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最終更新日 :2026/06/08

virtue

IPA(発音記号)
名詞

〈U〉美徳,徳;高潔 / (特に婦人の)節操,貞操 / 〈C〉 (特定の)道徳,美徳 / 〈U/C〉《...という》 長所, 美点 《of ...》 / 《…するという》効力,ききめ《of ...》

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: virtue

品詞: 名詞 (noun)

意味 (英語)

  • “Moral excellence” or “a good moral quality or habit.”

意味 (日本語)

  • 「徳」や「美徳」を指す言葉で、道徳的に優れた性質や行いを表すときに使われます。たとえば、正直さや思いやりのような良い性質や習慣を示すときに使われ、小説や哲学、宗教の文脈でもよく登場します。「美徳を重んじる」ようなシーンや、「正しい行いや高潔さ」といったニュアンスを伝えます。

活用形

  • 名詞なので、活用はありません。ただし、単数形「virtue」、複数形「virtues」として用いられます。

他の品詞への派生例

  • 形容詞: virtuous(「美徳のある、徳の高い」という意味)
    例: “a virtuous person” (徳の高い人)

CEFRレベル: B2 〜 C1

  • B2(中上級): 大半の文書で出会う単語をある程度理解できる
  • C1(上級): 幅広い場面で使われる語彙を把握できる

2. 語構成と詳細な意味

語構成

  • virtue はラテン語の “virtus” に由来し、そこからフランス語などを経て英語に入った言葉です。厳密な接頭語/接尾語はなく、「vir-(男らしさ・力)」という語根を含むと言われています(“vir” はラテン語で「男・人間」という意味)。

主な派生語や類縁語

  • virtuous (形容詞): 徳の高い
  • virtual (形容詞): (本質的に)実質上の, コンピュータ用語などで「仮想の」としてよく使われるが、語源的には “virtue” と関連

よく使われるコロケーション(10個)

  1. “Patience is a virtue.”
    (忍耐は美徳である)
  2. “practice virtue”
    (美徳を実践する)
  3. “cultivate virtue”
    (美徳を育む)
  4. “moral virtue”
    (道徳的美徳)
  5. “cardinal virtues”
    (主要な美徳、四元徳など)
  6. “virtue and vice”
    (美徳と悪徳)
  7. “virtue of honesty”
    (正直さの美徳)
  8. “by virtue of ~”
    (〜の理由で、〜によって)
  9. “the virtue of kindness”
    (親切心という美徳)
  10. “the virtue of humility”
    (謙虚さという美徳)

3. 語源とニュアンス

  • 語源: ラテン語の “virtus”(力・勇気・高潔さ)→ 古フランス語 “vertu” を経て英語化。もともとは「男らしさ」「力強さ」を意味した言葉が「高潔さ」「道徳的優秀性」というニュアンスに広がったといわれています。
  • ニュアンス:

    • 人の人間性や道徳性を賞賛するニュアンスが強い。
    • 宗教や哲学の文脈で使われると、もっと厳かな響きがある。
    • 「by virtue of ~」はややフォーマル表現。
    • 会話でも時々使われるが、「Patience is a virtue」など定型句的に用いられることが多い。
  • 使用時の注意点:

    堅い言葉の響きがあるため、カジュアルな口語で頻繁に使うとやや硬い印象を与えます。フォーマルなスピーチや文章、宗教や哲学的文脈、エッセイなどで登場しやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文

  • 可算・不可算: 「virtue」は基本的には不可算名詞のように扱われることが多いですが、「virtues」のように複数形で「美徳の種類」を数えるときは可算名詞的に使われることがあります。
    • 例: “He possesses many virtues, including honesty and patience.”
  • 一般的な構文
    1. “(Something) is a virtue.”
      • 例: “Patience is a virtue.”
    2. “Make a virtue of necessity.”(必要に迫られた状況を好機と考えてプラスに捉える)
    3. “By virtue of ~”(~の理由で、~によって): フォーマルな表現

5. 実例と例文

日常会話 (3例)

  1. “Patience is a virtue. Don’t rush things.”

    • 忍耐は美徳だよ。焦らずに行こう。
  2. “My grandmother always emphasized the virtue of kindness.”

    • 祖母はいつも親切心の美徳を強調していました。
  3. “I try to teach my kids the virtue of sharing with others.”

    • 子どもたちに他人との共有の美徳を教えようとしてるんだ。

ビジネス (3例)

  1. “In our corporate culture, integrity is regarded as a key virtue.”

    • 私たちの企業文化では、誠実さが重要な美徳とされています。
  2. “He was promoted by virtue of his outstanding performance.”

    • 彼は卓越した業績によって昇進しました。
  3. “Our brand’s virtue lies in its commitment to sustainability.”

    • 私たちのブランドの美徳は、持続可能性にコミットしている点にあります。

学術的な文脈 (3例)

  1. “Aristotle regarded virtue as a habitual disposition to choose the mean.”

    • アリストテレスは、美徳を「中庸を選択する習慣的性質」として捉えていた。
  2. “In ethics, the concept of virtue is central to the discussion of moral character.”

    • 倫理学において、美徳の概念は道徳的性格の議論において重要な位置を占める。
  3. “The study examines how societies define and reward virtue.”

    • この研究は、社会がいかにして美徳を定義し、評価しているかを考察します。

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

  1. goodness(善性)
    • 一般的に「善さ」を広く指す。
  2. righteousness(正義・正しさ)
    • 宗教的・道徳的正しさを強調。ややフォーマル。
  3. integrity(高潔さ、誠実さ)
    • 人としての完全性や誠実さを指す。ビジネス文脈に多い。
  4. morality(倫理性)
    • 道徳や善悪に関する考え方全般を指す。やや抽象的。

反意語 (Antonyms)

  1. vice(悪徳、悪習)
    • 美徳の反対、悪しき行い・性質。
  2. immorality(不道徳)
    • 道徳に反すること。
  3. wrongdoing(不正行為)
    • 法や道徳に反する行為。

「virtue」は個人の徳性に焦点がある一方、「morality」は社会的・文化的規範といった文脈が強いなど、微妙な違いがあります。


7. 発音とアクセントの特徴

  • 発音記号(IPA)

    • イギリス英語: /ˈvɜː.tʃuː/
    • アメリカ英語: /ˈvɝː.tʃuː/
  • アクセント (強勢)

    • 第1音節 “VIR-” に強勢があります。
    • イギリス英語での母音は「ヴァー」 (/vɜː/)、アメリカ英語では「ヴァー」 (/vɝː/) ですが、r の発音などが若干異なります。
  • よくある発音ミス

    • 語尾の /-tʃuː/ を /-tʃɑː/ と誤って伸ばしてしまうなど。
    • アクセントを第2音節に置いてしまう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

  1. スペルミス
    • “virture” や “virute” など、誤字が起きやすいので注意。
  2. 同音異義語との混同
    • “virtual” (仮想の) と混同しないように注意。
  3. 文脈による違い
    • “by virtue of ~” はフォーマルで、意味は「〜によって」。この語句を「美徳」と勘違いしないように。
  • 試験対策
    • TOEIC や英検などでは、文章中に「Patience is a virtue.」のような慣用句が登場することがあります。慣用表現として覚えておくとよいです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

  • 「パティエンス イズ ア ヴァーチュー (Patience is a virtue)」というフレーズで発音と意味をセットで覚えると忘れにくいです。
  • “virtue” は “virtual” とスペルが似ていますが、「-al」が付くと「仮想の」になり意味が変わってしまうので、そこをチェックポイントにすると覚えやすくなります。
  • 語源的に “vir”(男らしさ・力)+ “tus” と聞くと「力強い意志=高潔さ」をイメージすると覚えやすいかもしれません。

以上が、名詞 “virtue” の詳細な解説です。道徳的な美徳を表すフォーマルかつ抽象的な言葉なので、良い性質や習慣を強調したい時に使ってみてください。

意味のイメージ
virtue
意味(1)

{U}美徳,徳;高潔

意味(2)

{U}(特に婦人の)節操,貞操

意味(3)

{C}(特定の)道徳,美徳

意味(4)

{U}{C}(物・事・人などの)(…という)長所,美点《+of+名(doing)》

意味(5)

{U}{C}(…するという)効力,ききめ《+of doing》

復習用の問題

〈U〉美徳,徳;高潔 / (特に婦人の)節操,貞操 / 〈C〉 (特定の)道徳,美徳 / 〈U/C〉《...という》 長所, 美点 《of ...》 / 《…するという》効力,ききめ《of ...》

  1. Honesty is a virtue that should be valued.
  2. What do you feel are the virtues of this company?
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英語 - 日本語

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