最終更新日 :2025/01/27

opponent

名詞

(討論・試合などで)(…の)相手;敵対者,反対者《+of+名》

このボタンはなに?

彼は討論で厳しい相手に立ち向かった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: opponent

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味(英語): A person, team, or group that one is competing against.

意味(日本語): 対戦相手、敵対者、反対者など。試合や議論などで、自分と反対の立場やチームにいる人を指します。「競争相手」「敵」というよりは、もう少し広く、反対の立場にいる人を表す言葉です。

CEFRレベルの目安:


  • B2 (中上級)

    相手を指す語としてはそれほど難しくはありませんが、漠然と「相手」というより「対戦相手」や「反対意見のある相手」という少しフォーマルな色合いがあるため、中上級レベルと考えられます。

活用形:


  • 単数形: opponent

  • 複数形: opponents

他の品詞形:


  • 形容詞形: (直接的にはありませんが、opponent に対応する形容詞のような使い方として “opposing” が使われることがあります。)

  • 動詞形: (“oppose” が動詞で “反対する” の意味を持ちます。)


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “pon-” (ラテン語由来の ponere (置く) に関連があるとされますが、直接的に「置く」というより、位置取りで対抗するイメージがあります。)

  • 接頭語: “op-” (アラカンブロー派生では “ob-” 「対して」や「反対に」という意味に関連する接頭語が変形したものと考えられます。)

  • 接尾語: 直接的な接尾語は “-ent” として、人やモノなど「~するもの(人)」という意味を表すことがあります。

関連する単語・派生語:


  • oppose (動詞) : 反対する

  • opposing (形容詞) : 反対している、対抗している

  • opponent vs adversary: どちらも「敵」「対戦相手」という意味ですが、adversary はよりフォーマルで敵対意識が強い言い方です。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):


  1. face an opponent(対戦相手と対峙する)

  2. defeat an opponent(相手を打ち負かす)

  3. respect your opponent(相手を尊敬する)

  4. a worthy opponent(手強い相手)

  5. a political opponent(政治的な対立相手)

  6. an opponent’s argument(相手の主張)

  7. a fierce opponent(激しい対戦相手)

  8. criticize one’s opponent(相手を批判する)

  9. outsmart an opponent(相手を出し抜く)

  10. turn the tables on an opponent(形勢を逆転する)


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語 “opponere” (op-「反対に」+ ponere「置く」) から。「相手と向かい合うように配置する」の意があり、そこから「対戦相手、反対者」という意味が生まれました。

ニュアンス・使用時の注意:


  • 「敵意がある相手」にも「ただ試合や議論で対戦する相手」にも使えるため、context 次第で「敵対的」にも「単なる対戦相手」の意味にもとられます。

  • 口語・文章ともに使われますが、スポーツや政治、ビジネスの議論など幅広いシーンで用いられ、堅すぎないフォーマル寄りの単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: an opponent / the opponent / opponents

  • 「誰かに反対する人」「~の対戦相手」という意味で of や in/at などの前置詞とよく組み合わさります。

    例: “He was an opponent in the final match.” (彼は決勝戦の対戦相手だった。)

一般的な構文例:


  • [主語] + [動詞] + [opponent].

  • [opponent] + [動詞](受動的に「相手として動く」場合にはあまり使われませんが、名詞なので文の主語として使われることはあります。)

イディオム・構文:


  • “line up against one’s opponent” (相手と向き合う/並ぶ)

  • “see eye to eye with one’s opponent” (相手と意見が一致する) [やや比喩的]

フォーマル/カジュアル:


  • スポーツ解説や論文、ビジネスの議論などフォーマルなシーンでもカジュアルなシーンでも使えますが、よりカジュアルな場面では “rival” (ライバル) などが使われることもあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I played chess with my friend yesterday. He’s a tough opponent.”

    (昨日友達とチェスをしたんだ。彼は手強い相手だよ。)

  2. “You should never underestimate your opponent in any game.”

    (どんなゲームでも相手を侮っちゃいけないよ。)

  3. “My opponent was really friendly, even though we were competing.”

    (対戦相手は競い合っているのに、とてもフレンドリーだったよ。)

(2) ビジネス


  1. “Our main opponent in this market has lowered their prices.”

    (この市場での主な競合他社が値下げをしました。)

  2. “We should analyze our opponent’s strategy before launching our new product.”

    (新製品を投入する前にライバル企業の戦略を分析するべきです。)

  3. “Her opponent in the negotiation was surprisingly flexible.”

    (彼女の交渉相手は意外なほど柔軟でした。)

(3) 学術的な文脈


  1. “The theory was met with strong opponents in the academic community.”

    (その理論は学界で強い反対者に直面した。)

  2. “When debating ethical issues, it is crucial to understand the opponent’s perspective.”

    (倫理的問題を議論するときは、相手の視点を理解することが極めて重要です。)

  3. “Historically, many scientists became opponents to the prevailing paradigm.”

    (歴史的に、多くの科学者が支配的なパラダイムに反対者となった。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. rival (ライバル)


    • より競争心を強調した言い方。「長期的なライバル」のニュアンスを含む。


  2. adversary (敵対者)


    • 文学的またはフォーマル。敵意が強いイメージ。


  3. competitor (競争相手)


    • ビジネスなどで単に「競合他社」「競争相手」を指す。


反意語:


  • ally (同盟者)、partner (パートナー)


    • 正反対で「味方」「仲間」を表す。


ニュアンスの違い:


  • “opponent” は議論や試合などの「対戦相手・反対者」に広く使える。

  • “rival” は長い時間や継続的な競合を想起させる。

  • “adversary” はより文学的・フォーマルで敵対心が強い。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /əˈpəʊ.nənt/ (イギリス英語), /əˈpoʊ.nənt/ (アメリカ英語)


  • アクセントは “po” の部分にあります (o-po-nent)。

  • イギリス英語: “ə-POH-nənt”

  • アメリカ英語: “ə-POH-nənt” (発音はほぼ同じだが、母音の音が微妙に異なる場合がある)

よくある発音の間違い:


  • アクセントを前頭 (o-に) ではなく最後に置かないよう注意。o-po-nent ではなく o-po-NENT と言うのは誤り。

  • “po” の母音を「ポー」ではなく「ポウ(poʊ)」のように発音する。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “oponnent” や “oppoment” など、p と n の並びを間違えることが多い。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特に目立ったものはありませんが、”component” (構成要素) と見た目が似ているので注意。

  • TOEICや英検など試験対策:


    • ビジネスシーンや交渉、議論などの文脈で出題されることがあります。

    • 同義語や反意語も合わせて覚えると得点につながりやすいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “op-” は “opposite (反対)” の “op” と同じ接頭語と覚えると、「反対の位置に置かれいる人=相手」だと頭に入りやすいです。

  • スペリング注意: “oppo + nent” と分節して覚えるとミスが減ります。

  • 覚え方のストーリー: 「試合で向かい合う二人が“opponent”」という絵を頭に思い浮かべると定着しやすいです。


以上が名詞 “opponent” の詳細解説です。スポーツや政治、ビジネスなどさまざまな「対立」や「競争」がある場面で重宝する語なので、ぜひ活用してください。

意味のイメージ
opponent
意味(1)

(討論・試合などで)(…の)相手;敵対者,反対者《+of+

復習用の問題

(討論・試合などで)(…の)相手;敵対者,反対者《+of+名》

He faced a tough opponent in the debate.

正解を見る

彼は討論で厳しい相手に立ち向かった。

彼は討論で厳しい相手に立ち向かった。

正解を見る

He faced a tough opponent in the debate.

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