意味)
- 例: “I used to room with Tom in college.”
他動詞として使う場合:
- 例: “They roomed the exchange students in the guesthouse.”
(“room 人 in 場所”の形で「(場所)に(人)を宿泊させる」の意味)
- 例: “They roomed the exchange students in the guesthouse.”
可算・不可算
- 動詞のため、可算・不可算の区別はありません。
フォーマル/カジュアル
- 学生生活や寮生活など、比較的カジュアルなシーンで使われることが多いです。
5. 実例と例文
5-1. 日常会話での例文(3例)
- “I’m going to room with my cousin this summer to save on rent.”
(夏は家賃を節約するために、いとこと一緒に住むつもりだよ。) - “Did you ever room in the dorm when you were in college?”
(大学のとき、寮に住んだことはあるの?) - “We decided to room together after realizing we get along so well.”
(私たちは仲がとてもいいとわかって、一緒に住むことにしたよ。)
5-2. ビジネスでの例文(3例)
- “Our company often rooms visiting consultants in nearby hotels.”
(当社は出張で来るコンサルタントを近くのホテルに泊まらせることが多いです。) - “The organizing committee plans to room the speakers in the executive suites.”
(主催委員会は講演者をエグゼクティブスイートに宿泊させる計画です。) - “We can room all visiting staff in the corporate apartments.”
(いらっしゃるスタッフの皆さんは、社宅に泊まっていただけます。)
5-3. 学術的/学術環境での例文(3例)
- “During my exchange program, I was roomed with a local student.”
(交換留学中は現地の学生と一緒に部屋に住まわせてもらった。) - “Visiting professors are often roomed in the university guesthouse.”
(客員教授はたいてい大学のゲストハウスに泊まることになる。) - “Graduate students sometimes choose to room together to share expenses.”
(大学院生たちは出費を抑えるために、一緒に住むことを選ぶことがある。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- lodge(下宿する/下宿させる)
- “I lodged with a host family during my internship.”
- “room”よりはややフォーマル。
- “I lodged with a host family during my internship.”
- board(食事付きで下宿する)
- “She boarded with a local family while studying abroad.”
- 食事付きで住むニュアンスを含む。
- “She boarded with a local family while studying abroad.”
- share a room(部屋を共有する)
- より広く「部屋をシェアする」を表す表現。
- より広く「部屋をシェアする」を表す表現。
- stay(泊まる)
- 一般的に「泊まる」意味で、「room」より幅広い。
反意語
- live alone(一人暮らしをする)
- 「room with someone」と反対のイメージ。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):/ruːm/ または /rʊm/
- アメリカ英語(General American):/ruːm/ がやや一般的
- イギリス英語(Received Pronunciation):/ruːm/ または /rʊm/ の両方がよく使われます
- アメリカ英語(General American):/ruːm/ がやや一般的
- アクセント
- 「room」の1音節なので、特に強勢位置の意識はありません。
- 「room」の1音節なので、特に強勢位置の意識はありません。
- よくある間違い
- /rʌm/(ラム酒の“rum”)との混同に注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス
- 「roma」などと誤字をしないよう注意。
- 「roma」などと誤字をしないよう注意。
- 同音異義語
- “rum” (ラム酒) と紛らわしい場合があるので発音に注意。
- “rum” (ラム酒) と紛らわしい場合があるので発音に注意。
- 試験での出題傾向
- TOEICや英検ではあまり目立った頻出単語ではありません。ただし長文読解などで「accommodate」などの類義語と比較して出題される可能性はあります。
- TOEICや英検ではあまり目立った頻出単語ではありません。ただし長文読解などで「accommodate」などの類義語と比較して出題される可能性はあります。
- 前置詞の使い方
- “room with+人”で「(人)と部屋を共有する」、
- “room in+場所”で「(場所)に滞在する(宿泊する)」という表現を混同しないようにしましょう。
- “room with+人”で「(人)と部屋を共有する」、
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「room」という名詞のイメージから、「部屋を与える」「部屋を共有する」→それが動詞になったと考えると覚えやすいです。
- 「ルームシェア」という日本語でも馴染みのある表現と結びつけることで「room with someone = ルームシェアをする」というイメージを持つと定着しやすいでしょう。
以上が、動詞としての「room」の詳細解説です。大学寮や下宿などの場面で登場するときに役立つ表現ですので、ぜひ覚えて活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(…に)下宿する,間借りする《+at+名〈場所〉,+with+名〈人〉》
復習用の問題
英語 - 日本語
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