overwork
1. 基本情報と概要
単語: overwork
品詞: 名詞 (不可算名詞)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
- B2(中上級): ある程度複雑な内容に触れられる段階で、仕事や日常生活の幅広い分野に関してもやや専門的に議論できるレベルです。
意味(英語)
- Excessive work or the act of working too hard or for too long.
意味(日本語)
- 過度な仕事、または長時間働きすぎる状態を指します。
たとえば、「過労で体調を崩してしまった」などの時に使われる名詞です。身体的に、あるいは精神的に負荷が大きい状況を述べる際に使われます。
活用形
- 名詞としては不可算名詞なので、複数形は基本的にありません。一例として「過労(overwork)」はそのままの形で用いられます。
他の品詞との関係
- 動詞: to overwork(働きすぎる、働かせすぎる)
- 例: “Don’t overwork yourself.”(働きすぎはダメだよ)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- over-: “過度に”や“越えて”を意味する接頭語
- work: “仕事”や“働く”を意味する語
「over(過度)」 + 「work(働く)」 で「働き過ぎ」という概念を表しているわかりやすい構成です。
関連語・派生語
- overwork (verb): 過度に働く/働かせる
- overtime (noun): 時間外労働、残業(似た言葉ですが意味は異なります)
- overworked (adjective): 働きすぎの、酷使された
よく使われるコロケーション10選
- suffer from overwork(過労に苦しむ)
- collapse due to overwork(過労で倒れる)
- stress of overwork(過労によるストレス)
- high risk of overwork(過労のリスクが高い)
- overwork and exhaustion(過労と疲労)
- signs of overwork(過労の兆候)
- overwork can lead to burnout(過労は燃え尽き症候群につながる可能性がある)
- chronic overwork(慢性的な過労)
- overwork policy(過労に関する方針・対策)
- discourage overwork(過労を抑制する)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- 古英語の “ofer” (越えて、過度に) + 同じく古英語の “weorc/wyrcan” (仕事・働く)
- 古英語の “ofer” (越えて、過度に) + 同じく古英語の “weorc/wyrcan” (仕事・働く)
- 歴史的背景:
中世英語から“overwork”という形が文献に見られ、労働条件や大量労働を表す際に使われてきました。 - ニュアンス・使用時の注意:
- 「過労死」や「精神的ストレス」など深刻な場面を想起させる場合が多いので、やや重い響きを持ちます。
- 過労を強く否定したり、その深刻さを強調したいときに使われることが多いです。
- フォーマル、カジュアルいずれの場面でも使えますが、主にビジネスシーンや社会問題を語るときによく登場します。
- 「過労死」や「精神的ストレス」など深刻な場面を想起させる場合が多いので、やや重い響きを持ちます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算・不可算: 名詞“overwork”は基本的に不可算名詞として扱われます。
- 例: “He collapsed from overwork.”(彼は過労で倒れた)
- 例: “He collapsed from overwork.”(彼は過労で倒れた)
- 動詞形との違い:
- 名詞: “Overwork is a serious issue in this company.”
- 動詞: “They overwork their employees.”
- 名詞: “Overwork is a serious issue in this company.”
一般的な構文
- “(subject) suffer(s) from overwork.”
- “(subject) is affected by overwork.”
- “The (issue/problem) of overwork can lead to health concerns.”
イディオムや表現
- “burn out due to overwork” (過労による燃え尽き)
- “push oneself to the brink with overwork” (過労で限界まで自分を追い込む)
5. 実例と例文
日常会話での例文
“I heard you were in the hospital. Was it because of overwork?”
(入院してたって聞いたよ。過労が原因だったの?)“You should take a break instead of risking overwork.”
(過労になってまで無理するより、休んだほうがいいよ。)“I’m worried about her. She seems exhausted from overwork.”
(彼女が心配だよ。過労でとても疲れているみたい。)
ビジネスシーンでの例文
“Our company has introduced a policy to prevent overwork.”
(わが社は過労を防ぐための方針を導入しました。)“It’s crucial to address the issue of overwork for employee well-being.”
(従業員の健康のために、過労の問題に対処することは非常に重要です。)“He took a leave of absence due to overwork.”
(彼は過労が原因で休職しました。)
学術的な文脈での例文
“Several studies have demonstrated the correlation between overwork and mental health disorders.”
(いくつかの研究は、過労と精神疾患の間に相関関係があることを示しています。)“Overwork has been linked to cardiovascular diseases in epidemiological research.”
(疫学研究では、過労が心血管疾患と関連していると報告されています。)“The phenomenon of overwork is particularly prevalent in industrialized nations.”
(過労の現象は、産業化の進んだ国々で特に顕著です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
burnout(燃え尽き症候群)
- より精神的疲労の側面を強調した言葉。
- 例: “She suffered burnout from constant stress and overwork.”
- より精神的疲労の側面を強調した言葉。
fatigue(疲労)
- 一般的に疲れを指す言葉で、“overwork”の場合より広い意味。
- 例: “Chronic fatigue can be a result of overwork.”
- 一般的に疲れを指す言葉で、“overwork”の場合より広い意味。
overexertion(過度の労働・過度の力の使い方)
- スポーツや身体活動にも使われる。ややフォーマル。
- スポーツや身体活動にも使われる。ややフォーマル。
exhaustion(極度の疲労)
- 肉体的・精神的消耗の度合いを強調。
- 肉体的・精神的消耗の度合いを強調。
反意語
- rest(休息)
- leisure(余暇)
「overwork」が『働きすぎ』を強調するのに対し、これらは『休む・余裕をもつ』という概念になります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 音声記号(IPA):
- アメリカ英語: /ˌoʊvɚˈwɝːk/
- イギリス英語: /ˌəʊvəˈwɜːk/
- アメリカ英語: /ˌoʊvɚˈwɝːk/
- アクセントは “over*work*” の “work” の部分に強勢が置かれるイメージです。
- よくある間違いとして、 /r/ の音が強すぎたり、母音が曖昧に発音されることがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「overtime」との混同
- “overtime” は「残業」や「延長戦」を指すが、“overwork” は「過労」(仕事量・ストレスの過度な状態)。
- “overtime” は「残業」や「延長戦」を指すが、“overwork” は「過労」(仕事量・ストレスの過度な状態)。
- スペルミス: “overwork” の“r”の位置に注意。 “overwrok” などと誤記しやすい。
- 不可算名詞の間違い
- “overworks” と複数形にしないよう注意。
- “overworks” と複数形にしないよう注意。
- 試験対策
- TOEICや英検などでも、長時間労働や従業員ケアに関する文章で“overwork”が出題されることがあります。文脈から「過労」とわかるように注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ連想: 「“Over” で ‘行き過ぎた’、+ “work” で ‘仕事’ → 行き過ぎた仕事」
- 勉強テクニック:
- “Overwork” = “やりすぎ”の “over” と “work” を合体して覚えましょう。
- 「働きすぎ」に関連するイメージ(疲れ切った姿や机に突っ伏している様子)を思い浮かべると記憶に残ります。
- “Overwork” = “やりすぎ”の “over” と “work” を合体して覚えましょう。
以上が名詞 “overwork” の詳細な解説です。過労の深刻な影響を示す言葉なので、使用時は文脈に合わせて注意しながら使いましょう。
〈U〉働き過ぎ,過労
復習用の問題
英語 - 日本語
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