present
1. 基本情報と概要
単語: present
品詞: 名詞 (他にも形容詞・動詞としての用法があります)
CEFRレベル: A2 (初級) 〜 B1 (中級) 程度
※「贈り物」の意味はA2レベルで学習されることが多く、時制を表す「現在」の意味でまとまって学ぶ場合はB1前後になります。
意味(英語・日本語)
(名詞) 「gift(贈り物)」「something given to someone」としての“present”
→ 「贈り物」や「プレゼント」を指す一般的な単語です。誕生日やクリスマスなど、誰かに何かをあげる場面でよく使われます。
「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」:人に喜んでもらうために渡す物というニュアンスで、日常生活・カジュアルな場面で最もよく出てきます。(名詞) 「the current time(現在)」としての“the present”
→ 「現在」「今」を示す場合にも名詞で使われます。
「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」:過去や未来ではなく「今この瞬間の時代や時間」のことを指します。抽象的な「現時点」「今」という感覚です。
活用形
- 複数形: presents (贈り物が複数個ある場合など)
他の品詞としての例
- 動詞: to present (~を贈呈する、提示する、発表する)
例: present / presents / presented / presenting - 形容詞: present (今ある、現在の、出席している)
例: He was present at the meeting. (彼は会議に出席していた)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 「present」は、もともとラテン語の “praesentare”(目の前に置く、提出する)などが由来とされています。
- 接頭語の “pre-” は「前に」を表すことが多いですが、この単語では “prae-” の形でラテン語の「前に」から来ており、「差し出す」「捧げる」というイメージが元になっています。
関連する派生語
- presentation (名詞): 発表、プレゼンテーション
- presenter (名詞): 発表者、司会者
- represented (形): 表現された、代表された
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- a birthday present
(誕生日プレゼント) - a Christmas present
(クリスマスプレゼント) - a wedding present
(結婚祝いの贈り物) - open a present
(プレゼントを開ける) - wrap a present
(プレゼントを包む) - give someone a present
(誰かにプレゼントをあげる) - receive a present
(プレゼントを受け取る) - a surprise present
(サプライズプレゼント) - an unexpected present
(思いがけない贈り物) - a generous present
(気前の良い贈り物)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「present」は、ラテン語の “praesens”(今ここにある)や “praesentare”(差し出す)に由来し、中英語を経て現在の形になりました。
- 「贈り物」の意味は、目の前に相手へ差し出すものというイメージが基になっています。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「贈り物」のニュアンス: 友人同士や家族間などカジュアルな場面でよく使われます。
- 「現在」のニュアンス: 文章や会話で「過去でも未来でもない今」を指すときに使われますが、やや抽象的・フォーマル気味にも使われます。
- 口語・フォーマル: 「プレゼント(贈り物)」としては口語でもビジネスでも幅広く使われますが、「現在」の用法はビジネス文書や公的文章でも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
名詞 (countable)「贈り物」
- 可算名詞として用いられ、複数形は “presents” です。
- 「How many presents did you get on your birthday? (誕生日にプレゼントをいくつもらったの?)」のように数えられます。
- 可算名詞として用いられ、複数形は “presents” です。
名詞「the present」
- 「過去(past)」「未来(future)」に対して「現在」を指す。
- 「Time is precious in the present. (現在の時間は貴重だ)」のように使われます。
- 「過去(past)」「未来(future)」に対して「現在」を指す。
特徴的な構文・イディオム
- “There is no time like the present.”
(今ほどいい時はない → 「思い立ったが吉日」というニュアンス) - “Make a present of something.”
(何かを贈り物としてあげる、進呈する)
- “There is no time like the present.”
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I got a lovely present from my friend for my birthday.”
(誕生日に友達から素敵なプレゼントをもらったよ。) - “Do you think we should buy a present for our teacher?”
(先生に何かプレゼントを買ったほうがいいと思う?) - “Open your present now! I can’t wait to see your reaction.”
(今すぐ開けてみて!あなたの反応を見るのが待ちきれない。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “We gave her a farewell present when she left the company.”
(会社を辞める時に、私たちは彼女に送別の品を贈りました。) - “The CEO received a special present from one of our overseas partners.”
(CEOは海外のパートナーの一社から特別な贈り物を受け取りました。) - “Let’s prepare a small present for today’s guests.”
(今日の来客にちょっとしたお土産を用意しましょう。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
- “In the present, we must address climate change urgently.”
(今の時代において、私たちは気候変動に緊急に対処しなければならない。) - “The present is shaped by historical events.”
(現在は歴史的な出来事によって形作られる。) - “Our discussion focuses on how the present influences future outcomes.”
(私たちの議論は、現在がいかに将来の結果に影響を及ぼすかに焦点を当てている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (「贈り物」の意味)
- gift (ギフト)
- よりフォーマルにもカジュアルにも幅広く使われる。
- 例: “Thank you for the lovely gift.”
- よりフォーマルにもカジュアルにも幅広く使われる。
- offering (捧げ物、提供品)
- 宗教的・儀式的な場面や、よりフォーマルに「提供するもの」を指す。
- 宗教的・儀式的な場面や、よりフォーマルに「提供するもの」を指す。
- token (記念品、しるし)
- 感謝や思いを示すためのちょっとした品物。
- 感謝や思いを示すためのちょっとした品物。
- souvenir (お土産)
- “present” としての意味も近いが、特に旅行先から持ち帰るお土産を指す。
反意語 (「現在」の意味での対義語)
- past (過去) / future (未来)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- 名詞 (present) の発音: /ˈprez.ənt/
- 先頭の “pre” にアクセント(ストレス)が置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語での違い
- アメリカ英語: /ˈprez.ənt/ (「プレズント」に近い発音)
- イギリス英語: /ˈprez.ənt/ (ほぼ同じだが、母音のニュアンスがやや違うことも)
よくある発音の間違い
- 動詞の “present /prɪˈzent/” と混同して、名詞も後ろにアクセントを置いてしまわないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “present” のつづりを “presant” “presant” などと間違えるケース。
- 同音異義語との混同: 動詞の “present” (/prɪˈzent/) とアクセントが違うので、発音の区別が重要。
- 定冠詞 “the” の使い方: 「現在」を名詞で表すときは “the present” と “the” を多用する。記述式でうっかり忘れないように注意。
- 試験対策: TOEICや英検では、時制の概念 (the present tense) などを問う文脈で出ることがある。「プレゼント」という意味との区別に注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “プレゼント”というカタカナで「贈り物」は定着しやすい
→ ただし英語では動詞や形容詞でも使われるので、アクセントや文脈ごとの意味を関連づけて覚える。 - “There is no time like the present.”
→ この名言を思い出すと、「今この瞬間が最良のとき」という英語のことわざを通じて “the present” が「現在」であることを覚えやすい。 - 発音とスペルをリンクづけるコツ
→ 名詞の “present” はアクセントが最初 (PRE-sent)、動詞の “present” は二番目 (pre-SENT)。頭の中で「ギフトはPREで強調」とイメージすると区別しやすい。
以上が名詞 “present” の詳細な解説です。ぜひ、例文やコロケーションを通して、日常会話でもスムーズに使ってみてください。
〈C〉贈り物,プレゼント(gift)
〈U〉《the+》ささげ銃(つつ)の姿勢
〈贈り物・賞など〉‘を'象る,贈呈する;〈人〉‘に'贈る
(…に)〈勘定書・小切手・書類など〉‘を'提出する,渡す《+名+to+名》
(…に)…‘を'出して見せる,示す《+名+to+名》
(…に)〈人〉‘を'紹介する,引き合わせる(introduce)《+名+to+名》
〈作品〉‘を'公開する;〈劇・映画など〉‘を'上演(映)する;〈人〉‘を'出演させる
〈事が〉(…に)…‘を'示す,…‘を'原因となる《+名+to+名》
〈銃〉‘を'ささげ銃(つつ)にする
復習用の問題
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