最終更新日
:2025/01/28
noticeable
解説
以下では、形容詞「noticeable」について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
単語: noticeable
品詞: 形容詞 (adjective)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2:中上級 → 実用的なコミュニケーションをこなしながら、やや抽象的な話題にも対応できるレベル
意味(英語)
• noticeable: easy to see, hear, or feel; able to be noticed
意味(日本語)
• 「目立ちやすい」「よく目につく」「顕著な」
「noticeable」は、他の人が「気づきやすい」くらいにはっきりとしている、というニュアンスをもつ形容詞です。たとえば、「髪を染めたら前より明らかに印象が変わった」ような場合によく使われます。
活用形
形容詞であるため、時制による変化はありません。比較級・最上級は以下のようになります。
- 比較級:more noticeable
- 最上級:most noticeable
ほかの品詞例としては、動詞「notice(気づく)」や名詞「notice(注目、通知)」が存在します。これらから派生して形容詞化したイメージです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- notice(気づく/気づき) + -able(~できる、~し得る)
→ 「気づくことができる」→「目につく/感じられるほどはっきりしている」
派生語・関連語
- notice (n./v.): 名詞「通知、注意」、動詞「気づく」
- noticeably (adv.): 副詞「顕著に、目立って」
- notable (adj.): 「注目に値する、有名な」(“noticeable”とはニュアンスが少し異なり、「注目される価値がある」ことを指す)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- a noticeable difference(顕著な違い)
- a noticeable change(目立った変化)
- a noticeable improvement(明らかな改善)
- a noticeable trend(顕著な傾向)
- become noticeable(目立つようになる)
- highly noticeable(非常に目を引く)
- immediately noticeable(すぐに分かる)
- noticeably absent(目立って欠席している)
- noticeably bigger(明らかに大きい)
- a barely noticeable sound(かすかにしか分からない音)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「notice(気づく)」はラテン語の「notitia(知識、気づき)」に由来すると言われます。
- 「-able」はラテン語起源の接尾辞で「~できる」「~し得る」を意味します。
ニュアンスのポイント
- 「noticeable」は「人が気づく」のが容易になるほどはっきりしている、というニュアンスです。
- 形容詞「notable」と混同されやすいですが、「noticeable」は「目に見えてはっきりわかる」という意味合いが強く、「notable」は「注目に値する」「重要な」という文脈で使われることが多いです。
- フォーマルな文章・会話どちらでも使われますが、日常的な会話でも比較的よく登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞なので、名詞を修飾する位置や補語位置(be動詞の後など)で使われます。
- 「~ is noticeable」などのように補語として使われる頻度が高いです。
一般的な構文例
- It is noticeable that + 文(「~ということは明らかだ/目立つ」)
- There is a noticeable ~(「目に見えてわかる~がある」)
イディオム的な用法
特定のイディオムはありませんが、しばしば「make a noticeable difference」などの慣用表現が用いられます。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “There’s a noticeable change in your haircut. It looks great!”
(髪型が明らかに変わったね。すごくいいよ!) - “Your accent has become noticeably better after living abroad.”
(留学してから、発音が明らかに良くなったね。) - “It’s noticeable how much more confident you are now.”
(今は自信がついたのが目に見えてわかるよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “We observed a noticeable increase in sales this quarter.”
(今期は売上の顕著な増加を確認しました。) - “There was a noticeable improvement in customer satisfaction ratings.”
(顧客満足度の評価が目立って向上しました。) - “Your presentation made a noticeable impact on the investors.”
(あなたのプレゼンテーションは投資家に目に見える影響を与えました。)
学術的な文脈での例文
- “The experiment showed a noticeable shift in the temperature.”
(実験では温度に顕著な変化が見られた。) - “There is a noticeable correlation between these two variables.”
(この2つの変数の間には明らかな相関関係がある。) - “The findings indicate a noticeable trend in global migration patterns.”
(研究結果はグローバルな移住パターンに顕著な傾向があることを示している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- obvious(明らかな)
- “obvious” は「誰が見ても疑いなく明らかな」というニュアンスが強い。
- “obvious” は「誰が見ても疑いなく明らかな」というニュアンスが強い。
- evident(明白な)
- “evident” は論理的・客観的に明らかというニュアンスで、書き言葉にややフォーマル。
- “evident” は論理的・客観的に明らかというニュアンスで、書き言葉にややフォーマル。
- apparent(見たところ明らかな)
- “apparent” は「見ただけで分かるが、実際どうかわからない」という可能性を含む慎重な表現。
- “apparent” は「見ただけで分かるが、実際どうかわからない」という可能性を含む慎重な表現。
反意語(Antonyms)
- unnoticeable(気づかれないほど小さい、目立たない)
- inconspicuous(目立たない、人目につかない)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈnoʊ.tɪ.sə.bəl/ (アメリカ英語), /ˈnəʊ.tɪ.sə.bəl/ (イギリス英語)
- アクセントは最初の音節「no」に置かれます。
- アメリカ英語では「noʊ」の部分が母音がやや長め、イギリス英語では「nəʊ」でもっと短い音になります。
- 「tɪ」の部分が「ティ」ではなく、やや短く/l/に続くシュワー「ə」が聞き取りづらいことがあるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “noticable” のように “e” を抜かしてしまうミスが多いので要注意。
- “noticeable” と “notable” の混同: 意味が似ているようで微妙に異なるので、使い分けを意識しましょう。
- 発音で /tɪ/ の部分をはっきり発音しないと「notice-a-ble?」のようになってしまいがち。
- 資格試験(TOEIC・英検など)でもビジネス文脈や説明文で見かけることが多い単語です。「異なる数値・データ」の増減を述べる際に出題されやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「notice(気づく)」に「-able(~できる)」が付いて「気づくことができる」→「目立つくらい明らか」というイメージです。
- スペリングでは「notic(e) + able」の部分がつながる際に「notice*able」ではなく「noticeeab*le」にならないように注意しましょう。
- 「notice」+「able」で「気づくことができる」→この連想でスペリングを抑えると覚えやすいです。
以上が、形容詞「noticeable」の詳細な解説です。目立つ変化や特徴を表す際に重宝する単語なので、使い方や比較級・最上級の形も含めてマスターしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
注目に値する
意味(2)
人目を引く,目立つ,明らかな
復習用の問題
正解を見る
彼女の明るい赤い髪は人混みの中でとても人目を引く。
正解を見る
Her bright red hair is very noticeable in a crowd.
英語 - 日本語
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