最終更新日
:2025/01/27
better
形容詞
《good の比較級》 いっそうよい,もっとすぐれた / 《wellの比較級》《補語にのみ用いて》(健康が)いっそうよい,(病気が)快方に向かって / (量・距離・時間などが)もっと多い
解説
1. 基本情報と概要
単語: better
品詞: 形容詞(比較級)、他に副詞や名詞、動詞としても使われる場合がある
意味(英語): “of superior quality or excellence; improved in some way”
意味(日本語): 「より良い、もっと上質な、改良された」
「“good” より一段高いレベルや質を表す単語です。相手や自分の状態・性能・能力などを比較して、“前より良くなった”と伝えるときに使います。」
- 形容詞の活用形: good – better – best
- 副詞の場合: well – better – best
- 名詞・動詞で使われるとき: “to better oneself”「自分を高める」、 “the better of something”「より良い部分」など
CEFRレベルの目安: A2(初級)~B1(中級)
- A2: 「超初心者からステップアップし、身近な話題を少し複雑に話せるレベル」
- B1: 「日常会話での比較や意見表現が自在になってくるレベル」
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: 比較級を示す語形そのものですが、古英語の “betera” に由来し、語幹 “bet-”(より良い)を含んでいます。
- 他の品詞との関連例:
- 動詞 “to better”: 「より良くする、改善する」
- 名詞 “the better”: 「より良いもの」
- 副詞 “better”: 「より良く、よりうまく」
- 動詞 “to better”: 「より良くする、改善する」
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- get better(良くなる)
- feel better(気分が良くなる)
- make something better(何かを改善する)
- better late than never(遅くてもやらないよりはマシ)
- better safe than sorry(念のため注意した方が後悔するより良い)
- better off(より良い状態にある)
- better than expected(予想よりも良い)
- for the better(より良い方向に)
- better idea(より良い考え)
- better solution(より良い解決策)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “betera” といわれ、さらに遡るとゲルマン祖語で「より良い」を意味する *batizo に由来するとされます。
- 歴史的な使用: 古くから比較級として使われ、“good” よりも上の質・状態・程度を表す表現として定着してきました。
- ニュアンス・使用時の注意:
- 口語で頻繁に使われ、フォーマル・カジュアルいずれのシーンでも用いられます。
- 感情的に「前より良い状態」を強調したいときに適しており、ビジネスや日常会話など幅広く使えます。
- 口語で頻繁に使われ、フォーマル・カジュアルいずれのシーンでも用いられます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞: 「A is better than B.(AはBより良い)」という比較構文が代表的。
- 使用シーン: カジュアルからフォーマルまで幅広く使用可能。
- 例: “the bigger, the better”(大きければ大きいほど良い)などの定型表現もあります。
- 他動詞・自動詞などでの使い分け(動詞の場合): “to better one’s life” は他動詞用法で「人生をより良くする」の意味。
5. 実例と例文
日常会話
- “I feel much better today compared to yesterday.”
(昨日に比べて今日はずいぶん気分が良いよ。) - “This coffee tastes better than the one I had before.”
(このコーヒーは前に飲んだのよりも美味しいよ。) - “It might be better to take an umbrella, just in case.”
(念のため傘を持っていった方がいいかも。)
ビジネス
- “We need a better marketing strategy to reach our target audience.”
(ターゲット層にリーチするために、より良いマーケティング戦略が必要です。) - “It would be better to confirm the details with the client before finalizing.”
(最終決定する前に、顧客と詳細を確認した方が良いでしょう。) - “Let’s aim for a better performance in the next quarter.”
(次の四半期では、より良い成果を目指しましょう。)
学術的・フォーマル
- “A better understanding of these theories will enhance our research.”
(これらの理論をよりしっかり理解することで、研究を高められます。) - “Introducing a better control mechanism could improve the overall results.”
(より良い制御機構を導入することで、全体的な結果が向上するでしょう。) - “We seek a better balance between theoretical and practical approaches.”
(理論的アプローチと実践的アプローチの間で、より良いバランスを模索しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- superior(より優れた)
- 「他より抜きん出た」というニュアンスが強い(フォーマル寄り)。
- 「他より抜きん出た」というニュアンスが強い(フォーマル寄り)。
- improved(改善された)
- 「前より良くなった状態」を示し、進行中のプロセスに用いられやすい。
- 「前より良くなった状態」を示し、進行中のプロセスに用いられやすい。
- enhanced(強化された)
- 「性能や価値が強化された」というニュアンスで、ややフォーマル。
- 「性能や価値が強化された」というニュアンスで、ややフォーマル。
反意語
- worse(より悪い)
- 同じ比較級の対賞語。「良さ」や「質」が下がったことを表す。
- 同じ比較級の対賞語。「良さ」や「質」が下がったことを表す。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- アメリカ英語: /ˈbɛtər/ または /ˈbɛɾɚ/(“t”が弾音化して「べダー」寄りになる)
- イギリス英語: /ˈbɛtə/(語尾の “r” をあまり発音しない)
- アメリカ英語: /ˈbɛtər/ または /ˈbɛɾɚ/(“t”が弾音化して「べダー」寄りになる)
- 強勢(アクセント): BET-ter で、第一音節「bet」にアクセントがきます。
- よくある発音の間違い: “bitter” /ˈbɪtər/(ビター)と混同する場合があるので注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “better” を “beter” などと書き間違えやすい。
- 同音異義・類似語: “bitter” と書き間違えやすいので要注意。
- 比較構文の混乱: “better” を使うときは “than” とセットで使うことが多いが、しばしば “then” と誤綴するミスが見られる。
- 試験対策上のポイント: TOEICや英検などでも、比較表現問題で“good – better – best” の正しい用法を問われやすい。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「better」は “good” に “+α” を加えたイメージで覚えるとよいです。
- スペルの “tt” は「良さが二つに増えた」とイメージし、忘れにくくします。
- また、 “bet”(賭け)+ “er” で「賭ける=何かを上回ろうとするイメージ」と連想するのも一案です。
最初は “good” との比較を強く意識しながら、使いこなせるようにすると、自然に身につきます。
意味のイメージ

意味(1)
(good の比較級;最上級は best)いっそうよい,もっとすぐれた
意味(2)
(量・距離・時間などが)もっと多い
意味(3)
(…より)いっそうよく
意味(4)
(程度・時間・距離などが)もっと多く;(…より)いっそう多く《+than…》
意味(5)
(wellの比効級;最上級はbest)《補語にのみ用いて》(健康が)いっそうよい,(病気が)前よりよい,快方に向かって
復習用の問題
《good の比較級》 いっそうよい,もっとすぐれた / 《wellの比較級》《補語にのみ用いて》(健康が)いっそうよい,(病気が)快方に向かって / (量・距離・時間などが)もっと多い
英和辞書

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