最終更新日 :2025/01/27

persistent

形容詞

(反対・困難にもくじけず)あくまでもやり抜く,ねばり強い,執ような / いつまでも続く,持続する(lasting)

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彼女は夢を追い求めることにあくまでもやり抜いた。

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解説

形容詞 “persistent” の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: persistent

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形: 形容詞なので、比較級や最上級は “more persistent / most persistent” の形を取ります。

(例)“He is more persistent than I thought.” / “She is the most persistent person I know.”

英語での意味:


  • continuing firmly or obstinately in a course of action in spite of difficulty or opposition

  • continuing to exist or occur over a prolonged period

日本語での意味:


  • 「しつこい」「根気強い」「長引く」「継続的な」「頑固な」

    「困難があってもあきらめずに続けるときに使える形容詞です。また、ずっと続いていてなかなかやまないようなときにも使われます。」

CEFRレベル目安: B2 (中上級)


  • B2:中上級レベルの単語で、日常的にも使われますが、やや抽象的・高度な場面でも使われる語彙です。

他の品詞例:


  • 動詞: persist (例: “He persists in his opinion.”)

  • 名詞: persistence (例: “Her persistence led to success.”)

  • 副詞: persistently (例: “She has been persistently asking for help.”)


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語「per-」: 「貫いて」「完全に」「通して」などの意味を持つラテン語由来の要素

  • 語幹「sist」: ラテン語 “sistere”(立ち止まる、留まる)に由来


    • そこから “persist” は「貫いて立ち続ける・やり続ける」という意味へ発展


  • 接尾語「-ent」: 形容詞を作る接尾語。状態や性質を示すことが多い。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. persistent cough(しつこい咳)

  2. persistent problem(長引く問題)

  3. persistent rumor(絶えない噂)

  4. persistent effort(粘り強い努力)

  5. persistent headache(続く頭痛)

  6. persistent behavior(しつこい振る舞い)

  7. persistent request(繰り返し求める依頼)

  8. persistent question(しつこい問い)

  9. persistent doubt(拭いきれない疑い)

  10. persistent attack(執拗な攻撃)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語 “persistĕre” (per- + sistere) = “through + stand still”

  • つまり、「途中でやめずに立ち続ける」イメージが原義になります。

ニュアンス・使用上の注意点:


  • 「しつこい」「頑固」という、ややネガティブな響きを持つ場合もありますが、「粘り強い」「根気強い」というポジティブな評価にもなり得ます。文脈によって肯定的にも否定的にも使われます。

  • 口語でも文書でも頻繁に使われます。ビジネスや学術的な文章でも比較的フォーマルに使われることが多いですが、日常会話でも “You’re so persistent!” のようにカジュアルに使う場面があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として、名詞を修飾する場合や補語(be動詞など)として使われることが多いです。


    • “He is persistent in his attempts.”

    • “Her persistent questions made me uncomfortable.”


  • 強調したいときは副詞 “very” などを伴い “very persistent” と表現することも多いです。

  • 同じ動詞を繰り返し行うニュアンスがあるとき、動詞 “persist” に続けて前置詞 “in” を用いて “persist in doing …” と表現することがあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “My neighbor’s dog is very persistent in barking at night.”


    • 「うちの隣の犬は夜になると本当によく吠え続けるんです。」


  2. “He kept texting me all day; he can be quite persistent.”


    • 「彼は一日中メッセージを送り続けてきたの。かなりしつこいところがあるよね。」


  3. “Don’t give up on the puzzle—you’re persistent enough to solve it.”


    • 「そのパズルをあきらめちゃダメ。あなたなら粘り強く解けるはず。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Her persistent efforts in sales finally paid off last quarter.”


    • 「彼女の粘り強い営業努力が、先の四半期でついに成果を上げました。」


  2. “We need to address the persistent issues with our new software.”


    • 「新しいソフトウェアに出ている長引く問題に対処する必要があります。」


  3. “A persistent approach often wins the trust of potential clients.”


    • 「粘り強いアプローチは、見込み客の信頼を得ることにしばしばつながります。」


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The scientist’s persistent research led to a groundbreaking discovery.”


    • 「その科学者のたゆまぬ研究が、画期的な発見へとつながりました。」


  2. “Persistent drought in the region is causing severe crop failures.”


    • 「その地域における長期的な干ばつが深刻な農作物の被害を引き起こしています。」


  3. “His persistent inquiry into the subject broadened our understanding.”


    • 「彼の継続的な探求は、私たちの理解を大きく広げました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. tenacious (粘り強い)


    • 「手放さない、強い意志」のイメージ。persistentより“しつこさ”が弱い場合もある。


  2. determined (断固とした)


    • 「決意がある」ニュアンスが強く、精神面での強さを表す。


  3. stubborn (頑固な)


    • 「融通が利かない」という否定的ニュアンスが強め。


反意語


  1. fleeting (束の間の)


    • 一瞬で消え去るような短いイメージ。


  2. temporary (一時的な)


    • 一定期間だけ続くが恒久的でない場合。


  3. short-lived (短命の)


    • 続く時間が短い様子を表す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記(アメリカ英語): /pərˈsɪstənt/

  • IPA表記(イギリス英語): /pəˈsɪstənt/

  • アクセント(強勢)は “-sist-” の部分に置かれます (per-SIS-tent)。

  • 日本人学習者は “per-” の「パー」と「ペル」を混同することが多いので注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルが “p-e-r-s-i-s-t-e-n-t”。“s” と “t” の順番を間違えたり、“e” と “i” を混同することがあるので注意。

  • 類似単語: “consistent” と混同しないようにしましょう:consistent は「一貫性がある」、persistent は「しつこく続く」という意味合い。

  • 英検やTOEICなどでは、文章中の形容詞として出題され、ネガティブ/ポジティブ両方のニュアンスの区別を問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “per - sist - ent” と分解して「最後まで立ち続ける」イメージで覚えるとよいでしょう。

  • “不屈の精神を持ち続ける” と考えると “persistent” のスペルや意味が思い出しやすいです。

  • 声に出してリズミカルに “per-SIS-tent, per-SIS-tent” と練習すると、発音とつづりが定着しやすくなります。


「persistent」は、しつこさから粘り強さまで、状況によってポジティブにもネガティブにも使われる便利な表現です。学習や仕事で覚えておくと、英語での表現力が大きく広がります。ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
persistent
意味(1)

(反対・困難にもくじけず)あくまでもやり抜く,ねばり強い,執ような

意味(2)

いつまでも続く,持続する(lasting)

復習用の問題

(反対・困難にもくじけず)あくまでもやり抜く,ねばり強い,執ような / いつまでも続く,持続する(lasting)

She was persistent in pursuing her dreams.

正解を見る

彼女は夢を追い求めることにあくまでもやり抜いた。

彼女は夢を追い求めることにあくまでもやり抜いた。

正解を見る

She was persistent in pursuing her dreams.

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