最終更新日 :2025/01/27

plausible

形容詞

(話などが)もっともらしい / 口先のうまい / 見込みのある/妥当な

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彼の説明はもっともらしかった。

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解説

以下では、形容詞「plausible」について、なるべく詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: plausible

品詞: 形容詞 (Adjective)

意味(英語): Appearing true, reasonable, or fair; seemingly valid.

意味(日本語): もっともらしい、妥当そうに見える、納得できそうに思える。

「plausible」は、何かが「あり得そう」だったり「理にかなっていそう」な印象を与えるときに使います。ただし、「見掛けだけはもっともらしいが実際は違うかもしれない」という含みを持つ場合もあります。たとえば「plausible explanation(もっともらしい説明)」と言うと、最初は納得できそうに思えるけれど、よくよく検証してみると真相とは限らない、といったニュアンスです。

CEFRレベル: おおむねB2(中上級)〜C1(上級)レベルに相当


  • B2: 日常だけでなく、多少専門的な内容にも対応できる中上級レベル

  • C1: 自然な読解・会話が可能な上級レベル

活用形


  • 原形: plausible (形容詞)

  • 比較級: more plausible

  • 最上級: most plausible

他の形


  • 名詞形: plausibility(もっともらしさ / 妥当性)

  • 副詞形: plausibly(もっともらしく、納得できそうに)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 接尾語: -ible(形容詞化に多く使われる接尾語。「~できる」というニュアンスを与える)

  • 語幹: plaus-(以下に示す語源参照)

意味の詳細


  1. 「もっともらしい」: 一見正しく思えたり、本当らしく見える場合

  2. 「理にかなっていそう」: 論理的で説得力があるように見える場合

  3. 「表面上の妥当性」: しかし実際には真実であるかは不確かな場合にも使える

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. plausible explanation(もっともらしい説明)

  2. plausible reason(もっともらしい理由)

  3. plausible argument(もっともらしい主張)

  4. plausible scenario(ありそうなシナリオ)

  5. plausible theory(もっともらしい理論)

  6. plausible excuse(もっともらしい言い訳)

  7. highly plausible(非常にもっともらしい)

  8. quite plausible(かなりもっともらしい)

  9. not entirely plausible(完全にはもっともらしいとは言えない)

  10. a plausible guess(もっともらしい推測)


3. 語源とニュアンス

語源

「plausible」は、ラテン語の plausibilis(拍手に値する)や plaudere(拍手する)に由来します。本来は「称賛される価値がある」「認めるに値する」という意味合いがありました。

ニュアンス


  • 肯定的ニュアンス: 「理にかなっている」「もっともらしい」「納得できるかもしれない」

  • 否定的ニュアンス: 「表面的にはもっともらしいが実際は根拠が弱い」など、真偽がはっきりしない際にも使う

使用シーン


  • 口語・文章: 日常会話でも使われますが、文章やフォーマルな場面でもよく見られます。

  • カジュアルかフォーマルか: どちらにも対応可能で、ややフォーマル寄りのニュアンスを帯びることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • plausible は形容詞であり、名詞を修飾するときに使われます。

  • 文中では「補語(SVC文型)」としても利用されます。

    例: His argument sounds plausible. (彼の主張はもっともらしく聞こえる)

イディオムや構文


  • make (something) plausible: (何かを)もっともらしく見せる

  • a plausible explanation for ~: ~に対するもっともらしい説明

注意点


  • 副詞としては plausibly を使い、動詞や形容詞を修飾します。

    例: He plausibly argued his case. (彼はもっともらしい主張を展開した)


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. That sounds like a plausible excuse for being late, but I'm not entirely convinced.

    (遅刻の言い訳としてはもっともらしいけれど、完全には納得できないな。)

  2. Is there a plausible reason why you didn't call me back?

    (どうして電話を返さなかったのか、もっともらしい理由があるの?)

  3. It’s plausible that she simply forgot about the meeting.

    (彼女が単にミーティングを忘れただけというのはもっともらしい話だ。)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. We need a plausible strategy to present to the board of directors.

    (取締役会に提示するために、もっともらしい戦略が必要だ。)

  2. A plausible budget plan could earn the trust of our stakeholders.

    (もっともらしい予算案はステークホルダーの信頼を得られるかもしれない。)

  3. His plausible proposal convinced most of the team members.

    (彼のもっともらしい提案は、チームの大半を納得させた。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. The researcher provided a plausible explanation for the anomaly in the data.

    (研究者はデータの異常値に対してもっともらしい説明を提示した。)

  2. A plausible theory must be backed by empirical evidence.

    (もっともらしい理論は実証的な証拠によって裏付けられる必要がある。)

  3. The scientists are still debating whether the model is truly plausible.

    (科学者たちは、そのモデルが本当にもっともらしいのかまだ議論している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. likely(ありそうな)


    • 意味: 高い確率で起こりそう

    • 違い: 「plausible」が「筋が通った・もっともらしい」というニュアンスを強調するのに対し、「likely」は「可能性が高い」と未来予測的な要素が強い。


  2. believable(信じられる)


    • 意味: 信じるに足る

    • 違い: 「plausible」は理屈上もっともらしい場合も含むが、「believable」は感情的にも「なるほどそうだろう」と思えるレベル。


  3. credible(信用できる)


    • 意味: 信用や信頼を得られる

    • 違い: 「plausible」はもっともらしいが真実とは限らないニュアンスがあるが、「credible」は信頼性があることを強調。


  4. feasible(実行可能な)


    • 意味: 実現が可能である

    • 違い: 「plausible」は「妥当そう」に着目、対して「feasible」は「実際に行えるかどうか」に着目。


反意語 (Antonyms)


  • implausible(もっともらしくない、不自然な)

  • unlikely(ありそうもない)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈplɔː.zə.bəl/ (イギリス英語), /ˈplɑː.zə.bəl/ (アメリカ英語)

  • アクセントの位置: 「plau」の部分(最初の音節)に強勢

  • アメリカ英語とイギリス英語: アメリカ英語では「plɑːzəbl」、イギリス英語では「plɔːzəbl」に近い発音。

  • よくある発音の間違い: 最初の母音を「プラウ」ではなく「プラ」や「プロ」と濁らせてしまうことがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: plausibleを “plausable” や “plausibel” と書いてしまう例。

  2. 同音異義語との混同: “applaud” (拍手する) とのつながりはあっても、スペルが異なるので混同しないように。

  3. 使いすぎに注意: 「もっともらしい」を何でも「plausible」で表現してしまうと、やや固い印象になることがある。文脈に合わせて「likely」や「believable」なども使い分けると自然。

試験対策


  • TOEICや英検などで、選択肢に登場する可能性あり。文脈から「もっともらしい」「ありそうな答え」という意味合いを把握することがポイント。

  • 読解問題では「plausible explanation」などが出てきても、必ずしも「事実」とは限らないため注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「拍手に値する」といったラテン語からの由来をイメージすると、「見た目がよくて一瞬は納得しそう」なイメージが湧きやすいかもしれません。

  • スペリングは “pla + us + ible” と区切って覚えると間違いにくいです。

  • 「plausible」の「-ible」は他にも「possible」「edible」など同じ接尾語を持つ形容詞を思い出すとセットで覚えやすいでしょう。


以上が、形容詞「plausible」の詳細な解説です。表面上は筋が通っていそうでも、実際の真偽はわからないという含みもあるため、文脈を踏まえて使い分けるようにするとよいでしょう。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
plausible
意味(1)

(話などが)もっともらしい;(人が)口先じょうずな

復習用の問題

(話などが)もっともらしい / 口先のうまい / 見込みのある/妥当な

His explanation sounded plausible.

正解を見る

彼の説明はもっともらしかった。

彼の説明はもっともらしかった。

正解を見る

His explanation sounded plausible.

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