英和辞書

half

/hɑːf/

限定詞

半分の / 不十分な,中途はんぱな

このボタンはなに？

I will be back in a half-hour.

半時間後に戻ります。

このボタンはなに？

解説

1. 基本情報と概要

単語

• half

品詞

• 限定詞 (determiner)
  


• 名詞 (noun)
  


• 代名詞 (pronoun)
  


• 副詞 (adverb) など

基本的な意味（英語 & 日本語）

• 英語: “Half” generally means “one of two equal parts of something.”
  


• 日本語: 「半分」、または「2つに分けたうちの1つ」を指します。
  

「half」は日常会話や文章でもよく使われる単語で、「全体の半分くらいの割合」を表したり、「一部分だけを示す」ニュアンスがあります。

活用形

• 単数形（名詞として）: half
  


• 複数形（名詞として）: halves (スペルに注意: f → v)
  

限定詞や副詞としては不変化ですが、名詞形の場合は複数形として “halves” が使われる点が特徴です。

他の品詞形

• 動詞形 “halve” (～を半分にする)
  
  例: “I need to halve the recipe.” (レシピを半分にする必要がある。)

難易度（CEFRレベル）

• A2 (初級): 日常的な会話でしばしば使われる、とても身近な単語です。

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2. 語構成と詳細な意味

語構成

• half は接頭語 semi- や hemi- と同じように「半分」を意味します。
  
  ただし、half 自体は古英語由来とされ、特に分かりやすい接頭語・接尾語に分解できるものではありません。

関連性・派生語

• halve (動詞): ～を半分にする
  


• halves (名詞複数形): 半分の部分を複数まとめて表す
  

代表的なコロケーション・関連フレーズ（10個）

1. half an hour （30分）
   


2. half a day （半日）
   


3. half a bottle （ボトル半分）
   


4. half the price （半額）
   


5. half of the population （人口の半分）
   


6. half asleep （半分寝ているような状態）
   


7. half finished （半分終わった状態）
   


8. more than half （半分以上）
   


9. cut (something) in half （～を半分に切る）
   


10. half measures （中途半端な手段）

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3. 語源とニュアンス

語源

• 古英語の “healf” に由来しており、ゲルマン諸語を通じて「半分」や「境界」を意味していました。

ニュアンス・使用時の注意

• 「全体の半分にあたる部分」をカジュアルにもフォーマルにも使える、非常にオールマイティな単語です。
  


• 「ちょっとだけ不足する」「不十分」といったニュアンスを出したいときに副詞形 (例えば “He was half joking” 「彼は半分冗談だった」) を使うこともあります。
  


• 過度に厳格・フォーマルな語感はなく、日常的にはあらゆる話し言葉と書き言葉で用いられます。

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4. 文法的な特徴と構文

1. 限定詞として (determiner)

   
   
   • “Half the students are absent.” (学生の半分が欠席している)
     
   
   
   • “Half these apples are rotten.” (これらのリンゴの半分は腐っている)
   
   



2. 名詞として (noun)

   
   
   • “I want half.” (“半分”が欲しい)
     
   
   
   • “Two halves make a whole.” (2つの半分が合わさると1つの全体になる)
   
   



3. 代名詞として (pronoun)

   
   
   • “Some people left, half remained.” (何人かは帰ったが、半数は残った)
   
   



4. 副詞として (adverb)

   
   
   • “I’m half done with my work.” (仕事は半分終わったところだ)
   
   

可算・不可算

• 名詞として “a half” や “halves” は可算扱いのときもありますが、量を表す場合はしばしば不可算的にも使います。

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5. 実例と例文

① 日常会話での例文

1. “I only slept for half an hour last night.”
   
   （昨夜は30分しか寝られなかったんだ。）
   


2. “Can you cut your sandwich in half? I’m not very hungry.”
   
   （サンドイッチを半分に切ってもらえる？あまりお腹すいてないんだ。）
   


3. “He’s half awake, half asleep right now.”
   
   （彼は今、半分目が覚めていて、半分眠っているような状態だ。）

② ビジネスシーンでの例文

1. “We managed to reduce the production cost to half.”
   
   （製造コストを半分に抑えることができました。）
   


2. “Half of our staff will work remotely this week.”
   
   （今週はスタッフの半数がリモート勤務を行います。）
   


3. “The project is only half finished, so we need more time.”
   
   （プロジェクトはまだ半分しか終わっていないので、もう少し時間が必要です。）

③ 学術的・フォーマルな文脈での例文

1. “Half of the data points indicate a significant correlation.”
   
   （データの半数が有意な相関を示しています。）
   


2. “The experiment was conducted with half the original sample size.”
   
   （実験は当初のサンプルサイズの半分で実施された。）
   


3. “Approximately half of the respondents agreed with the statement.”
   
   （回答者のおよそ半数がその意見に同意した。）

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6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. partial（部分的な）
   
   
   
   • “Partial” は「一部だけ」を強調し、必ずしも「半分」とは限りません。
     
   
   


2. semi- (prefix)（半～）
   
   
   
   • 「半ば～」を表す接頭語。具体的な数量を表すというよりは性質的に「半ば」を表すときに使われがちです。
     
   
   


3. fraction（一部分）
   
   
   
   • 分数全般や断片を表す言葉で、「半分」以外の細かい部分にも使われます。
   
   

反意語

• whole（全体）
  
  “Half” は「部分」、 “whole” は「全体」を表します。
  


• entire（全体の、完全な）
  
  同じように「部分」と対比される語です。

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7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号 (IPA):
  
  
  
  • アメリカ英語: /hæf/
    
  
  
  • イギリス英語: /hɑːf/
    
  
  


• アクセント: “half” の一音節目に強勢があります（音節自体は一つなので「ハーフ」という感じ）。
  


• よくある発音ミス:
  
  
  
  • アメリカ英語の /hæf/ を /hɑːf/ と混同したり、逆にイギリス英語風で発音して通じにくくなるケース。
    
  
  
  • “l” を発音してしまう（× /ha-lf/ のように）。
  
  

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8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “halfe” “harf” などと綴り間違えに注意。
  


• 複数形: 名詞形の複数は “halves” (/hævz/ /hɑːvz/) となり、f → v に変化する。
  


• 同音異義語との混同: “have” と似たようなスペルだが発音や意味が全く異なるので注意。
  


• 試験対策: TOEICや英検などでも、分数・割合を表す問題や、指示表現（“half of them”など）の文法問題で頻出。

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9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「ハーフタイム」(スポーツで試合の真ん中、休憩時間) を連想すると「half = 半分」と覚えやすいです。
  


• スペルは “l” が入っていないかのように発音されるので、「“h a f”」と覚えておきましょう (イギリス英語は“ハーフ”に近い音)。
  


• 「halves」は “half + s” ではなく “f → v” に変わることをイメージして、 “lives（住む）” や “knives（ナイフ）” のような f → v のパターンを関連づけて覚えると良いでしょう。

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以上が「half」の詳細な解説です。日常会話、ビジネス、学術のどの場面でも頻繁に登場する基本的な単語ですから、発音やスペル、使い方のバリエーションをしっかり押さえておくと英語力の底上げにつながります。

意味のイメージ

意味（1）

不十分な,中途はんぱな