最終更新日
:2025/01/27
candidate
解説
1. 基本情報と概要
単語: candidate
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A person who is being considered for a position, award, or election.
意味(日本語): 職や賞、選挙などの候補者、立候補者、志望者。
「あるポジションや役職、賞などを得ようとしている人」というニュアンスで使われます。仕事の面接や選挙、試験など、多岐にわたる分野で使われる単語です。
活用形
- 名詞なので、複数形はcandidatesになります。
- 他の品詞形としてはあまり一般的ではありませんが、動詞形で “to candidate” は通常使いません。関連語として “candidacy” (名詞:候補者としての地位、立場) があります。
CEFRレベルの目安
- B2 (中上級): 選挙や応募に関する語彙として、政治や職業などのトピックで用いられやすい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語・接尾語・語幹
- 特に明確な接頭語・接尾語はありません。語源的にはラテン語の candidatus(白い衣をまとった人)という語から来ています。
- 派生語
- candidacy (名詞): 立候補・候補者であること
- candidacy (名詞): 立候補・候補者であること
- よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選
- presidential candidate(大統領候補)
- job candidate(求職者、仕事の候補者)
- political candidate(政治的な候補者)
- suitable candidate(適任の候補者)
- potential candidate(見込みのある候補者)
- leading candidate(有力候補)
- shortlist a candidate(候補者を最終選考に残す)
- candidate for a position(ポジションの候補者)
- ideal candidate(理想的な候補)
- interview candidate(候補者と面接する)
- presidential candidate(大統領候補)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
ラテン語の candidatus(白い服を着た人)から来ています。古代ローマで、政治家が選挙活動中に白いトーガ(上着)を着て人前に出ていたことに由来します。 - 使用時のニュアンス・注意点:
- 一般的には「候補者」や「志望者」を表すフォーマルな単語ですが、選挙や就職など公的・公式な文脈でよく使われます。
- 「この人が候補として考えられている」というニュアンスを強く含みます。
- 一般的には「候補者」や「志望者」を表すフォーマルな単語ですが、選挙や就職など公的・公式な文脈でよく使われます。
- 口語か文章か、カジュアルかフォーマルか:
- 日常会話でも使われますが、ややフォーマル度が高いです。選挙やビジネス、公式な手続きに関連して使われる場合が多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞: 可算名詞 (a candidate, two candidates, 等)
- 一般的な構文・イディオム:
- “He is a strong candidate for the job.”
- “She announced her candidacy for mayor.” (→ 派生語 “candidacy” を使用)
- “We interviewed all the shortlisted candidates.”
- “He is a strong candidate for the job.”
- 使用シーン:
- 選挙候補に関して: “She is a candidate for president.”
- 就職活動: “How many candidates have applied for this position?”
- 選挙候補に関して: “She is a candidate for president.”
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル寄り)
- “I heard your sister is a candidate for the local election. That’s exciting!”
(あなたの妹さんが地方選挙に立候補しているって聞いたよ。すごいね!) - “We have three candidates for the babysitter position. Which one do you prefer?”
(ベビーシッターの候補者が3人いるんだけど、どの人がいいと思う?) - “They’re looking for a new team leader. Are you a candidate?”
(新しいリーダーを探しているんだって。あなたは候補になってる?)
ビジネスシーン
- “We received over fifty applications, but we have narrowed the list down to five candidates.”
(50以上の応募がありましたが、5人の候補者に絞りました。) - “The ideal candidate should have at least three years of experience in this field.”
(理想的な候補者はこの分野で少なくとも3年の経験があるべきです。) - “Could you arrange interviews with the shortlisted candidates next week?”
(来週、最終候補者との面接を設定してもらえますか?)
学術的な文脈
- “We are seeking a PhD candidate who specializes in clinical psychology.”
(臨床心理学を専門とする博士課程の候補者を探しています。) - “He is a leading candidate for the Nobel Prize in Physics.”
(彼は物理学のノーベル賞における有力候補です。) - “The research lab is looking for a suitable candidate to lead their new project.”
(その研究室は、新プロジェクトを率いるのに適した候補者を探しています。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語 (Synonyms)
- applicant : 応募者(特に職や学校に申し込む人を指す)
- contender : 競合者、競争相手(コンペティションなどで勝ち上がってきている人)
- nominee : ノミネートされた人(賞や役職に正式に推薦された人)
- applicant : 応募者(特に職や学校に申し込む人を指す)
これらは「候補になる人」を広く指しますが、
- applicant は申請・申し込みベース
- contender は競争の要素が強い
nominee は公式の推薦や指名が行われている、というニュアンスです。
- 反意語 (Antonyms)
- 反意語 (Antonyms)
非常に直接的な反意語はありませんが、文脈によっては「rejectee(不採用者)」などがあります。ただし、一般的にあまり使われない語です。
例えば「incumbent」(現職) は文脈によって対比的に使われることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈkændɪdeɪt/ または /ˈkændɪdət/
- アクセント: 最初の音節 “can” にストレスがあります。
- アメリカ英語とイギリス英語での違い:
- アメリカ英語では「カン-dih-deit」のようにややはっきり区切って発音されることが多いです。
- イギリス英語では後ろの母音が弱まって「カン-dih-dət」のように発音されることもあります。
- アメリカ英語では「カン-dih-deit」のようにややはっきり区切って発音されることが多いです。
- よくある発音の間違い:
- 「can-di-date」と3音節で明瞭に発音しないで、「candi-dite」などと濁ってしまうことがあるので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “candidiate” や “candiate” といった間違いが多いです。
- 同音異義語との混同:
- “candid” (率直な) とスペルが似ていますが、意味が全く違います。
- “candid” (率直な) とスペルが似ていますが、意味が全く違います。
- 試験対策・資格試験への出題傾向:
- TOEICやビジネス英語、就労関連の試験では “job candidate” や “candidate for a position” などでしばしば登場します。
- 選挙に関わる文章でも、スピーチのトピックとして出ることがあります。
- TOEICやビジネス英語、就労関連の試験では “job candidate” や “candidate for a position” などでしばしば登場します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ:
- 語源から学ぶ:ラテン語の “candidatus”=「白い衣をまとう人」→ 選挙の候補者が白い服を着ていた → “candidate” の由来、とイメージすると印象に残りやすいです。
- 「can」できる、「d(ディ)」、「date(日付)」を無理やりつなげ、「その日に ‘できる’ 人が ‘candidate’(候補者)だ」と連想してもよいかもしれません。
- 語源から学ぶ:ラテン語の “candidatus”=「白い衣をまとう人」→ 選挙の候補者が白い服を着ていた → “candidate” の由来、とイメージすると印象に残りやすいです。
- 勉強テクニック:
- “candidate” を目にするたびに「白いトーガを着たローマ人の姿」を思い浮かべる。
- スペルを分解して繰り返し書く練習をする。
- “candidate” を目にするたびに「白いトーガを着たローマ人の姿」を思い浮かべる。
以上が “candidate” の詳細な解説です。選挙や採用のシチュエーションで頻繁に登場する、フォーマル度のやや高い名詞なので、ぜひ覚えて使ってみてください。
意味のイメージ

意味(1)
(…の)候補者,志願者《+for+名》
復習用の問題
英和辞書

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