penetrate
…‘に'『入り込む』,‘を'『貫き通す』 / 〈液体・においなどが〉…に『しみ込む』,しみ通る / 〈思想などが〉…に浸透する / 〈真理・真相など〉‘を'見抜く,理解する / (…に)『入り込む』,『しみ込む』,浸透する《+『through(into, to)』+『名』》
1. 基本情報と概要
単語: penetrate
品詞: 動詞 (Verb)
活用形:
- 原形: penetrate
- 三人称単数現在: penetrates
- 現在分詞(動名詞): penetrating
- 過去形・過去分詞: penetrated
英語での意味: “to go through or into something,” “to pass into or through,” “to enter or force a way into”
日本語での意味: 「貫通する」「浸透する」「(内部に)入り込む」「理解を深める」など。
「penetrate」は、物理的に何かを突き抜けて入り込むイメージや、抽象的にアイデアなどが人々の意識に入り込むイメージで使われます。説明するときや、物が中に入り込む状況、理解が深まる状況などでよく使われる単語です。
別品詞形:
- 名詞形: penetration (貫通、浸透)
- 形容詞形: penetrative (貫通力のある、洞察力のある)
CEFRレベルの目安: B2 (中上級レベル)
- B2: 日常会話だけでなく、ビジネスや学術的文脈でも頻出する表現を習得し始める段階を想定。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 語源的要素: 「penetrate」は、ラテン語の“penetrāre” (内部に通る) に由来します。
- 接頭語 “pen-”: 「中まで」「奥深くに」というニュアンス
- 語幹 “-etr-” は「通る・入る」のイメージを含みます。
- 最後の “-ate” は動詞を作る典型的な接尾語。
関連語
- penetration (名詞):「浸透」「貫通」「洞察力」「市場参入率」
- penetrable (形容詞):「貫通可能な」
- impenetrable (形容詞):「貫通不可能な」「理解しがたい」
よく使われるコロケーション(10個)
- penetrate the market: (市場に浸透する/参入する)
- penetrate a mystery: (謎を解明する)
- penetrate the defenses: (防御を突破する)
- penetrate the darkness: (闇を突き抜ける)
- deeply penetrate: (深く浸透する)
- attempt to penetrate: (侵入を試みる)
- penetrate the enemy lines: (敵陣を突破する)
- water penetrates the soil: (水が土に染み込む)
- fail to penetrate: (貫通できない/理解できない)
- new ideas penetrate society: (新しい考えが社会に浸透する)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の“penetrāre” > “penetratus”に由来し、「内部へ入る」「奥まで届く」というニュアンス。古くから「突き破って入り込む」という物理的な意味で使われており、徐々に「理解する」や「影響が浸透する」のような抽象的な意味にも広がりました。
- ニュアンスや使用時の注意:
- 物理的に「貫通する」文脈 (例: 銃弾や光、教えなどが中に入る)、精神的・論理的に「突き止める/理解する」文脈の両方で使われます。
- ややフォーマルな響きがあるため、ビジネス文章や学術的文章でよく登場しますが、日常会話でも使わないわけではありません。
- 物理的に「貫通する」文脈 (例: 銃弾や光、教えなどが中に入る)、精神的・論理的に「突き止める/理解する」文脈の両方で使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞/自動詞の使い分け:
- 他動詞: “The bullet penetrated the wall.” (弾丸が壁を貫通した)
- 自動詞: 文脈によっては “The bullet penetrated,” のように目的語を明示しない使い方も可能ですが、多くの場合は目的語を取ります。
- 他動詞: “The bullet penetrated the wall.” (弾丸が壁を貫通した)
- 一般的な構文:
- “penetrate + 場所/対象”: 何かが物理的または抽象的に対象へ入り込む・影響する
- “penetrate into + 場所/領域”: “into”を伴って「~へ深入りする/入り込む」と表現
- “penetrate + 場所/対象”: 何かが物理的または抽象的に対象へ入り込む・影響する
- フォーマル/カジュアル:
- ビジネス・学術的: “penetrate the market” “penetrating insights” など
- 日常: 何かを強調したいときに比較的フォーマル寄りに使用する
- ビジネス・学術的: “penetrate the market” “penetrating insights” など
5. 実例と例文
(A) 日常会話
- “Light can penetrate these thin curtains.”
- (光はこの薄いカーテンを通り抜けるよ。)
- (光はこの薄いカーテンを通り抜けるよ。)
- “I tried to penetrate the meaning of that joke, but I still don’t get it.”
- (そのジョークの意味を理解しようとしたけど、まだよくわからない。)
- (そのジョークの意味を理解しようとしたけど、まだよくわからない。)
- “The smell of garlic penetrated the entire kitchen.”
- (ニンニクの匂いがキッチン全体に広がった。)
(B) ビジネス
- “We need a new strategy to penetrate the Asian market.”
- (アジア市場に参入するための新しい戦略が必要です。)
- (アジア市場に参入するための新しい戦略が必要です。)
- “Their brand has successfully penetrated the local consumer base.”
- (彼らのブランドは地元の消費者層に効果的に浸透しました。)
- (彼らのブランドは地元の消費者層に効果的に浸透しました。)
- “High barriers to entry can make it hard to penetrate certain industries.”
- (高い参入障壁があると、特定の業界に入り込むのは難しくなります。)
(C) 学術的/専門的
- “Researchers aim to penetrate the core of the issue by collecting extensive data.”
- (研究者たちは大量のデータを収集することで問題の核心に迫ろうとしている。)
- (研究者たちは大量のデータを収集することで問題の核心に迫ろうとしている。)
- “This type of radiation can penetrate the human body quite easily.”
- (この種類の放射線は人体にかなり容易に侵入する可能性がある。)
- (この種類の放射線は人体にかなり容易に侵入する可能性がある。)
- “Philosophers often try to penetrate the mysteries of human consciousness.”
- (哲学者たちはしばしば人間の意識の神秘に深く入り込もうとする。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- pierce (突き刺す; 物理的に“穴をあける”ニュアンスが強い)
- permeate (広がり渡る; 混ざり合いながら浸透するニュアンス)
- go through (単純に“通り抜ける”; 会話ではよりカジュアル)
- break through (突破する; 障壁を乗り越えるニュアンス)
- pierce (突き刺す; 物理的に“穴をあける”ニュアンスが強い)
反意語 (Antonyms)
- withdraw (撤退する、引き下がる)
- exit (退出する、出る)
- retreat (後退する)
- withdraw (撤退する、引き下がる)
例:
- “penetrate the wall” vs “withdraw from the wall” →前者は「壁を突き抜ける」、後者は「壁から引き下がる」
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈpɛn.ɪ.treɪt/
- 強勢 (アクセント): 第1音節 “PEN” に強勢がきます。
- アメリカ英語とイギリス英語: 基本的に同じ発音ですが、地域によって [ˈpɛn.ə.treɪt] のように「ɪ」が弱くなる可能性があります。
- よくある間違い: 真ん中の母音を曖昧に発音して “pen-trate” のように1音節を落としやすい点。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “penitrate” や “penetrade” は誤り。母音の位置や数に注意。
- 同音・類似表現: “perpetuate” (永続させる) と混同しないように注意。
- 試験での出題傾向:
- ビジネス英語や文章読解で “penetrate the market,” “penetrate into” などがよく登場。
- TOEIC・英検などで市場参入や産業記事の文脈などで出やすい。
- ビジネス英語や文章読解で “penetrate the market,” “penetrate into” などがよく登場。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ペン(pen)で紙を突き破るトレイト(trait) → penetrate」とイメージすると覚えやすいかもしれません。
- 「ペン」から「突く」「中に入る」イメージを連想し、そこから「貫通する、洞察する」という意味へつなげると記憶に残りやすいでしょう。
- 使い慣れるには、物理的・抽象的どちらの意味合いにも対応できるよう、例文を音読したり書き写したりして何度も目にするのが効果的です。
以上が“penetrate”の詳細な解説です。貫通・浸透だけでなく「本質を見抜く」といったニュアンスにも使われるので、様々な場面で応用してみてください。

…‘に'入り込む,‘を'貫き通す
〈液体・においなどが〉…にしみ込む,しみ通る
〈思想などが〉…に浸透する
(…に)入り込む,しみ込む,浸透する《+through(into, to)+名》
〈真理・真相など〉‘を'見抜く,理解する
復習用の問題
…‘に'『入り込む』,‘を'『貫き通す』 / 〈液体・においなどが〉…に『しみ込む』,しみ通る / 〈思想などが〉…に浸透する / 〈真理・真相など〉‘を'見抜く,理解する / (…に)『入り込む』,『しみ込む』,浸透する《+『through(into, to)』+『名』》
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