account
1. 基本情報と概要
単語: account
品詞: 動詞 (他動詞)
意味(英語):
・“to explain or justify something” (例: “He could not account for his absence.”)
・“to form a particular amount or portion” (例: “These expenses account for half of our budget.”)
・“to regard or consider in a specified way” (例: “She was accounted a hero after saving the child.”)
意味(日本語):
・「説明する、釈明する」
・「(ある割合や部分を)占める」
・「~と見なす」
例えば「He accounted for his lateness by explaining the train delay.(彼は電車の遅延を理由に遅刻を説明しました)」のように、何かを説明するときに使ったり、「Women account for 40% of the workforce.(労働力の40%を女性が占めている)」のように、割合を占めるという意味でも使ったりします。堅めのシーンやビジネスシーンなどでよく見かける表現です。
活用形:
- 原形: account
- 三人称単数現在形: accounts
- 過去形: accounted
- 過去分詞形: accounted
- 現在分詞形: accounting
他の品詞例:
- 同じスペルの名詞 “account”「口座」「説明、報告」「勘定書」など。
CEFRレベル: B2(中上級)
(理由: 説明や理由を詳しく述べたり、統計的な文脈で「占める」という使い方ができるため、やや高度なレベルとされます。)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 前置要素(接頭語): 特に明確な接頭語はありません。(ac- は「~へ」というラテン語由来の接頭語ですが、countとの結合で直接的な意味を作る接頭語とは言いにくいです)
- 語幹(語源): count (「数える」「計算する」など)
派生語や類縁語
- accountable (形容詞): 「説明責任がある」「責任がある」
- accountability (名詞): 「説明責任」「責任」
- accountant (名詞): 「会計士」
- accounting (名詞・形容詞): 「会計」「会計の」
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- account for something – 「~を説明する」
- take into account – 「~を考慮に入れる」
- on account of – 「~のために」
- account for a certain percentage – 「ある割合を占める」
- be called to account – 「説明を求められる」
- account in detail – 「詳細に説明する」
- account fully – 「全面的に説明する」
- settle accounts – 「勘定を精算する/けじめをつける」
- account to someone – 「(誰かに)説明責任を負う」
- give a full account of – 「~を詳しく報告する/説明する」
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “computare” (数える)に由来する “count” がもとになっています。フランス語を経由し “acounten(報告する、計算に入れる)” という形で英語に入り、「説明する・勘定する」といった意味を派生させました。
- 歴史的な使用: 中世においては、主に金銭的な勘定を報告する意味で使用され、徐々に「説明をする」というニュアンスへ広がりました。
- ニュアンス:
- 「責任を持って説明する」「きちんと報告する」といったニュアンスを含むことが多いです。
- ビジネスやフォーマルな場面でよく使われますが、日常でも「説明する」の意味で使うことはあります。
- 「責任を持って説明する」「きちんと報告する」といったニュアンスを含むことが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞としての使い方: たいてい “account for + 目的語” の形で「~を説明する」「~の割合を占める」として用いられます。
- イディオム:
- “account for something” (主要イディオム)
- “take into account” (名詞の “account” と組み合わさったフレーズ)
- “account for something” (主要イディオム)
- フォーマル/カジュアル:
- 「説明する」「報告する」という意味で使う場合は、ややフォーマルな響きがあります。カジュアルな会話であれば “explain” を使うことが多い場合もあります。
- 「説明する」「報告する」という意味で使う場合は、ややフォーマルな響きがあります。カジュアルな会話であれば “explain” を使うことが多い場合もあります。
- 名詞 “account” との区別:
- 動詞 “account” を使う場面は名詞 “account” よりも限定的ですが、混同しないように文脈で判断します。
- 動詞 “account” を使う場面は名詞 “account” よりも限定的ですが、混同しないように文脈で判断します。
5. 実例と例文
a) 日常会話での使用例 (3つ)
“I can’t account for the mess in the living room; maybe my cat knocked things over.”
- (リビングの散らかりについて説明できないんだ。多分うちの猫がいろいろ倒したのかも。)
“How do you account for your sudden interest in cooking?”
- (なぜ急に料理に興味を持ったの? 説明できる?)
“That might account for why he didn’t show up tonight.”
- (それが彼が今夜来なかった理由の説明になるかもね。)
b) ビジネスシーンでの使用例 (3つ)
“We need to account for these additional expenses in our next budget plan.”
- (これらの追加費用を次の予算計画に考慮しなければなりません。)
“The CFO will have to account to the board for the sudden drop in profits.”
- (最高財務責任者は、利益の急落について取締役会に説明責任を負うことになるでしょう。)
“Please account for every item in the inventory before we close the quarter.”
- (四半期が終わる前に在庫のすべてをきちんと把握して報告してください。)
c) 学術的・専門的文脈での使用例 (3つ)
“In his study, the researcher attempts to account for the discrepancies in the experimental results.”
- (その研究で、研究者は実験結果に見られる不一致を説明しようと試みています。)
“The model fails to account for variables beyond its initial assumptions.”
- (そのモデルは初期仮定を超えた変数を説明・考慮できていません。)
“Economic theories must account for cultural differences as well as pure market forces.”
- (経済理論は、市場の力だけでなく文化的な違いも考慮しなくてはなりません。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
explain (説明する)
- より日常的。「説明する」がメインの意味。フォーマル度はやや低め。
clarify (明確にする)
- あいまいな点をはっきりさせるニュアンス。
justify (正当化する)
- 説明だけでなく、「正当性を示す」というニュアンスが強い。
represent (占める)
- 統計や数字で「割合を占める」場合に使われる。
反意語 (Antonyms)
- conceal (隠す、秘匿する)
(「説明しない」「隠す」という反対の動作を表す) - obscure (不明瞭にする、隠す)
(説明するどころか見えなくする、わかりにくくする。)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /əˈkaʊnt/
- アクセントは第2音節 “-count” に置かれます。
- アクセントは第2音節 “-count” に置かれます。
- アメリカ英語とイギリス英語での違い:
- 大きな差はありませんが、アメリカ英語では /əˈkaʊnt/、イギリス英語でも同じく /əˈkaʊnt/ で、母音の長さに少し違いが出る程度です。
- 大きな差はありませんが、アメリカ英語では /əˈkaʊnt/、イギリス英語でも同じく /əˈkaʊnt/ で、母音の長さに少し違いが出る程度です。
- よくある発音ミス:
- 最初の “a” を強く読むなどして “ˈæ-kaʊnt” にしてしまう誤り。正しくは曖昧母音 /ə/ (シュワー) で “ə-kaʊnt” となります。
- 最初の “a” を強く読むなどして “ˈæ-kaʊnt” にしてしまう誤り。正しくは曖昧母音 /ə/ (シュワー) で “ə-kaʊnt” となります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「account」は動詞か名詞かを文脈で区別する:
- 名詞 “account” は「口座」「報告」「説明(書)」などの意味、動詞 “account” は「説明する」「占める」。見分けるには文の構造を見る必要があります。
- 名詞 “account” は「口座」「報告」「説明(書)」などの意味、動詞 “account” は「説明する」「占める」。見分けるには文の構造を見る必要があります。
- スペルミス: “account” の二重 “c” と “o” の位置を取り違えないように。
- “account for” と “account to” の混同:
- “account for 〜 ”: 「〜を説明する / 〜を占める」
- “account to 〜 ”: 「〜(人)に対して説明責任を負う」
- “account for 〜 ”: 「〜を説明する / 〜を占める」
- 試験対策での出題ポイント:
- TOEICや英検では「account for ~ = ~を説明する」「~を占める」といった熟語が問われることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- ヒント: “a + count” のイメージ。「数える (count)」から始まって、「何が起きたかをきっちり説明して計算に入れる」という流れを思い出すと覚えやすいです。
- 覚え方の工夫:
- 「数える → 内容を把握 → 説明する」というストーリーにする。
- “account for” が「説明する・占める」であることをフレーズごとに覚える。
- 「数える → 内容を把握 → 説明する」というストーリーにする。
- 語呂合わせ: 「アカウント(口座)について説明する」→ 口座の説明と結びつけて「account = 説明する、占める」とイメージするのも良いでしょう。
以上が動詞 “account” の詳細な解説です。日常会話부터ビジネス、学術的文脈など幅広く使われますので、派生表現とあわせてマスターしてください。
〖for A〗Aを占める
Aを説明する
復習用の問題
英語 - 日本語
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