individual
1. 基本情報と概要
単語: individual
品詞: 名詞(主に「個人」や「個体」の意味)
活用形:
- 単数形: individual
- 複数形: individuals
英語での意味: a single person or thing, especially when considered separately from others in a group
日本語での意味: 個人、単一の存在、個体
「individual (名詞)」は、「ある集団の中で1人(1つ)の存在」としてローンアップするようなイメージの言葉です。たとえば「それぞれの学生を一人の個人として扱う」といった場合に用いられます。日常会話からビジネス文書、アカデミックな文脈まで幅広く使われる、とても汎用的な単語です。
CEFRレベル: B2(中上級)
※「individual」は抽象的に「個人」という意味を扱うため、初級レベルの文脈よりもさらに高いレベルで頻繁に使用されます。
他の品詞
- 形容詞: individual(個々の、個人的な)
例) “individual differences” (個々の違い) - 副詞: individually(個別に、個々に)
例) “We will assess the students individually.” (私たちは学生を一人ひとり評価します) - 関連名詞: individuality(個性 / 独自性)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語: in- (ラテン語由来で「中に」「否定」を示す場合が多いが、由来の形は “individuus”〈不可分の〉が元)
- 語幹: divid(ラテン語の divid - 「分ける」)
- 接尾語: -ual(形容詞を作る語尾だが、そこから名詞としても機能している)
もともとラテン語で「分けられない」(in + dividuus) という意味合いがあり、一体の存在として「個人」を表すようになりました。
関連語や派生語
- individuality(個性)
- individualism(個人主義)
- individualist(個人主義者)
よく使われるコロケーション(10個)
- individual differences(個人差)
- individual rights(個人の権利)
- individual responsibility(個人の責任)
- individual needs(個々のニーズ)
- each individual(それぞれの個人)
- individual approach(個別のアプローチ)
- individual attention(個別の注意 / ケア)
- individual perspective(個人的視点)
- individual merit(個々の長所 / 値打ち)
- individual freedom(個人の自由)
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語 “individuus” (分割できない) → 中世フランス語 “individuel” → 英語 “individual”
「切り離せない、分けられないほど1つの単位」というイメージから派生し、「個人」「独自の存在」として使われます。歴史的には「個性」や「独立性」を強調する流れで広く普及しました。
ニュアンス・使用上の注意:
- 「個人」としてのアイデンティティを尊重する前向きなニュアンスが多いです。
- ビジネスやフォーマルな場面でもよく使われるため、比較的かしこまった印象もあります。
- 口語ではよりカジュアルに「person」とほぼ同義で使われることもありますが、「individual」のほうがやや専門的・厳密な感じを持つ場合が多いです。
4. 文法的な特徴と構文
名詞として: 可算名詞
- “an individual” / “individuals”
- 集団と対比して「一人」「一体」を指す点が明確です。
一般的な構文
- “Each individual has the right to…” (各個人には~する権利がある)
- “We treat every individual equally.” (私たちはすべての個人を平等に扱います)
形式的、もしくは学術論文などで「person」よりも正確に述べたいときに使用されるケースが多いです。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Every individual should make their own decision.”
- (誰でも自分自身の判断をするべきだよね。)
- “I believe each individual has unique talents.”
- (それぞれの人には、独自の才能があると思うよ。)
- “As an individual, I prefer living alone right now.”
- (個人としては、今は一人暮らしを好んでいるんだ。)
ビジネスでの例文(3つ)
- “Our company respects each individual’s contribution.”
- (当社はそれぞれの個人の貢献を重んじています。)
- “We need to recognize individual strengths to build a stronger team.”
- (より強固なチームを作るには、個々の強みを認識する必要があります。)
- “Individual performance reviews will be conducted every quarter.”
- (個人の業績評価は四半期ごとに行われます。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “The study examined how each individual responded to social pressure.”
- (この研究は社会的圧力に対して、それぞれの個人がどのように反応するかを調査しました。)
- “Individual variability plays a key role in psychological assessments.”
- (個人差は心理評価において重要な役割を果たします。)
- “We analyzed individual characteristics to find patterns in behavior.”
- (私たちは行動パターンを見つけるために個々の特性を分析しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- person(人):最も一般的に「人」という意味。よりカジュアル。
- human being(人間):人間性を強調するときに使われる表現。
- one(人、一人):文脈によっては「誰か一人」という漠然とした表現。
- single entity(一つの存在):より抽象的・学術的。
違い: “individual”は「集団との対比で一人ひとりを切り分けて考える」ニュアンスが強いのに対し、“person”はよりカジュアル。アカデミックやフォーマルな場面では“individual”が伝わりやすいです。
反意語
- group(集団)
- collective(集合体)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˌɪn.dɪˈvɪdʒ.u.əl/
- アクセント位置: 「di*VID*」(2番目の音節に強勢)
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「ジュ」の部分がやや強めに /dʒ/ で発音される傾向があります。
よくある間違いとしては、強勢の位置を間違えて「in*DI*vidual」とならないように注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “indivisual”などと書いてしまう間違い。
- 同音異義語との混同: 直接的な同音異義語はありませんが、派生形“individuality”や“individually”でつづりを混乱しやすいので注意。
- 試験対策: TOEICや英検、IELTSなどでも比較的上級レベルの問題で「個人の意識」「個人の権利」などを述べる際に出題される可能性が高い単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 暗記のコツ: 「インディビジュアル」とカタカナで書いてみて、アクセントを「ディビ」に置いて発声練習する。
- イメージ: “分割できない存在”を想像する → “in” + “divid” +“-ual” → “【分けられない一人】=個人”
- 「お一人様」を表すニュアンスで覚えると、使いこなしやすくなります。
以上が名詞「individual」の詳細解説です。集団の中の「一人ひとり」の存在を表すため、とても頻繁に用いられる重要単語です。ぜひ使い慣れて、フォーマル・インフォーマルを問わず活用してみてください。
(全体に対する)個人,個体
《話》《形容詞と共に用いて》(…な)人
復習用の問題
英語 - 日本語
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