life
以下では、名詞「life」について、学習者の視点に立った詳細な解説をします。
1. 基本情報と概要
英単語: life
品詞: 名詞 (noun)
日本語の意味: 生命、人生、生活
概要とニュアンス
- 英語での意味:
- 生命・存在
- 人生(生きている間の時間や出来事)
- (日常の)生活
- 生命・存在
- 日本語でのイメージ:
「生きていること」に関わる、もっとも根本的な概念を指す言葉です。生物学的な「生命」や個人の「人生・暮らし」を指すなど、文脈によっていろいろなニュアンスで使われます。
「life」は日常英会話からビジネス、学術まで幅広く使われる非常に基本的な単語です。自分の生き方を語るときにも、多くの人の価値観に関わるテーマとしても、とても重要な語です。
活用形
- 単数形: life
- 複数形: lives (スペルが f → v に変わるので注意)
他品詞形
- 動詞: live (生きる、住む)
- 形容詞: alive (生きている)
- 形容詞: live (生きた〜、ライブの〜 など) ※文脈により意味が変わります
CEFRレベルの目安
- A2(初級): 「life」は非常に根幹的な単語で、日常会話で頻繁に使われます。A1(超初心者)クラスでも出てくることはありますが、幅広く表現しようとするとA2程度の語彙力が必要になります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
「life」は一単語で、接頭語や接尾語を特に含みません。
ただし、以下のような関連語や派生語があります。
- lifetime(生涯)
- lifeless(生命のない、活気のない)
- lifestyle(ライフスタイル、生活習慣)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- daily life(デイリーライフ / 日常生活)
- real life(リアルライフ / 現実の生活)
- private life(プライベートライフ / 私生活)
- quality of life(クオリティ・オブ・ライフ / 生活の質)
- life expectancy(ライフ・エクスペクタンシー / 平均余命)
- life cycle(ライフサイクル / 生活環、人生のサイクル)
- social life(ソーシャルライフ / 社交生活)
- family life(ファミリーライフ / 家庭生活)
- personal life(パーソナルライフ / 個人の生活)
- life story(ライフストーリー / 人生物語、経歴)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「life」は古英語の “līf” に由来し、もともとは「生きること・生存」を意味していました。長い歴史を通じて「存在」「暮らし方」「人生」にまで意味が広がってきました。
ニュアンスと使用時の注意
- 「life」は、とても汎用的かつ感情的な重みがある言葉です。日常会話で何気なく使われることも多い一方、「人生」全体を表すときは深刻な響きになることもあります。文脈次第で「人生観」「生活の質」「大切にするべきもの」など、話題の重さや深さが変わってきます。
- カジュアルからフォーマルまで幅広く使用され、口語・文章どちらでもよく見られる単語です。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 可算名詞 / 不可算名詞:
一般的に「life」は可算として扱われ、単数形・複数形(life → lives)で使います。しかし文脈によっては「life in general(生命一般)」のように抽象的に扱われることがあり、その場合は不可算的に扱うこともあります。 - 単数・複数でスペリングが変化する(f → v)ため、注意が必要です。
一般的な構文やイディオム
- live a ~ life: 「〜な生活を送る」
例) He lives a peaceful life in the countryside.(彼は田舎で静かな生活を送っています) - for life: 「一生涯」
例) He was banned from the sports event for life.(彼はそのスポーツ大会から一生涯出場禁止になった) - get a life: 「もっと真面目に暮らせよ」「面白いことしろよ」と相手に促すカジュアルな表現
例) Stop complaining and get a life!(文句ばかり言ってないで、もっとまともに暮らしなよ!)
5. 実例と例文
ここでは日常会話・ビジネス・学術的な場面に分けて例文を示します。
(1) 日常会話での例文
- “Life is too short to worry about small things.”
- 人生は短すぎるから、小さなことを心配していられないよ。
- 人生は短すぎるから、小さなことを心配していられないよ。
- “I want to travel and experience different cultures in my life.”
- 人生でいろいろな文化を体験するために旅をしたいんだ。
- 人生でいろいろな文化を体験するために旅をしたいんだ。
- “She always finds happiness in the simple things in life.”
- 彼女はいつも人生のささやかなことに幸せを見いだしているよ。
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Striking a healthy work-life balance is critical for long-term success.”
- 健全な仕事と生活のバランスを保つことは、長期的な成功において非常に重要です。
- 健全な仕事と生活のバランスを保つことは、長期的な成功において非常に重要です。
- “Our new product is designed to improve the quality of life for our customers.”
- 当社の新製品は、お客様の生活の質を向上させるよう設計されています。
- 当社の新製品は、お客様の生活の質を向上させるよう設計されています。
- “He dedicated his life to building this company from the ground up.”
- 彼はこの会社を一から育て上げることに人生を捧げたのです。
(3) 学術・専門的な場面での例文
- “Biologists study the origins and evolution of life on Earth.”
- 生物学者たちは、地球上の生命の起源と進化を研究しています。
- 生物学者たちは、地球上の生命の起源と進化を研究しています。
- “Philosophers have debated the meaning of life for centuries.”
- 哲学者たちは、何世紀にもわたって人生の意味について議論してきました。
- 哲学者たちは、何世紀にもわたって人生の意味について議論してきました。
- “Advancements in medical technology have significantly prolonged human life expectancy.”
- 医療技術の進歩によって、人間の平均寿命は大きく延びました。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- existence(存在)
- 「存在そのもの」を強調するときに使われます。やや抽象的。
- 「存在そのもの」を強調するときに使われます。やや抽象的。
- being(存在、存在するもの)
- 哲学的な文脈で使われることが多い。「人間の在り方」などにも。
- 哲学的な文脈で使われることが多い。「人間の在り方」などにも。
- living(生活、生計)
- 生活・暮らしぶりにフォーカスするときに使われる。
- 生活・暮らしぶりにフォーカスするときに使われる。
反意語
- death(死)
- 最も直接的な反意語。
- 最も直接的な反意語。
- nonexistence(存在しないこと)
- 哲学的・抽象的に使われることが多い。
- 哲学的・抽象的に使われることが多い。
これらの単語は「life」と異なり、大きくニュアンスが変わるので、文脈に合わせて注意して使い分けます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /laɪf/
- アメリカ英語 / イギリス英語: どちらも /laɪf/ と発音されるため、大きな差はありません。
- アクセント: 一語一音節なので単音節。全体をはっきり「ライフ」と発音します。
よくあるミス
- “live” (/lɪv/) と “life” (/laɪf/) の混同。母音が異なる点に注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングの間違い:
“life” を “live” などと書き間違えないように注意。 - 複数形の表記:
“lifes” ではなく “lives” と綴る点に注意。 - “live” (動詞) と “life” (名詞) の混乱:
文中での役割を確認すると良いでしょう。
試験対策
- TOEICや英検などでも「work-life balance」や「quality of life」などの熟語やフレーズが出題されることがあります。文脈に合った正しい名詞形を選ぶ練習をすると良いでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 音のイメージ: 「ライフ (laɪf)」と「ライブ (live /laɪv/)」の音を比べると混同しやすいですが、名詞「life」は“ファ”に近い「f」で終わり、動詞「live」は“ヴ”の音で終わります。
- スペルのポイント: “f” から “v” への変化(life → lives)は同じルールをもつ knife → knives, wife → wives などと関連づけると覚えやすいです。
- ストーリーで覚える: 「ゲームのライフポイント」や「漫画のセリフ」など、身近なものと紐づけてイメージすると頭に残りやすくなります。
以上が、名詞「life」の詳細解説です。日常的に多用される大切な単語ですので、人生・生活に関するいろいろな表現の中で積極的に使ってみてください。

〈U〉(無生物と区別して,生物が持っている)生命,命
〈U〉《集合的に》生物,生き物
〈U〉(死後の)霊,霊的存在
〈C〉人間(person)
〈U〉一生,生涯
〈C〉寿命,活動(有効,耐久)期間
〈U〉人生,現世,世間
〈C〉〈U〉生活,暮らし,生き方,暮らし方
〈C〉伝記(biography)
〈U〉生気,活気,元気(vitality)
復習用の問題
〈U〉(無生物と区別して,生物が持っている)生命,命 / 〈U〉《集合的に》生物,生き物 / 〈U〉(死後の)霊,霊的存在 / 〈C〉人間(person) / 〈U〉一生,生涯 / 〈C〉寿命,活動(有効,耐久)期間 / 〈U〉人生,現世,世間 / 〈C〉〈U〉生活,暮らし,生き方,暮らし方 / 〈C〉伝記(biography) / 〈U〉生気,活気,元気(vitality)
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