最終更新日 :2025/01/27

mister

《M-》…さん,…氏,…様,…殿,…先生 / 《話》《単独で呼び掛けとして用いて》あなた,君,だんな / 〈C〉…さんと呼ばれるだけの人,普通の人

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解説

1. 基本情報と概要

単語: mister

品詞: 名詞(敬称としても使われる)

意味(英語・日本語)


  • 英語: A title or form of address used before a man’s surname or full name.

  • 日本語: 男性に対して用いられる敬称や呼びかけ(「~さん」「~氏」に相当)。

「mister」は主に男性の名字の前につけて敬称として使われる言葉です。たとえば「Mr. Smith」のように人を呼ぶときに用います。「Mister」をカジュアルに口語表現で単独で使う場合は「おじさん」「そこの人!」くらいのニュアンスになります。

活用形


  • 基本的に不可算名詞としての扱いはありませんが、以下のような形で使われます(どちらも同じ読み方・意味です)。


    • Mister(文章中ではまれに綴りが用いられる形)

    • Mr.(日常的に略称として)


他の品詞への変化例


  • Mister はそのまま敬称(名詞)として使われますが、形容詞や動詞として使われる派生はありません。

  • “Mr.” のまま異なる品詞として使われることは非常に稀です。

CEFRレベルの目安


  • A1(超初心者)

    あいさつや自己紹介などのシンプルな場面に登場する、初歩的な敬称。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • もともとは “Master” が短縮されて “Mister” → “Mr.” と変化した経緯があります。

  • 接頭語・接尾語の明確な区分はありませんが、語源としては “Master” の転訛(音の変化)です。

他の単語との関連性


  • Master(主人、支配者、師匠など)

  • Miss(未婚女性に対する敬称)

  • Mrs.(既婚女性に対する敬称)

  • Ms.(女性に対する敬称、既婚・未婚を問わず)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. Mister + 名字(例: Mister Davis / Mr. Davis)

    → 「デイビスさん」

  2. Mister Right

    → 「理想の男性、運命の人」

  3. Hey, mister!

    → 「おい、おじさん!」(カジュアルな呼びかけ)

  4. Mister President

    → 「大統領閣下」(公的な場での呼称)

  5. Mister Chairman

    → 「議長閣下」

  6. Good morning, Mister Brown.

    → 「おはようございます、ブラウンさん。」

  7. Excuse me, mister.

    → 「すみません、そこの方。」(カジュアル)

  8. Mister Fix-It

    → 「修理屋さん」「何でも修理する人」

  9. Mister Know-It-All

    → 「何でも知っている人(少し皮肉なニュアンス)」

  10. Mister + フルネーム(Mister John Smith)

    → 「ジョン・スミスさん」


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「mister」はもともと「master」という中英語の “maister” から派生し、それが音の変化を経て “mister” になりました。

ニュアンスと注意点


  • 使用時の場面:


    • フォーマルな場で男性の名字の前につけて敬称として用いる(Mr.+姓)。

    • カジュアルな場では「Hey, mister!」のように話しかける形で用いることがありますが、場合によっては失礼に感じられることもあるので注意が必要です。


  • 感情的響き:


    • “Mister” を単独で呼びかけるときはややぞんざいな印象になる場合があります。


口語と文章


  • 口語表現:カジュアルに「Mister」だけを使うときは親しみ or 乱暴な呼びかけ。

  • 文章:基本的には “Mr. + [姓 or フルネーム]” と書きます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 名詞(敬称)

  • 可算性: “Mister” は単独で数えられる名詞ではなく、敬称として固有名詞に近い扱い。

  • 他動詞・自動詞の使い分けはありません(動詞ではない)。

  • 一般的な構文:


    • “Mr. [名字]” → 最もよく使われる形。

    • “Hey, mister!” → 呼びかけや注意を引く。


イディオム

明確なイディオムというより、先述の “Mister Know-It-All” など熟語的な表現として使われることがあります。


5. 実例と例文

日常会話(3例)


  1. “Hey, mister, you dropped your wallet!”


    • 「おい、そこの人、財布落としましたよ!」


  2. “Good morning, Mr. Tanaka! How are you today?”


    • 「おはようございます、田中さん! 今日はご機嫌いかがですか?」


  3. “Mister, can you help me with this suitcase?”


    • 「そこのおじさん、このスーツケースを運ぶのを手伝ってもらえませんか?」


ビジネスシーン(3例)


  1. “Mr. Johnson will be joining the meeting at 3 p.m.”


    • 「ジョンソン氏は午後3時に会議に参加します。」


  2. “Please send the email to Mr. Nakamura by the end of the day.”


    • 「本日中に中村さんへメールを送ってください。」


  3. “Excuse me, Mr. Lee, could I have a moment of your time?”


    • 「失礼します、リーさん。少しお時間よろしいでしょうか?」


学術的/フォーマルな文脈(3例)


  1. “Mr. Smith presented his findings at the conference.”


    • 「スミス氏は学会で研究結果を発表しました。」


  2. “Thank you for your insightful lecture, Mr. Johnson.”


    • 「ジョンソン氏、有益な講義をありがとうございました。」


  3. “Mr. Brown is a renowned professor in the field of linguistics.”


    • 「ブラウン氏は言語学の分野で高名な教授です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. Sir(サー)


    • 相手の名前がわからないときや、非常に敬意を払うときに使う。

    • “Mister” のように「~さん」の代わりではなく、単独で「Sir」と呼びかける。


  2. Man(マン)


    • かなりカジュアルで、「そこの男性」という意味合いが強い。敬意はあまりない。


  3. Gentleman(ジェントルマン)


    • よりフォーマルに「紳士」。場面によっては皮肉にもなることがある。


反意語


  • 敬称ではないが、女性への敬称では “Miss,” “Mrs.,” “Ms.” がある。

  • “Mister” の反意語としては直接的に存在しないが、性別が逆の敬称として “Miss,” “Mrs.”, “Ms.” 等を対比として挙げられる。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ˈmɪs.tɚ/ ミスター(語末の “r” をはっきり発音)

    • イギリス英語: /ˈmɪs.tə/ ミスタ(語末の “r” は控えめまたは無音)


  • 強勢(アクセント): “mís-ter” のように先頭部分 “mis” に強勢。


  • よくある発音の間違い


    • /ɪ/ の音が /i/ になったり、語末の “-ter” を強く発音しすぎたりがよくあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “Mister” を “Misterr” とか “Mistor” と間違えることは少ないですが、注意が必要。

  • 同音異義語との混同: “Mister” と “Mist” は音が似ているが意味が全く違うので混同しないように。

  • 略称の使い方: “Mister” を書き言葉で表記する際に “Mr.” とするのが一般的(アメリカ英語ではピリオドあり、イギリス英語ではピリオドなし “Mr” の場合もある)。

  • 試験対策: TOEICや英検などで敬称の問題が出る場合、「Mr.」を忘れると大幅減点になる可能性がある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「Master(マスター)」が変化するうちに短くなったと覚えると、単語の由来を思い出しやすいです。

  • スペルが “Miss” と似ているため、性別を表す場合は “i” の後に “s” までが女性向け、そこに “t” が入ると男性向け、とイメージすると覚えやすいこともあります。

  • 「Mr.」の後には必ず男性の名字かフルネームが続く、というのを意識することで試験などでも間違えにくくなります。

以上が “mister” の詳細な解説です。敬称として最も基本的な単語の一つですが、口語での使い方やニュアンスに注意して使い分けてください。

意味のイメージ
mister
意味(1)

《M-》…さん,…氏,…様,…殿,…先生

意味(2)

《話》《単独で呼び掛けとして用いて》あなた,君,だんな

意味(3)

〈C〉…さんと呼ばれるだけの人,普通の人

復習用の問題

《M-》…さん,…氏,…様,…殿,…先生 / 《話》《単独で呼び掛けとして用いて》あなた,君,だんな / 〈C〉…さんと呼ばれるだけの人,普通の人

おはようございます、さん!

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