最終更新日 :2025/01/27

occasion

名詞

〈C〉(事が起こる,特定の)時 / 出来事 / 〈U〉〈C〉機会 / 理由

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解説

1. 基本情報と概要

【英語】 occasion

【日本語】 機会、出来事、(特定の)時、行事など

「occasion」は、ある特定の時や機会、または特別な行事などを指す名詞です。「こういうタイミング・こういう状況があるときに使う言葉です」というニュアンスで、少し改まった出来事から日常のちょっとした機会まで幅広く使えます。


  • 品詞: 名詞 (countable: 可算名詞)

  • 活用形: 基本的に名詞なので数によって occasion / occasions(複数形)があります。

  • 他の品詞形:


    • 形容詞: occasional (「時々の」「臨時の」)

    • 副詞: occasionally (「時折」)


  • CEFRレベル: B1 (中級)


    • 「occasion」は日常会話やビジネス、改まった場面などでも比較的よく目にする単語で、中級者の語彙にあたります。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「occasion」は大きな接頭語・接尾語を含まない比較的シンプルな構造を持ったラテン起源の単語です。

  • 語幹: 「casion」という部分に「できごと」「機会」という意味が宿っているイメージです。

詳細な意味


  1. 機会: 何かを行うのに適切なタイミングや状況

  2. 出来事・行事: 特別なイベントや式典など

  3. (特定の)時: ある行為や状態が生じるときや場面

関連語(派生語や類縁語)


  • occasionally (副詞): ときどき

  • occasional (形容詞): 時折の、臨時の

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. special occasion(特別な機会)

  2. on this occasion(今回、この機会に)

  3. on rare occasions(めったにない機会に)

  4. on formal occasions(正式な場面で)

  5. a festive occasion(祝祭的な行事)

  6. a memorable occasion(思い出に残る出来事)

  7. an occasion for celebration(祝うべき機会)

  8. rise to the occasion(状況にうまく対処する)

  9. mark the occasion(行事や機会を記念する)

  10. every possible occasion(あらゆる可能な機会/場面で)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「occasion」はラテン語のoccasio(落下する、何かに出会う、機会を得るなどの意)からフランス語を経て英語に伝わりました。

  • 歴史的な使用: 中世英語の時代から「出来事」や「機会」という意味で使われてきました。

  • ニュアンス:


    • フォーマルにもカジュアルにも使えますが、やや改まった特別なニュアンスがあり、「普通の『時』というよりは、少し意味づけのある局面やイベント」を指すときに用いられます。

    • 日常会話でも「for this occasion」などと言うと、特別なイベントや理由があることを示唆します。



4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞 (countable): 「an occasion / occasions」として数えられる名詞です。

  2. 一般的な構文・フレーズ:


    • on (the) occasion of 〜 (〜の機会に、〜の折に)

    • on occasion (時々/折に触れて)

    • have occasion to do 〜 (〜する機会がある)


  3. フォーマル/カジュアルの使い分け:


    • どちらでも使えますが、冠婚葬祭や公式行事などの文脈では特にフォーマルな響きがあります。

    • カジュアルな場面でも、「こんな機会があってね」というようにより柔らかな表現にも使えます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. Do you have a special occasion coming up?

    「何か特別なイベントでも控えているの?」

  2. I only wear this dress on special occasions.

    「このドレスは特別な時にしか着ないの。」

  3. On occasion, I like to treat myself to a fancy dinner.

    「時々、ちょっと豪華なディナーを楽しむことにしているの。」

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. We’ll need to prepare the conference room for the occasion.

    「その行事のために会議室を準備する必要があります。」

  2. On the occasion of our CEO’s visit, we arranged a company-wide meeting.

    「社長の来社に合わせて、全社ミーティングを設定しました。」

  3. He rose to the occasion and delivered an impressive presentation.

    「彼は状況にうまく対処し、見事なプレゼンを行いました。」

(3) 学術的/フォーマルな文脈での例文


  1. The commemorative lecture was delivered on the occasion of the university’s 100th anniversary.

    「大学の設立100周年を記念して、記念講義が行われました。」

  2. This research paper was submitted on the occasion of the annual conference.

    「この研究論文は年次学会の機会に提出されました。」

  3. On rare occasions, such phenomena can be observed in this region of the world.

    「めったにありませんが、この地域では時折そのような現象が観測されることがあります。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. event(出来事)


    • 「event」はしばしば大規模な出来事や催し物を指す。

    • 例: The event is open to the public.(そのイベントは一般公開しています。)


  2. happening(出来事)


    • 口語的。予期せぬ驚きのある出来事を含むイメージが強い。

    • 例: Strange happenings occurred last night.(昨晩、不思議な出来事が起こった。)


  3. opportunity(機会)


    • 「何かをするのに適した良いチャンス」の意味が強い。

    • 例: I grabbed the opportunity to speak to the director.(その機会を利用して部長に話しかけた。)


反意語 (Antonyms)


  • 「occasion」自体が直接的な反意語を持つわけではありませんが、強いて挙げると「never(決して〜ない)」や「no time(時間がない・機会がない)」が対照的な概念になるといえます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /əˈkeɪ.ʒən/


    • アクセントは第2音節のkeɪに来ます。


  • アメリカ英語: [əkéɪʒən] のように発音し、ʒは日本語では「ジ」に近い音。

  • イギリス英語: 大きな違いはありませんが、イギリス英語も同様に /əˈkeɪ.ʒən/ と発音します。

  • よくある発音の間違い: ケイジャン と「ジャ」をしっかり発音せず、[ʃ](シュ)にしてしまう間違い。正しくは「オケイ-jən」という感じです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: occation など、s を抜かしたり、c の数を混乱する例がある。

  2. 「event」との混同: 「occasion」は特別な時や機会を指す一方で、「event」はもっと広く何らかの出来事を指すので、文脈によって使い分けが必要。

  3. TOEICや英検: ビジネスメールで「on the occasion of 〜」や「rise to the occasion」が出ることがあります。熟語表現として覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「occasion」を覚えるときは、「大事な行事や特別なチャンスが訪れるイメージ」を思い浮かべましょう。

  • スペリングのポイント: 「occa-sion」のつづりがやや紛らわしいので、“SION”で終わる名詞としてまとめて覚えるのも一案です。

  • 試験対策にも使えるフレーズとして「on occasion」は「時には」「時折」という意味で割とよく出るので、一緒に覚えてみてください。


以上が名詞「occasion」の詳細解説です。大事な行事からちょっとしたタイミングまで幅広く使える便利な単語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
occasion
意味(1)

〈C〉でき事;(しばしば)意義深いでき事

意味(2)

〈U〉〈C〉機会,好機

意味(3)

〈U〉〈C〉理由,根拠;必要

意味(4)

〈C〉(事が起こる,特定の),場合

復習用の問題

〈C〉(事が起こる,特定の)時 / 出来事 / 〈U〉〈C〉機会 / 理由

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