最終更新日 :2025/01/27

sorry

形容詞

《補語にのみ用いて》悲しいと思う,すまないと思う,残念に思う / 《名詞の前にのみ用いて》くだらない,貧弱な / 《名詞の前にのみ用いて》哀れな,惨めな / 《丁重な断り・謝罪・弁解の表現として》すみませんが,悪いけど,ごめんなさい / 《おもに英》《よく聞きとれなかったときに用いて》おそれいりますが[もう一度]

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彼は自分の過ちを後悔した。

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解説

以下では、形容詞「sorry」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: sorry

品詞: 形容詞 (Adjective)

意味(英語): feeling or expressing regret, sadness, or pity

意味(日本語): 申し訳なく思う、悲しく思う、気の毒に思う

「sorry」は「I’m sorry.(ごめんなさい)」という表現でよく知られる単語です。基本的には謝罪や、誰かを気の毒に思う気持ちを表すときに使われます。とても日常的で、カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く使われています。

CEFRレベル: A2 (初級)

…初級学習者でも早めに習うほど一般的で、かつ頻繁に使われる単語です。

活用形


  • 形容詞:sorry

  • 副詞:sorrily → 使われる頻度は低いが、「申し訳なく」「哀れに」などの意味

  • 名詞:sorriness → 「申し訳なさ」「哀れさ」を表すが、あまり一般的ではない

他の品詞への変化の例


  • 「sorrow」(名詞) : 「悲しみ」または「悲しむこと」

    例)He felt great sorrow when his cat died.

  • 「sorrowful」(形容詞) : 「悲しみに満ちた」

    例)She had a sorrowful look on her face.

「sorry」と「sorrow / sorrowful」はスペルが似ていますが若干ニュアンスが違います。


  • 「sorry」は「申し訳ない」「残念に思う」「気の毒に思う」という感情を表す。

  • 「sorrow」は「深い悲しみ」を表し、より重々しい印象があります。


2. 語構成と詳細な意味

「sorry」にははっきりした接頭語や接尾語は含まれていません。語幹は「sorr-」のようにも見えますが、もともと古英語からの由来で、はっきり分解するのは難しい単語です。

「sorry」の主な意味をまとめると:


  1. 謝罪の気持ち

    「ごめんなさい」という謝罪を表す。

    例)I’m sorry for being late.(遅れてごめんなさい。)


  2. 残念・哀れに思う気持ち

    誰かの状況を気の毒に思うときに使う。

    例)I’m sorry to hear about your loss.(あなたの不幸を聞いて残念です。)


  3. 後悔・悔恨

    自分の行動を後悔しているとき。

    例)I feel sorry about what I said yesterday.(昨日言ったことを後悔しています。)


よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)


  1. be sorry for …

    …を申し訳なく思う、…を気の毒に思う

  2. sorry about the inconvenience

    不便をおかけしてすみません

  3. sorry to hear that

    それを聞いて残念です

  4. so sorry

    とても申し訳ない、非常に残念

  5. I’m sorry for your loss.

    (相手の不幸に対して)お悔やみ申し上げます

  6. sorry to say …

    残念ながら…と言わざるを得ない

  7. feel sorry for oneself

    自分を哀れに思う、自分に酔う

  8. make someone feel sorry

    (相手に)後悔の念を抱かせる

  9. sorry excuse

    お粗末な言い訳

  10. better safe than sorry

    「念には念を入れよ」の意、(失敗を)後悔するよりも安全策をとる方がまし


3. 語源とニュアンス

語源: 古英語の「sārig」(悲嘆に暮れた) や「sorh/sorg」(悲しみ)が語源とされています。この古英語の「sorg」は現代の「sorrow」にもつながっています。

歴史上、「sorry」は深い悲しみや嘆きを表す言葉でしたが、現代では主に「謝罪の気持ち」「気の毒に思う気持ち」を表す言葉としてよく使われます。特に「I’m sorry.」という決まり文句は謝罪の代名詞とも言えるほど一般的です。

ニュアンス: 申し訳なさ・悲しさ・気の毒さなど、多面的な感情を含みます。会話ではカジュアルに、「本当にごめんね」「ごめんなさい」と気軽に使われますが、ビジネスなどフォーマルな場面でも “I’m sorry...” と前置きして、失礼を詫びたり残念な気持ちを表すことが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として使われる場合、通常は「be動詞 + sorry」で使われます。

    例)I am sorry. / They are sorry.


  • 前置詞との組み合わせ


    • sorry about (何かについて申し訳なく思う/残念に思う)

    • sorry for (誰かに対して申し訳なく思う/同情する)

    • sorry to do (…して残念に思う/申し訳なく思う)


  • イディオム的表現: “I’m sorry to say…” (残念ながら…ということを言わざるを得ない)など。


フォーマルかカジュアルか:


  • “I’m sorry.” は日常会話でもビジネスでも使える汎用的表現。

  • さらに丁寧にしたい場合は “I sincerely apologize.” や “I’m terribly sorry.” を使います。

  • カジュアルには “Sorry about that.” などを多用します。


5. 実例と例文

それぞれ 日常会話 / ビジネス / 学術的文脈での例を挙げます。

(1) 日常会話


  1. “I’m sorry I forgot your birthday. Please forgive me.”

    (誕生日を忘れてごめんね。許して。)

  2. “Sorry, can you say that again?”

    (ごめん、もう一度言ってもらえますか?)

  3. “I’m really sorry, but I ate the last piece of pizza.”

    (本当にごめん、でもピザの最後の一切れを食べちゃった。)

(2) ビジネスシーン


  1. “I’m sorry for the inconvenience caused by the delay.”

    (遅延によるご不便をおかけして申し訳ありません。)

  2. “We’re sorry to inform you that your proposal was not accepted.”

    (残念ながらご提案をお受けできなかったことをお知らせいたします。)

  3. “I’m sorry, but I need more information to proceed with the project.”

    (申し訳ありませんが、プロジェクトを進めるためにさらに情報が必要です。)

(3) 学術的・フォーマルな文脈


  1. “I am sorry to report that the experiment yielded inconclusive results.”

    (実験結果が不確定なものであったと報告せざるを得ず、残念です。)

  2. “We are sorry to announce that the lecture has been canceled due to unforeseen circumstances.”

    (予期せぬ事情により講演が中止となったことをお知らせしなければならず、残念です。)

  3. “I regret to say we must postpone the conference; please accept our apologies.”

    (学会を延期せざるを得ず残念です。どうかご理解いただければ幸いです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. apologetic (アポロジェティック): 謝罪の気持ちを表す


    • “He was apologetic about the damage to the car.” (車の損害に対して謝罪の気持ちを表していた)


  2. regretful (リグレットフル): 後悔している


    • “She was regretful about her harsh words.” (彼女は厳しい言葉を後悔していた)


  3. remorseful (リモースフル): 罪悪感・深い後悔に苛まれている


    • “He felt remorseful after lying to his friend.” (友人に嘘をついたことに深い後悔の念を持った)


  4. sad (サッド): 悲しい


    • “I’m sad to see you go.” (あなたが去るのを見て悲しい)

      ※「sorry」よりも純粋な悲しさへのフォーカス度が強い


  5. sorrowful (ソロウフル): 深い悲しみに満ちた


    • “She wrote a sorrowful poem about her loss.” (彼女は自らの喪失感について悲しみのこもった詩を書いた)


反意語 (Antonyms)


  • unapologetic (ウナポロジェティック): 謝罪の気持ちがない

  • glad (グラッド): 嬉しい、喜んでいる

  • unremorseful (アンリモースフル): 後悔していない

「sorry」は謝罪や哀れみ、残念に思う気持ちを表すので、反意語は「謝らない」「気にしていない」「嬉しい」などの意味を持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • イギリス英語 (BrE): /ˈsɒr.i/

  • アメリカ英語 (AmE): /ˈsɑːr.i/

いずれの場合も、第一音節にアクセントがあります。


  • BrEでは「ソ(短いOの音)-リ」

  • AmEでは「サー(長めのAの音)-リ」

よくある間違いは “story” (物語) と似た感じで発音してしまうこと。


  • “story” は /ˈstɔː.ri/ などとなり、子音 [t] が入る点と母音が異なります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス

    “sory” “sorri” などと間違えやすい。正しくは “sorry”。

  2. “I’m sorry for” と “I’m sorry about” の使い分け


    • “I’m sorry for” の後は人や行動、人への配慮を示すときによく使う。

      例)I’m sorry for what I said.

    • “I’m sorry about” の後は物事や状況そのものへの謝罪・後悔によく使う。

      例)I’m sorry about the misunderstanding.


  3. 同音異義語との混同


    • “Sari” (サリー: インドの民族衣装) と音が似ている場合があるが、スペルも意味も異なる。


  4. 試験対策 (TOEIC・英検など)


    • “I’m sorry…” は基本表現としてリスニングや会話パートでよく出る。

    • 問題文に “apologize for” “excuse me” など関連表現が登場する場合も多いのでセットで覚えるとよい。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「sorry」と「sorrow」はつづりが似ていて、どちらも「悲しみ」に関係するというイメージをもつと覚えやすいです。

  • 「悲しい顔をして 'So〜' と言っている」とイメージすると「sorr(y)」というスペルが記憶に残りやすいかもしれません。

  • フレーズごとに覚えるのも効果的:


    • “I’m sorry for 〜.”

    • “Sorry to interrupt, but…”など。


“Sorry” は英語学習者が最初に覚えるべき重要な単語の一つです。日常でもビジネスでも頻繁に使いますから、しっかりと正しく使えるようになりましょう。

意味のイメージ
sorry
意味(1)

《補語にのみ用いて》悲しいと思う,すまないと思う,残念に思う

意味(2)

《名詞の前にのみ用いて》くだらない,貧弱な

意味(3)

《名詞の前にのみ用いて》哀れな,惨めな

意味(4)

《丁重な断り・謝罪・弁解の表現として》すみませんが,悪いけど,ごめんなさい

意味(5)

《おもに英》《よく聞きとれなかったときに用いて》おそれいりますが[もう一度]

復習用の問題

《補語にのみ用いて》悲しいと思う,すまないと思う,残念に思う / 《名詞の前にのみ用いて》くだらない,貧弱な / 《名詞の前にのみ用いて》哀れな,惨めな / 《丁重な断り・謝罪・弁解の表現として》すみませんが,悪いけど,ごめんなさい / 《おもに英》《よく聞きとれなかったときに用いて》おそれいりますが[もう一度]

He was sorry for his mistake.

彼は自分の過ちを後悔した。

英語 - 日本語

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