最終更新日
:2025/01/26
begin
解説
動詞「begin」を徹底解説
1. 基本情報と概要
意味
- 英語: to start something; to initiate an action or process
- 日本語: 「はじめる」「開始する」という意味です。
例えば、「作業を始める」「会議を開始する」というように、何かをスタートさせるときに使われる単語です。比較的シンプルに、「スタートする」というニュアンスを表すときに広く使われます。
品詞
- 動詞 (Verb)
活用形
- 現在形: begin
- 過去形: began
- 過去分詞形: begun
- 進行形: beginning
他の品詞形
- 名詞: beginning (「始まり」の意味)
- 例: “The beginning of the story was intriguing.” (物語の始まりは面白かった)
CEFRレベルの目安
- A2 (初級レベル)
大変基本的で日常会話にもよく登場する動詞です。ただし、過去形(began)や過去分詞(begun)などの不規則変化に慣れが必要です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「begin」は昔の英語形「beginnan」などから派生しており、現在の英語でははっきりした接頭語・接尾語の区切りはありませんが、元をたどると「be-」(強調や動作を引き起こす) + 「-ginnan」(始める)という構成とされています。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- begin to understand (理解し始める)
- begin a conversation (会話を始める)
- begin with a question (質問から始める)
- begin a journey (旅を始める)
- begin at dawn (夜明けに始める)
- begin training (トレーニングを始める)
- begin work on (〜の作業に取りかかる)
- begin a new chapter (新しい章を始める)
- begin from scratch (ゼロから始める)
- begin immediately (すぐに始める)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「begin」は古英語「beginnan」から来ており、「be-」(強調)と「ginnan」(始まる)が組み合わさった語とされています。古くから「開始する」という意味で使われており、現代英語でも非常に基本的な動詞です。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「begin」はフォーマル・カジュアルどちらでも広く使えます。
例: “Let’s begin.” (さあ、始めましょう) と、口語でも書き言葉でも頻繁に用いられます。 - 「start」や「commence」よりもやや文語寄りに感じる場合もありますが、ほぼ同じニュアンスで日常的にも問題なく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
構文上のポイント
「begin」は他動詞・自動詞どちらの使い方も可能です。
例1 (他動詞): “Let’s begin the meeting.” (会議を始めましょう)
例2 (自動詞): “The show will begin at 7 p.m.” (そのショーは午後7時に始まります)「begin + 不定詞 (to V)」と「begin + 動名詞 (V-ing)」の両方が可能ですが、意味の違いはほとんどありません。若干「begin + to不定詞」は「これから始める意志」を強調する傾向があります。
例: “I began to study.” = “I began studying.” (どちらも「勉強を始めた」)
イディオム・一般的な表現
- “to begin with” : まず最初に、手始めに
例: “To begin with, let’s outline our plan.” (まず最初に、計画を概略します)
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Let’s begin cooking now before everyone arrives.”
(みんなが来る前に料理を始めよう。) - “What time does the movie begin?”
(映画は何時に始まるの?) - “I want to begin exercising regularly next week.”
(来週から定期的に運動を始めたいです。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Let’s begin the meeting with a quick introduction.”
(会議を手短な自己紹介から始めましょう。) - “We will begin operations in the new branch next month.”
(来月に新支店で業務を開始します。) - “Could you please begin drafting the project proposal?”
(プロジェクト提案書の作成に取りかかっていただけますか?)
(3) 学術的な文脈での例文
- “We should begin our research by reviewing the existing literature.”
(先行研究を確認するところから私たちの研究を始めるべきです。) - “To begin with, the hypothesis requires thorough examination.”
(まずは仮説を徹底的に検証する必要があります。) - “Before we begin the experiment, let’s ensure all equipment is calibrated.”
(実験を開始する前に、すべての機器が調整されているか確認しましょう。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- start(始める)
- 最も一般的かつ口語的。どんな状況でも使いやすい。
- 最も一般的かつ口語的。どんな状況でも使いやすい。
- commence(開始する)
- フォーマルでかしこまったニュアンス。契約書や論文等でよく使われる。
- フォーマルでかしこまったニュアンス。契約書や論文等でよく使われる。
- initiate(始動する)
- 何かを「初めて導入する」イメージ。テクニカルやフォーマルなシーンで用いられる。
反意語
- end(終わる)
- finish(完了する)
- conclude(締めくくる)
例:
“Let’s end the meeting at 5 p.m.” (会議を午後5時に終わりにしましょう)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
bɪˈɡɪn - アクセント: 「be‐GIN」のように、第二音節「gin」に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、アメリカ英語はやや「ビ」(bɪ)に近い発音、イギリス英語は少し「ベ」寄りに聞こえる場合もあります。
- よくある間違いとして「begin」と「begun」の音が混同されることがあります。過去分詞(begun)は [bɪˈɡʌn] です。区別して覚えましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペル: “begin” は「begiin」や「began」と混同しないように注意。
- 不規則動詞の過去形・過去分詞: “begin - began - begun” のセットで覚えておくと便利です。
- 同音異義語との混同は特にありませんが、過去形(began)との発音の慣れが必要です。
- TOEICや英検などの試験でも、基本的な動詞の活用として問われることがあります。特に「過去形・過去分詞形を問う」問題で頻出します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “be”+“gin”のイメージで、「beする、つまり強調して始める」という語源のストーリーを思い浮かべると覚えやすいかもしれません。
- 不規則動詞はリズムで覚えるとよいです: “begin, began, begun”と調子をつけて口に出すと記憶に残りやすくなります。
- 最初に学ぶ不規則動詞のセットに入っている場合が多いので、歌やチャンツを活用してリズミカルに覚えるのがおすすめです。
以上が「begin」の詳細な解説です。不規則活用という点だけ注意すれば、日常会話からビジネス・アカデミックな場面まで幅広く使える便利な動詞です。ぜひ活用してみてください!
意味のイメージ

意味(1)
始まる,開始する
意味(2)
発生する,起こる
意味(3)
…'を'始める,‘に'着手する
意味(4)
…'を'起こす,創始する
復習用の問題
英和辞書

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