最終更新日 :2025/01/27

response

名詞

〈C〉《...に対する》返事, 返答《to ...》 / 〈C〉〈U〉《...に対する》反応, 反響《to ...》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: response

品詞: 名詞 (countable/uncountable: 文脈によってどちらでも使われます)

CEFR レベルの目安: B2 (中上級)


  • 日常的に使われる単語ですが、よりフォーマルな文脈からカジュアルな場面まで幅広く登場するため、B2レベル程度の理解があれば十分に使いこなせるイメージです。

英語での意味


  • “response” とは、何らかの質問やアクション、状況に対して返ってくる答えや反応を指す言葉です。

日本語での意味


  • 「返事」「答え」「反応」「応答」などを指します。

  • 例えば、誰かに質問されたときの「答え」や、メールなどでの「返信」、ある出来事に対する「反応」として使われることが多い単語です。

他の品詞として


  • 動詞形: “respond” (返事をする、反応を示す)

  • 形容詞形: “responsive” (すぐ反応する、応答が早い)

  • 副詞形: “responsively” (すぐに反応して)


2. 語構成と詳細な意味


  • “response” はラテン語の “respondēre” (返事をする、答える) からの派生です。


    • 語幹“spond-”が「約束する(promise)」や「保証する(pledge)」の意味を持つ動詞形“spondēre”に由来しています。


派生語・類縁語


  • “respond” (動詞): 返答する、反応を示す

  • “responsive” (形容詞): 反応が良い、応答が迅速な

  • “responsibility” (名詞): 責任

  • “correspondence” (名詞): 手紙のやり取り、文通;対応、合致

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “in response to 〜”


    • 「〜に応じて」「〜に対する返答として」


  2. “a quick response”


    • 「素早い反応/返事」


  3. “an immediate response”


    • 「即座の返答/応答」


  4. “a positive response”


    • 「肯定的な返答/反応」


  5. “an emotional response”


    • 「感情的な反応」


  6. “the response time”


    • 「応答時間」


  7. “an official response”


    • 「公式の返答/回答」


  8. “trigger a response”


    • 「反応を引き起こす」


  9. “wait for a response”


    • 「返事を待つ」


  10. “lack of response”


    • 「反応の欠如/返事がないこと」



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “respondēre” から来ています。「再び(re) + 約束する(spondēre)」という構成で、「相手の問いかけや行動に答える」というニュアンスがもともとあります。

  • 歴史的使用: 古くから「返事」や「報復」という意味合いでも使われてきました。現在では、質問・頼み・刺激などに対する「反応」というニュアンスで使うのが中心です。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • “reply” などと近い意味ですが、より幅広い「反応」の意味を含んでおり、ビジネス文章から日常会話まで使えます。

    • カジュアルな場面でもフォーマルな文章でもよく登場し、非常に汎用性が高い単語です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算の区分: “response” は「個々の返事」を数えるときは可算名詞として使われることが多いですが、抽象的な「反応・応答の概念」を表すときは不可算名詞として使う場合もあります。


    • 可算: “I got three responses to my survey.” (アンケートの返答を3通受け取った)

    • 不可算: “I appreciate your quick response.” (あなたの迅速な対応に感謝します)


  • 使用構文の例:


    • “in response to + 名詞 / 動名詞 / 節”

    • “get a response from + 人/組織”

    • “response + 動詞 (indicates/shows/implies〜)”



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “I sent her a message, but I haven’t received a response yet.”


    • 「彼女にメッセージを送ったんだけど、まだ返事がないんだよね。」


  2. “His facial expression was a clear response to the surprise announcement.”


    • 「彼の表情が、その突然の知らせに対するはっきりした反応だったよ。」


  3. “Could you give me a quick response? I need to finalize our plan.”


    • 「手短に返事をもらえる?計画を確定しなきゃいけないんだ。」


(B) ビジネスでの例文


  1. “We are awaiting your response regarding the contract revisions.”


    • 「契約修正点についてのご回答をお待ちしております。」


  2. “In response to your inquiry, please find the attached document.”


    • 「お問い合わせに対する回答として、添付ファイルをご覧ください。」


  3. “A prompt response from the client will help us proceed smoothly.”


    • 「クライアントからの迅速な回答があると、スムーズに進められます。」


(C) 学術的な文脈での例文


  1. “The patient’s immune response to the vaccine was stronger than expected.”


    • 「予防接種に対する患者の免疫反応は予想より強かった。」


  2. “The survey found a diverse range of responses to the new policy.”


    • 「調査では、新しい方針に対して多様な反応があることがわかった。」


  3. “This study focuses on the emotional response elicited by visual stimuli.”


    • 「この研究は、視覚的刺激によって引き起こされる感情的反応に焦点を当てています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “reply” (返事)


    • 手紙やメール、会話での「返答」に焦点があり、“response”よりも口語的・直接的に「返事」の意味を示す場合が多い。


  2. “reaction” (反応)


    • 物理的または感情的な「反応」全般を指す。必ずしも言葉での返事だけではない。


  3. “answer” (答え)


    • 質問に対する直接的な「答え」を指す。

    • “response” はもう少しニュアンスが広く、返事以外にも「行動や態度での応答」を示せる。


反意語


  • “silence” (沈黙)、もしくは “non-response” (無回答)


    • 文字通り、何も返事のできていない、あるいは意図的に返事がない状態を表す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /rɪˈspɒns/ (イギリス英語), /rɪˈspɑːns/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 第2音節 “-sponse” に強勢があります (rɪ-SPONS)。

  • よくある発音の間違い: “ri” の部分を /raɪ/ と読んでしまう、あるいは /réspəns/ のようにアクセントを間違って第1音節に置いてしまうこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “respond” のスペルや “response” の綴りを混同してしまう (“responce” と書いてしまうなど)。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特になし。ただし “respond”・“response” の使い分けに注意。

  • 試験対策: TOEIC や英検などのリスニング/リーディングで、「依頼への回答」「メール返信」などを説明する場面で高頻度で出題されます。文脈を読んで “response” が可算名詞で使われているか不可算名詞で使われているかを把握すると良いでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のヒント: “re + sponse” で「再び + 約束する(応じる)」というイメージを持つと、「何かに対する返答や反応」という意味を結びつけやすいです。

  • イメージ: 「ボールが投げられたら、必ず相手が投げ返す(反応する)」ような流れを連想すると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック:


    • “respond” の動詞形 ⇒ “response” の名詞形 と、セットで覚える。

    • “responsibility” (責任) とのつながりを思い出して、「相手に責任を持って返事や応答をする」という関連イメージを持つと定着しやすいでしょう。



以上が名詞 “response” の詳細な解説です。ビジネスメールから日常会話まで幅広く使われる汎用的な単語なので、ぜひ活用してください。

意味のイメージ
response
意味(1)

〈C〉(…に対する)返事,返答《+to+

意味(2)

〈C〉〈U〉(…に対する)反応,反響to+

意味(3)

〈C〉応答歌,応唱(牧師にならって合唱隊・会衆が短い祈り・歌を応答すること)

復習用の問題

〈C〉《...に対する》返事, 返答《to ...》 / 〈C〉〈U〉《...に対する》反応, 反響《to ...》

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