最終更新日
:2025/01/28
human
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: human
品詞: 形容詞(※名詞として使われる場合もあります)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
意味(英語・日本語)
- 英語: relating to or characteristic of people or human beings.
- 日本語: 「人間の」「人間らしい」といった意味です。人間に関わるものや、人間特有の特徴・性質を表すときに使われます。「感情を持つ・弱さを持つ」といった、いかにも“人間らしい”ニュアンスが含まれます。
「human」は、「人間に関係するもの・普通の人間としての性質」を強調したいときに使われます。
活用形
形容詞なので、比較級・最上級にすることは一般的ではありません。ただし、文脈によっては「more human(より人間らしい)」や「most human(最も人間らしい)」という表現を見ることもあります。
他の品詞例
- human (名詞): 「人間」という意味(例: Humans are social creatures.)
- 派生語としては「humane(思いやりのある、人道的な)」などがあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- hum-: ラテン語の“homo(人間)”に由来。
- -an: 接尾語として「~の特質を持つ」「~に関する」という意味を持ちます。
派生語や類縁語
- humanity (名詞) : 人類、人間性
- humane (形容詞) : 思いやりのある、人道的な
- inhuman (形容詞) : 非人間的な、冷酷な
- superhuman (形容詞) : 常人を超えた
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- human rights(人権)
- human error(人的ミス)
- human nature(人間の本性)
- human body(人間の身体)
- human brain(人間の脳)
- human condition(人間の状況・存在条件)
- human behavior(人間の行動)
- human resources(人的資源、人事部)
- human development(人間の成長・発達)
- human dignity(人間の尊厳)
3. 語源とニュアンス
語源
「human」はラテン語の「humanus」から来ており、もともとは「人間に関わる」「人間的な」という意味を持ちます。
ニュアンス・使用時の注意点
- 感情や弱さ、または人間らしい特徴を強調したいときに使われることが多いです。
- 「humane」は「思いやりがある」「博愛主義的な」という意味で、スペルや発音が似ていますが意味が異なるので注意してください。
- フォーマル・カジュアルともに使われる一般的な単語です。特に文書やスピーチで「人間」「人間らしさ」を強調するときによく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文
- 「human + 名詞」: human rights, human error, human nature など。
- 名詞として使われる場合は「Humans are social animals.」のように複数形で表すことも多いです。
フォーマル/カジュアル
- フォーマル: レポート、論文、スピーチなどで、学術的に「人間」というテーマを扱うときに使用されます。
- カジュアル: 日常会話でも「It’s just human to make mistakes.」のように使われることがあります。
文法上のポイント
- 形容詞「human」は可算・不可算の概念はありませんが、名詞として扱う場合は原則可算(複数形: humans)です。
5. 実例と例文
日常会話の例文(3例)
- “It’s only human to feel nervous before a big exam.”
(大きな試験の前に緊張するのは人間として当然のことだよ。) - “Making mistakes is human, so don’t be too hard on yourself.”
(失敗するのは人間なら当然だから、あまり自分を責めないで。) - “Everyone has human flaws, and that’s what makes us unique.”
(誰にでも人間的な欠点があるし、それが私たちをユニークにするんだよ。)
ビジネスシーンの例文(3例)
- “We need to minimize human error in our production process.”
(生産工程における人的ミスを最小限に抑える必要があります。) - “Our company invests heavily in human resources development programs.”
(当社は人事育成プログラムに多額の投資を行っています。) - “Optimizing human capital is crucial for our long-term success.”
(人的資本の最適化は、長期的な成功の鍵となります。)
学術的な文脈の例文(3例)
- “Research on the human genome has advanced significantly in the last decade.”
(この10年で人間のゲノム研究は大きく進歩しました。) - “Their study examines human behavior under extreme stress conditions.”
(彼らの研究は極度のストレス下における人間の行動を調査しています。) - “Ethics is intrinsic to the understanding of human society.”
(倫理学は人間社会を理解する上で欠かせないものです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- mortal(死すべき存在の)
- 「人間らしい」という温かみのニュアンスは弱く、死すべき運命であることに焦点がある。
- 「人間らしい」という温かみのニュアンスは弱く、死すべき運命であることに焦点がある。
- anthropological(人類学の)
- 学術的に「人間に関する」と強く限定され、一般的な会話にはあまり出ない。
反意語
- inhuman(非人間的な、冷酷な)
- 「残酷で、人間らしい思いやりや感情がない」という否定的なニュアンス。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA(国際音声記号): /ˈhjuːmən/
- アメリカ英語: [ヒューマン](/ˈhjuːmən/ に近い発音。ただし地域差で /ˈjuː/ が弱くなることも。)
- イギリス英語: [ヒューマン](アメリカ英語とほぼ同じアクセントだが、口の奥で「ヒュー」の音を出す傾向がやや強い。)
- アメリカ英語: [ヒューマン](/ˈhjuːmən/ に近い発音。ただし地域差で /ˈjuː/ が弱くなることも。)
よくある間違いとしては “human” の最初の “h” が抜けて /ˈjuːmən/ と発音してしまうケースがあります。「ヒュー」の音を意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「human」を「humen」と書いてしまうなど。
- 「humane」との混同: 「humane」は「思いやりのある」、スペルが似ているが意味が違う。
- 「inhuman」と「inhumane」の区別: 「inhuman」は「人間とは思えないほど残酷」、 「inhumane」は「思いやりがない、人道に反する」。微妙なニュアンスの違いがある。
- TOEICや英検など試験で頻出: 「human resources」や「human error」などの表現はビジネス文書やリーディングでよく出題される。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「human」は「人間らしさ」に注目した単語です。思いやりや弱さ、「間違いを起こすのが人間だ」といった場面でよく登場します。
- スペルを覚える際には「hum + an」と区切って、「人間(man)の前にh u(ヒュー)を付けた」とイメージするのも手です。
- 「人間に関するもの」というイメージを大切にすると、類義語「humane」「inhuman」などの関連単語も覚えやすくなります。
以上が、「human」(形容詞)の詳細な解説です。「人間らしい」という性質を表すシーンで使える便利な単語なので、類縁語やコロケーションと合わせて理解を深めてください。
意味のイメージ
意味(1)
(動物・神に対して)人間の,人の
意味(2)
人間らしい,人間的な,人情味のある
復習用の問題
英語 - 日本語
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