charter
1. 基本情報と概要
単語: charter
品詞: 名詞 (n.) / 動詞 (v.)
意味(英語)
- (名詞) A formal document issued by a ruler or government, granting rights or privileges; or an organizational document that outlines principles, rights, and responsibilities.
- (動詞) To hire or lease a vehicle (such as a plane or boat) for a specific purpose.
意味(日本語)
- (名詞) 政府や統治者などから権利や特権を与える「勅許(ちょっきょ)文書」、または団体や組織の基本的な理念・権利・責任などを定めた文書を指します。日常的には「チャーター便」や「チャーターボート」など、交通や乗り物の一時的な貸し切りを指す文脈でも「チャーター」という言葉が使われます。
- 例: 「会社や団体の基本的な枠組みを定める文書」を指す場合や、「(飛行機や船などを)貸し切る契約」として使われる場合があります。
- 例: 「会社や団体の基本的な枠組みを定める文書」を指す場合や、「(飛行機や船などを)貸し切る契約」として使われる場合があります。
- (動詞) 飛行機や船などを貸し切ることを言います。
- 例: 「We chartered a boat for the day.(私たちは一日ボートをチャーターした)」のように使われます。
「charter」は、組織や活動の基本理念を示した公式文書や、乗り物を借り切る行為を表す単語です。ややフォーマルなニュアンスを含む場合が多いですが、旅行などの実用的な場面でも頻繁に見かけます。
動詞の活用形:
- 現在形: charter / charters
- 過去形: chartered
- 過去分詞: chartered
- 現在分詞: chartering
- 現在形: charter / charters
他の品詞への派生例:
- 形容詞: chartered (例: a chartered accountant = 公認会計士)
- 名詞: charterer (チャーターする人・業者)、chartering (チャーター行為、契約)
- 形容詞: chartered (例: a chartered accountant = 公認会計士)
CEFRレベルの目安
- B2(中上級)
- 公的文書や特別な契約書など、抽象的で少し専門的な内容を理解する必要がある単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- charter は一つの語幹として用いられ、明確な接頭語や接尾語は一般的に含まれません。
- 語源は、中世ラテン語の
chartula
(小さな文書)や、古フランス語のcharte
(文書)に遡るとされています。
派生語・関連語
- chartered: 資格を有した、特許を与えられた(名詞の前につけて形容詞として使う場合が多い)
- charterer: チャーターする人、契約する者
- chartering: チャーター契約、チャーター行為
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- charter flight → チャーター便
- charter school → チャータースクール(公的資金援助を受ける特別認可学校)
- company charter → 会社設立文書
- city charter → 市憲章
- charter boat → チャーター船 (貸し切りボート)
- grant a charter → 特許状を与える(権利を承認する)
- revoke a charter → 特許状を取り消す
- constitutional charter → 憲法上の勅許文書
- charter membership → 創設会員資格
- under the charter → (ある勅許文書や組織文書)に基づいて
3. 語源とニュアンス
語源
- 「charter」という単語は、ラテン語の「charta(紙・文書)」に由来し、古フランス語
charte
を経て英語に入りました。もともとは「文書や記録」を指し、そこから「特定の権利や特許を与える正式な文書」の意味に派生していきました。
ニュアンス・使用上の注意
- 組織や政府などの公式文書を想起させるため、ややフォーマルな印象があります。
- 交通手段を貸し切る比喩的な表現で、「タクシーをチャーターする(en)」のようにカジュアルに使われる例もあります。
- ビジネス文章や法的文章、契約関連で登場しやすい語ですが、一般でも「charter flight(チャーター便)」や「charter bus(貸し切りバス)」などでよく見かけます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての使い方
- 可算名詞 (a charter / the charter):文書や権利といった独立した概念を表すときに「a/the」を付けることが一般的です。
- 可算名詞 (a charter / the charter):文書や権利といった独立した概念を表すときに「a/the」を付けることが一般的です。
- 動詞としての使い方
- 他動詞 (to charter something):「何かを貸し切る」「何かに特許を与える」という意味で目的語を必要とします。
- 例: “They decided to charter a bus for the wedding guests.” のように、必ず何をチャーターするのかが文中に入ります。
- 他動詞 (to charter something):「何かを貸し切る」「何かに特許を与える」という意味で目的語を必要とします。
使用シーン
- フォーマル: 法律文書や契約書、組織の独立性を定めた文書など
- カジュアル: 旅行やイベントなどで乗り物を貸し切る契約の話題
5. 実例と例文
日常会話での例文
“We decided to charter a boat for the fishing trip.”
- (私たちは釣り旅行のためにボートをチャーターすることに決めました。)
“The family chartered a small plane to reach the remote island.”
- (その家族は人里離れた島に行くため、小型飛行機をチャーターしました。)
“Under the city’s new charter, local businesses get more support.”
- (新しい市憲章のもとで、地元の企業はより多くの支援を受けられます。)
ビジネスでの例文
“Our company charter outlines our mission and core values.”
- (当社の基本文書は、当社の使命および核心となる価値観を示します。)
“They chartered a bus to transport all the conference attendees.”
- (彼らは会議の参加者全員を送迎するため、バスをチャーターしました。)
“We need to review the organization’s charter before making structural changes.”
- (組織構造を変更する前に、団体の基本規約を確認する必要があります。)
学術的な文脈での例文
“The Magna Carta is often cited as one of the most famous medieval charters.”
- (マグナ・カルタは、中世における最も有名な勅許状の一つとしてよく引用されます。)
“This charter granted local lords extensive privileges over the region.”
- (この文書は地域に対して、地元領主に広範な特権を与えました。)
“The university’s charter must comply with national education standards.”
- (大学の設立要項は、国家の教育基準を順守しなければなりません。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- document (文書)
- 一般的な単語で、あらゆる文書を指します。公式・非公式問わず幅広い文書をカバー。
- 一般的な単語で、あらゆる文書を指します。公式・非公式問わず幅広い文書をカバー。
- contract (契約)
- 法的拘束力のある合意書を指します。charterは“特許状”や“特定目的の貸し切り”により特化。
- 法的拘束力のある合意書を指します。charterは“特許状”や“特定目的の貸し切り”により特化。
- constitution (憲法)
- 国や組織の根本ルールを定める文書という点では似ていますが、規模や対象がより大きい場合に使われます。
- 国や組織の根本ルールを定める文書という点では似ていますが、規模や対象がより大きい場合に使われます。
- license (免許・認可)
- 公式に許可する文書。charterも権利を与える公的文書を表しますが、licenseは許可条件に着目している点が異なります。
- 公式に許可する文書。charterも権利を与える公的文書を表しますが、licenseは許可条件に着目している点が異なります。
反意語 (Antonyms)
- revoke (取り消す)
- 文書や権利などを正式に無効にすること。ただし、charterそのものの“反意語”というよりは、charterが与える権利を打ち消す行為です。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- イギリス英語 (BrE): /ˈtʃɑː.tər/
- アメリカ英語 (AmE): /ˈtʃɑːr.t̬ɚ/
- イギリス英語 (BrE): /ˈtʃɑː.tər/
アクセント: 「char-」の部分に強勢があります。
発音の違い:
- イギリス英語は “-ter” が /tər/ に近い音。
- アメリカ英語では “-ter” が /t̬ɚ/ (舌を軽く弾くような音) になる場合があります。
- イギリス英語は “-ter” が /tər/ に近い音。
よくある間違い: “ch” の音を /ʃ/(シ)で発音してしまう事例がまれにありますが、正しくは /tʃ/(「チ」の音)です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “charter” の綴りを “chater” あるいは “charterr” などと間違えることがあるので注意。
- “charter” の綴りを “chater” あるいは “charterr” などと間違えることがあるので注意。
- 同音異義語との混同
- “charter” と “charterer” は似ていますが、前者は名詞または動詞、後者は “チャーターする人/業者” という名詞です。
- “charter” と “charterer” は似ていますが、前者は名詞または動詞、後者は “チャーターする人/業者” という名詞です。
- TOEICや英検での出題傾向
- ビジネスシーンや正式な文書を扱う設問で “charter” が出る場合があります。特に貸し切り便や会社設立など、具体的な文脈に関連して出題されやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 紙(charta)に由来する文書 → “charter” と “chart” はどちらもラテン語の“紙”に由来し、視覚的なイメージ(紙・文書)と関連づけて覚えると良いでしょう。
- “チャーター便”を連想 → 飛行機や船を貸し切るシーンを頭に思い浮かべれば、貸し切りの意味の動詞「charter」を覚えやすくなります。
- ストーリーでイメージ → 「王様が特定の都市にcharter(勅許)を与えた」という歴史的イメージを思い浮かべると、“公的権利を付与する文書”というニュアンスが自然と身につきます。
以上が “charter” の詳細な解説になります。公的文書や貸し切りの意味など、幅広い場面で使われる単語ですので、ぜひ使い方を覚えてみてください。
(君主・政府などが人民・組織・個人に与える権利の)特許状,免許状,憲章
(組織の趣旨を述べた)憲章
(バス・飛行機・船などの)貸借契約
〈組織など〉‘に'特許(免許)を与える
(契約によって)〈バス・飛行機・船など〉'を'借り切る
復習用の問題
英語 - 日本語
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