nationality
1. 基本情報と概要
単語: nationality
品詞: 名詞 (countable noun / 可算名詞)
英語での意味:
• “nationality” = The status of belonging to a particular nation, either by origin, birth, or naturalization.
日本語での意味:
• 「国籍」「国家に所属していることやその属性」のことを指します。
「nationality」という単語は、自分がどこの国に属しているかを明示するときに使われます。パスポートや書類に「国籍を書くように」と言われるときに出てくる単語です。公的な文章だけでなく、日常会話やカジュアルな場面でも「私は○○の国籍です」というように使われます。
活用形:
• 単数形: nationality
• 複数形: nationalities
他の品詞形:
- 名詞: nation (国)、national (国民)
- 形容詞: national (国家の、全国的な)
- 動詞: nationalize (国有化する、帰化させる)→nationalized, nationalizing
CEFRレベルの目安:
• B1 (中級レベル): 一般的な政治や社会に関する会話をする際によく登場する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- nation(国)
- -al(形容詞を作る接尾語)
- -ity(名詞を作る接尾語)
「nation(国)」に「-ality(~である性質、状態)」のイメージが結びついてできた単語です。
他の単語との関連性
- nation(国)
- national(国家の、国民の)
- international(国際的な)
- nationalize(国有化する、帰化する)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- dual nationality(二重国籍)
- acquire nationality(国籍を取得する)
- change one’s nationality(国籍を変更する)
- nationality law(国籍法)
- declare one’s nationality(自分の国籍を宣言する)
- prove one’s nationality(国籍を証明する)
- nationality issues(国籍問題)
- nationality requirement(国籍要件)
- lose one’s nationality(国籍を失う)
- question of nationality(国籍に関する問題)
3. 語源とニュアンス
語源
- “nation” はラテン語の“natio”(生まれ、出自)に由来し、そこから「国」「民族」の意味に発展しました。加えて“-ality”という名詞化の要素が結びつき、国家への所属を意味する“nationality”となりました。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「nationality」は公的な文書やフォーマルな会話で頻繁に使われますが、日常会話でも「国籍」に言及するときには使われる比較的一般的な単語です。
- 「citizenship(市民権)」とよく混同されますが、法的に見れば「nationality」はその国に属しているという概念、対して「citizenship」は選挙権などの市民的権利を指す場合があります。どちらを意味するか文脈に注意しましょう。
- カジュアル、フォーマルどちらでも利用可能ですが、公的な響きが強い単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算・不可算: 「nationality」は通常可算名詞として用い、「nationalities」のように複数形で使われることもあります。
一般的な構文例:
- have + nationality
- 例: “I have British nationality.”
- hold + nationality
- 例: “He holds dual nationality.”
- lose + nationality
- 例: “She lost her nationality after moving abroad indefinitely.”
- have + nationality
イディオム的な表現: 直接的ないわゆるイディオムは少ないですが、「lose one’s nationality」や「acquire nationality」などのフレーズはよく使われる定型に近い言い回しです。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“What’s your nationality?”
- (あなたの国籍はどこですか?)
“I recently found out my grandmother had Irish nationality.”
- (最近、祖母がアイルランドの国籍を持っていたことを知りました。)
“He doesn’t like to reveal his nationality unless asked.”
- (彼は聞かれない限り、自分の国籍を明かすのを好みません。)
ビジネスでの例文
“Please indicate your nationality on this registration form.”
- (この登録用紙にあなたの国籍を記入してください。)
“We work with partners of various nationalities across the globe.”
- (私たちは世界中のさまざまな国籍のパートナーと仕事をしています。)
“Nationality can sometimes affect the visa application process.”
- (ビザの申請手続きには時に国籍が影響を及ぼすことがあります。)
学術的な文脈での例文
“The research focuses on the relationship between nationality and cultural identity.”
- (その研究は国籍と文化的アイデンティティの関係に焦点を当てています。)
“Scholars debate whether nationality should be considered a fixed or flexible construct.”
- (学者たちは国籍が固定的な概念なのか、それとも柔軟な概念なのかを議論しています。)
“Multiple nationalities are more common in today’s globalized society than ever before.”
- (今日のグローバル化した社会では、複数の国籍を持つことがこれまでになく一般的になっています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- citizenship(市民権)
- 国に対して政治参加などの権利を持つという法的な意味が強い。
- 例: “He gained US citizenship after living there for five years.”
- 国に対して政治参加などの権利を持つという法的な意味が強い。
- ethnicity(民族性)
- 血筋や文化的背景を指し、「国籍」とは必ずしも一致しない。
- 例: “Her ethnicity is Japanese, but her nationality is Canadian.”
- 血筋や文化的背景を指し、「国籍」とは必ずしも一致しない。
反意語
- はっきりとした「反意語」はありませんが、意味的な対比として
statelessness(無国籍)
- 「どの国にも属していない状態」を表します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /ˌnæʃ.ənˈæl.ə.ti/
- イギリス英語: /ˌnæʃ.əˈnæl.ə.ti/
- アメリカ英語: /ˌnæʃ.ənˈæl.ə.ti/
- アクセント: “na-tion-AL-i-ty”(3 音節目の “al” の部分に主アクセント)
- よくある発音ミス:
- “nation” の後に「アリティ」とつなげる発音に慣れず、途中を省略してしまう。
- “nation” と混同し、/ˈneɪʃən/ だけで止めてしまうケースに注意。
- “nation” の後に「アリティ」とつなげる発音に慣れず、途中を省略してしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “natioanlity” のように “nation” の部分と “-ality” の順序がよく間違えられます。
- 意味の混同: “citizenship” と混同して使われがちですが、若干ニュアンスが異なる場合があります。試験や公文書などでは厳密に考えましょう。
- TOEIC・英検などでの出題傾向: 国際関係やプロフィール紹介などの文中で頻繁に登場し、「国籍を問う問題」「国籍を証明するための書類」の話題などで聞かれる・使われる場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「nation(国)」に「-ality(〜の性質や状態)」が付くというイメージをすり合わせると、覚えやすいでしょう。
- つづりの途中にある “-al-” を意識して「ナショナル + イティ」と区切って発音しながら覚えるとスペルミスを減らせます。
- 国籍を尋ねるフレーズ “What’s your nationality?” は自己紹介や友達同士の会話でも出てくる頻出フレーズなので、まるごとフレーズで覚えてしまうのがコツです。
以上が “nationality” の詳細な解説です。国や身分に関わる大切な単語なので、混同しやすい「nation」「citizenship」などとあわせて、しっかり押さえておくとよいでしょう。
〈C〉(人種・言語などが同じ)民族
〈U〉国家としての独立
〈U〉〈C〉国籍
復習用の問題
英語 - 日本語
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