最終更新日 :2025/01/27

officer

名詞

公務員,役人(会社などの)役員,幹部 / 将校,士官 / (商船の)高級船員;船長(master) / 警官,巡査(policeman)

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解説

以下では、英単語 officer を詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語の意味

“Officer” は、組織や機関で特定の役職・地位にある人、特に軍隊や警察の職員などを指す名詞です。

日本語の意味

「官吏」や「将校」、「警官」などを指します。組織の中で比較的高い位や責任を持つ人を幅広く指す言葉です。たとえば「police officer(警察官)」「army officer(軍の将校)」のように、職務として責任ある立場にある人というニュアンスがあります。


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 難易度の目安 (CEFR レベル): B1(中級)

    → ある程度英語に慣れた学習者が取り扱えるレベルですが、よく使われる単語なので早めに覚えておくと便利です。

活用形

名詞のため、複数形は “officers” となります。

この単語は名詞専用で動詞形や形容詞形はありませんが、下記のような関連表現はあります。


  • (参考)動詞形:「officiate(職務を執り行う)」(ただし “officer” からの直接の派生ではない点に注意)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 主に “offic(e)” + “-er” と考えられますが、由来としては office(官職・役目) に “-er” がついた形になっています。

    “-er” は「~する人・物」を表す接尾語です。

他の単語との関連性


  • office(オフィス、官職)

  • official(公式の、役人)

  • officiate(式典や儀式などを執り行う)

  • officially(正式に、公式に)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. police officer(警官)

  2. army officer(陸軍将校)

  3. naval officer(海軍将校)

  4. customs officer(税関職員)

  5. senior officer(上級職員)

  6. junior officer(下級職員)

  7. chief officer(最高責任者・主任職)

  8. probation officer(保護観察官)

  9. immigration officer(入国管理官)

  10. intelligence officer(諜報員)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「office(職務・官職)」はラテン語の “officium” に由来し、そこから「公的な役職」を表わす単語として広がりました。

  • “officer” はその「職務に就いている人」という意味で、中世英語を経て今の形で使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 公的機関や軍・警察などで使われる、フォーマルなニュアンスが強いです。

  • 口語でも「警官」の意味で “cop” などが使われる場合がありますが、“officer” の方が丁寧かつ正式です。

  • 「公務員」全般を指すほど広義には使わないので、基本的には「特定の組織で役職を持つ人」として理解するとよいでしょう。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算名詞)

    複数形は “officers” となります。

  • 冠詞 “an” ではなく “a” がつきます (先頭の音は母音ではないため)

    例: “a police officer” / “an officer” は母音ではない?

    → 実際には “officer” の最初の音は母音(/ˈɒfɪsər/)に近いですが、綴りの最初の文字が母音“o”のとき、発音が母音なら冠詞は “an” になることが多いです。

    ただしアメリカ英語では /ˈɔːfɪsər/(オー)に近い場合もあり、「アオ」と聞こえるため “an officer” と書かれることもあります。

    イギリス英語も実際には /ˈɒfɪs.ər/(オ音)ですが、慣習で “an officer” と書かれることが多いです。

    → 実際には “an officer” が一般的に多く見られます。

  • 特定の役職とともに使う場合は “Officer + 名前” の形で称号のようにも使う

    例: “Officer Smith” (警官のスミス)

イディオムや決まった構文


  • “Officer on duty” : 当直(勤務中)の警官・職員

  • “Officer in charge” : 担当の責任者


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I saw an officer directing traffic this morning.”

    (今朝、交通整理をしている警官を見かけたよ。)

  2. “Excuse me, Officer. Could you help me find the train station?”

    (すみません、警官さん。駅への行き方を教えていただけますか?)

  3. “My friend’s father is an army officer stationed overseas.”

    (私の友人のお父さんは海外に配属されている陸軍将校です。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “The chief financial officer is responsible for the company’s budget.”

    (最高財務責任者は、その会社の予算を担当しています。)

  2. “We had a meeting with a customs officer about import regulations.”

    (輸入規制について税関職員との打ち合わせをしました。)

  3. “Our health and safety officer conducts regular inspections.”

    (当社の衛生安全担当官が定期的に検査を行います。)

学術的・公的な文脈での例文


  1. “The United Nations field officer reported on local conditions.”

    (国連の現地担当官が現地の状況を報告しました。)

  2. “Data collection was supervised by an independent auditing officer.”

    (データ収集は独立の監査官が監督しました。)

  3. “The intelligence officer provided classified information to the committee.”

    (諜報員が委員会に機密情報を提供しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. “official”(公務員、役人):書類上・法的に公的資格を持つ人を指す。より広義。

  2. “executive”(幹部):ビジネス分野で管理職を指す場合が多い。

  3. “commander”(指揮官):軍隊や警察内で特定の指揮権がある人を明確に指す。

  4. “agent”(エージェント、代理人):情報機関や特定の業務を代行する人を指す。

→ “officer” は公的機関や軍など「権限を有する組織内の地位」というイメージです。

反意語(Antonyms)


  • 特に明確な反意語はありませんが、「一般市民(civilian)」などが文脈上対比されることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号)

    イギリス英語: /ˈɒfɪs.ər/

    アメリカ英語: /ˈɔːfɪsər/ または /ˈɑːfɪsər/


  • アクセントは最初の “o” にあります( “O-ffi-cer” の “O” を強めて発音します)。


  • 日本人学習者は “-er” の発音を「アー」と伸ばし過ぎたり、「オフィッサー」とカタカナ発音する傾向があるので要注意です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “office” と “officer” を混同するミス: どちらもスペルが似ていますが、


    • “office” は「事務所/職務」

    • “officer” は「~の職務に就く人」

      という違いがある点をはっきり区別して覚えましょう。


  • 「冠詞」の使い方に注意: “an officer” と書くことがほとんどですが、場合によっては “a officer” と聞こえてしまう人もいます。正しくは “an officer” が一般的です。

  • TOEIC・英検などでは、「police officer」や「customs officer」のような複合フレーズが出題されやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “office” (オフィス) に “-er” がついて「オフィスで働く人」と覚えると理解しやすいでしょう。

  • また「権限 offic(オフィス) にいる人」→「指揮権・権限のある人」というイメージで押さえましょう。

  • スペルに慣れるには “offic” + “er” と分けて覚えるのがポイントです。


以上が “officer” の詳細な解説です。警官や軍の将校、会社の役職者など、幅広い文脈で使える 매우重要(とても重要)な単語ですので、ぜひしっかり覚えてください。

意味のイメージ
officer
意味(1)

公務員,役人(会社などの)役員,幹部

意味(2)

将校,士官

意味(3)

(商船の)高級船員;船長(master)

意味(4)

警官,巡査(policeman)

復習用の問題

公務員,役人(会社などの)役員,幹部 / 将校,士官 / (商船の)高級船員;船長(master) / 警官,巡査(policeman)

The police officer arrested the suspect.

警察官は容疑者を逮捕した。

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