最終更新日 :2025/01/28

well‐built

形容詞

(建物)しっかりした造り、(人)体格のよい

このボタンはなに?

その家はしっかりした造りです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: well-built

品詞: 形容詞 (Adjective)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 「well(十分に)+built(建てられた, 作り上げられた)」という意味を持ち、「体格がしっかりしている」「頑丈に作られている」といったニュアンスを含みます。

  • 人や物の「しっかりとした作り」や「頑丈さ」を表します。たとえば「筋肉質でがっしりした体格」であったり、「建物の造りがしっかりしている」という場合に使われます。

活用形


  • 形容詞のため、通常は「well-built」の一形で用いられます。比較級・最上級としては、あまり一般的ではありませんが、「more well-built」「most well-built」という形も可能ではあります(ただし「better built」「best built」と表現されることもあります)。

他の品詞への派生例


  • “build” は動詞(建てる、作り上げる)ですが、「well-built」はその過去分詞「built」を形容詞化し、「well」を組み合わせてできた表現です。

  • 同じ「build」という語幹を使った名詞「building(建物)」、動詞「rebuild(再建する)」、形容詞「built-in(組み込みの)」などが存在します。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語(prefix): なし(“well” は副詞だが、ここでは形容詞を修飾する形として機能し、便宜的に前半部分ととらえられる)

  • 語幹(stem): “built” (動詞 “build” の過去分詞)

  • 接尾語(suffix): なし

意味の詳細


  • well-built: 「しっかりと作られている」「体格がよい」「がっしりしている」「堅牢」というニュアンス。人の場合は特に「筋肉質で体格がいい」、物(建物や機械など)の場合は「頑丈さ」を指す。

コロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. well-built man – (体格の良い男性)

  2. well-built construction – (頑丈な建造物)

  3. well-built furniture – (しっかりした作りの家具)

  4. well-built foundation – (堅固な土台)

  5. a well-built body – (がっしりした体格)

  6. well-built structure – (堅固な構造)

  7. well-built machine – (しっかり作られた機械)

  8. well-built system – (しっかり構築されたシステム)

  9. well-built house – (頑丈な家)

  10. well-built physique – (がっちりした体つき)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「well」は古英語の「wel」(十分に)に由来し、「built」は動詞「build」の過去分詞で、古英語で「byldan」(家などを建てる)にさかのぼります。

  • 歴史的使用: 古くから「よい状態で作られた」を表す言葉として、特に人の体格や建物などの物理的構造について使われてきました。

  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 人について使う場合は「筋肉質・がっしりした体格」に好意的なニュアンスがあります。英語圏では「attractive」(魅力的)というポジティブなニュアンスを含むことも多いです。

    • 建物やモノについては「 sturdy(頑丈な)」「solid(しっかりした)」などと近い感覚です。カジュアルでもフォーマルでも使えますが、人を形容するときはやや直接的なイメージ表現になるので、使う場面に応じて配慮が必要です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞: 名詞を修飾するときに用いられます(e.g., “He is a well-built man.”)。

  • 使われ方:


    • 述語的用法: “He is well-built.”

    • 限定用法: “He is a well-built athlete.”


  • フォーマル/カジュアル: 人を形容する場合はややカジュアルより。建物などを形容する場合は日常会話からビジネス文書まで幅広く使われる表現です。

  • 可算・不可算など: 形容詞のため、可算・不可算の区別は不要です。


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的文脈で、それぞれ3つずつ例文を示します。

A. 日常会話での例文


  1. “He’s really well-built. I wonder if he goes to the gym every day.”


    • 「彼は本当にがっしりしているね。毎日ジムに通っているのかな。」


  2. “This table is well-built, so it should last for years.”


    • 「このテーブルはしっかりした作りだから、長持ちするはずだよ。」


  3. “My neighbors have a well-built fence around their garden.”


    • 「近所の家の庭には、頑丈な柵があるんだ。」


B. ビジネスシーンでの例文


  1. “We need a well-built server to handle high traffic on our website.”


    • 「当社のウェブサイトの高いアクセス量を処理できる、しっかりしたサーバーが必要です。」


  2. “A well-built marketing strategy can significantly improve our sales.”


    • 「しっかりと構築されたマーケティング戦略は、当社の売上を大きく伸ばすことができます。」


  3. “Our new office chairs are well-built and ergonomically designed.”


    • 「新しいオフィスチェアは頑丈で、人間工学的にもよく設計されています。」


C. 学術的/専門的文脈での例文


  1. “Their research model is well-built, incorporating both quantitative and qualitative methods.”


    • 「彼らの研究モデルは頑丈に構築されており、定量的・定性的手法の両方を取り入れています。」


  2. “A well-built prototype must undergo rigorous testing before mass production.”


    • 「頑丈な試作品は、大量生産に入る前に厳格なテストを受けなければなりません。」


  3. “His argument is well-built and supported by extensive data.”


    • 「彼の主張はしっかりと組み立てられており、多くのデータに裏付けられています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. sturdy(しっかりした、丈夫な)


    • 「well-built」よりも素材や耐久性を強調するイメージ。


  2. robust(強健な、頑強な)


    • 頑丈さや活力を示す、ややフォーマル。


  3. muscular(筋肉質の)


    • 人に限定して使う場合が多く、「筋肉が発達している」ことを強調。


  4. solid(堅固な、しっかりした)


    • 物や抽象的な計画・理論にも使える。丈夫さや安定感のニュアンス。


  5. stocky(ずんぐりした体格だががっしりした)


    • 主に人の体格だけを表すときに使う。


反意語


  1. fragile(壊れやすい、もろい)

  2. weakly-built(しっかりしていない作り、あるいは華奢な)

  3. flimsy(薄っぺらの、ちゃちな)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˌwɛlˈbɪlt/


    • アメリカ英語(AE)でもイギリス英語(BE)でも大きく違いはありません。

    • “well” の「wɛl」の部分は軽く発音し、「built」のほうにやや強勢が置かれることが多いです。


  • よくある発音の間違い:


    • [bɪld] と混同してしまうケース(built を “build” と発音しそうになる)

    • “well” を「ウェル」よりも「ウィル」のように発音してしまうケース



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「well build」や「wel-built」のように、ハイフンの入れ忘れ・つづりのミスに注意。

  • 同音異義語との混同: “built” と “build” はスペルが似ているが発音が異なる。

  • 試験対策での出題傾向: 英検やTOEICのリーディングで人や物の描写として出ることがある。文中で「がっしりした」「頑丈な」という意味を理解する必要がある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「well(よい状態で)」+「built(建てられた)」=「よい状態で作られた」と覚えるとわかりやすいです。

  • 「建物もしっかり」「体格もしっかり」のイメージで覚えると混乱しにくいでしょう。

  • “well-built” を見たとき、頭の中で「よくできている、よく作られている」という絵を思い浮かべると定着しやすいです。

  • ハイフンつきの形容詞(well-built, well-known, etc.)は「well + 過去分詞」で「十分に~された」を表すことが多いと意識しておくと便利です。


以上が “well-built” の詳細解説です。筋肉質な体格から、建物やモノの頑丈さまで、幅広い状況で使える便利な形容詞なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
well‐built
意味(1)

(建物)しっかりした造り、(人)体格のよい

復習用の問題

(建物)しっかりした造り、(人)体格のよい

その家はしっかりした造りです。

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