最終更新日
:2025/01/28
son-in-law
解説
以下では、英単語「son-in-law」について、詳細に解説を行います。
1. 基本情報と概要
単語: son-in-law
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語)
- The husband of one's daughter.
意味(日本語)
- 娘の夫のことです。
たとえば、自分の娘が結婚した相手の男性を指します。「義理の息子」とも言えますが、より正確には「娘の夫」として位置づけられます。家族で呼ぶ際に使われ、少しフォーマルな響きがあります。
活用形
- 単数形: son-in-law
- 複数形: sons-in-law
(複数形の場合、「son」ではなく「sons」が複数形になり、“in-law”の部分は変化しません)
他の品詞形
- 派生的に形容詞化されることは一般的にありませんが、「in-law」が付く他の名詞としては “daughter-in-law”, “mother-in-law”, “father-in-law” などが挙げられます。
CEFRレベルの目安
- B1(中級): 家族を紹介するときや、親族関係を説明するときに使用する語彙。会話で頻繁に出てくる単語ではありませんが、家族関係を説明する際に必要な単語です。
2. 語構成と詳細な意味
「son-in-law」は以下の要素で成り立っています。
- son : 男の子、息子
- in-law : 法律上の(結婚により生じた)親族関係を表す後部要素
婚姻関係によって成立する親戚関係のため、本人と“血縁”はありませんが、“娘の夫”という立場を示すときに正しく使われます。
派生語や類縁語
- daughter-in-law (娘の夫から見た場合: 嫁)
- father-in-law (義理の父)
- mother-in-law (義理の母)
- brother-in-law (義理の兄弟)
- sister-in-law (義理の姉妹)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- “My new son-in-law”
→ 「私の新しい娘の夫(新しい義理の息子)」 - “Welcome our son-in-law into the family”
→ 「家族に義理の息子を迎え入れる」 - “Proud of my son-in-law”
→ 「私の義理の息子を誇りに思う」 - “Close relationship with my son-in-law”
→ 「私の義理の息子との親しい関係」 - “Arguing with my son-in-law”
→ 「義理の息子と口論になる」 - “Introduce my son-in-law to relatives”
→ 「親戚に義理の息子を紹介する」 - “Attend my son-in-law’s graduation”
→ 「義理の息子の卒業式に出席する」 - “Exchange gifts with my son-in-law”
→ 「義理の息子と贈り物を交換する」 - “Discuss family matters with my son-in-law”
→ 「義理の息子と家族の問題を話し合う」 - “Invite my son-in-law for dinner”
→ 「義理の息子を夕食に招待する」
3. 語源とニュアンス
語源
- 「in-law」は古くフランス語やラテン語から派生した言葉で、法律(law)によって結ばれた関係あるいは婚姻関係を指す要素です。
- 「son-in-law」は中世英語からの伝統的な家族呼称で、法律上の“息子”という意味で使われてきました。
ニュアンス・使用時の注意
- 家族関係を表現する言葉なので、カジュアルにもフォーマルにも使用されますが、直接呼びかけとして使うことは一般的ではありません(呼びかける際は通常は名前を使う)。
- 書き言葉・スピーチ・会話など、さまざまな場面で必要に応じて使われる単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 一人の「son-in-law」から複数の「sons-in-law」となります。
- 文法的に「息子(son)」ではなく、あくまで「結婚によってできた家族関係の息子」なので、誤って “son” の複数形に “-in-law” を付けないように注意が必要です。
一般的な構文例
- “He is my son-in-law.”
- “I’m proud to call him my son-in-law.”
イディオム
直接的なイディオムはあまりありませんが、「in-law」を使った表現は家族関係全般に波及します。「in-law」ファミリーとしてまとめて「the in-laws」と呼ぶ場合もあります(例: “I’m visiting my in-laws for the holidays.”)。
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “I’m cooking dinner for my son-in-law tonight.”
(今夜は義理の息子のために夕食を作る予定なんだ。) - “My son-in-law is really good at fixing cars.”
(私の義理の息子は車の修理がとても上手いんだ。) - “I just met my daughter’s boyfriend, who might be my future son-in-law.”
(娘の彼氏に初めて会ったんだけど、将来の義理の息子になるかもね。)
(2) ビジネス
- “My son-in-law works at the same company as I do.”
(私の義理の息子は私と同じ会社で働いています。) - “I introduced my son-in-law to my colleagues at the benefit dinner.”
(チャリティーディナーで、同僚に義理の息子を紹介しました。) - “My son-in-law’s expertise in finance helped our family business.”
(義理の息子の金融に関する専門知識が、家族経営に役立ちました。)
(3) 学術的/フォーマル
- “In sociological studies, the role of the son-in-law within the extended family structure is often examined.”
(社会学の研究では、拡大家族の構造における義理の息子の役割がしばしば検討されます。) - “Historical records indicate that a son-in-law sometimes succeeded his father-in-law’s estate.”
(歴史的記録によると、義理の息子が時として義父の財産を相続することがあったようです。) - “The concept of a son-in-law is found across many cultures, often carrying different social expectations.”
(義理の息子という概念は多くの文化で見られ、しばしば異なる社会的期待を伴います。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語
- “stepson”: 再婚などで血縁関係のない「継息子」。ただし「son-in-law」とは異なり、「母親もしくは父親の再婚相手の息子」の意味です。
- “daughter-in-law”: 「息子の妻」にあたる女性。
- “in-laws”: 複数形で「配偶者の家族全員」、あるいは「義理の家族たち」を指します。
- “stepson”: 再婚などで血縁関係のない「継息子」。ただし「son-in-law」とは異なり、「母親もしくは父親の再婚相手の息子」の意味です。
※「son-in-law」と「stepson」は意味がまったく異なるので混同注意です。
- 反意語(直接的な反意語はありません)
- 家族関係上の用語なので、“反意語”というよりは「血縁の息子(son)」との区別が重要です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA) : /ˈsʌn.ɪn.lɔː/ (イギリス英語), /ˈsʌn.ɪn.lɔː/ または /ˈsʌn.ɪn.lɑː/ (アメリカ英語)
- アクセント: “SON-in-law” のように、最初の “son” の部分に強勢があります。
- イギリス英語とアメリカ英語の違いは終わりの “law” の発音 (“lɔː” vs. “lɑː”) 程度です。
- よくある間違いは “sun-in-law” などのスペリングの混同です。スペルは “son-in-law” です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「son」を「sun」と書かないように注意が必要です。
- ハイフンの使い方: “son-in-law” はふつう間にハイフンを入れます。しばしば “son in law” と空白で書く人もいますが、正式にはハイフンを挿入します。
- 意味の混同: 「stepson」と「son-in-law」はまったく意味が違うので注意しましょう。
- 試験対策: TOEICなどでは家族に関連する設問で出る可能性があります。文脈から血縁関係か婚姻関係かを区別できるようにしましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「in-law」は「法律で結ばれた親戚」というイメージ。「son」という単語に「-in-law」というパーツを付けることで「法律上の息子」というニュアンスを思い浮かべると覚えやすいです。
- “son” と “sun” は発音は同じでもスペルが違うので、「娘(daughter)の夫」の意味であることを頭に置けば間違いにくくなります。
- 家族関係を示す単語は、一度家族のツリー(家系図)にしてまとめて覚えると整理しやすいでしょう。
以上が、「son-in-law」に関する詳細解説です。娘の夫を指す場合に確実に使えるよう、ぜひ確認してみてください。
意味のイメージ

意味(1)
娘の夫,娘婿(むすめむこ)
復習用の問題
英和辞書

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