cut off
1. 基本情報と概要
単語: cut off
品詞: 句動詞 (phrasal verb)
意味(英語): to stop or interrupt something, to remove something by cutting, or to stop providing something
意味(日本語): 「遮る」「切り離す」「供給を止める」などの意味があります。話の途中で割り込む、電気や電話などの供給を断つ、物理的に何かを切り離すときに使われる表現です。比較的日常会話でも使われる、ニュアンスとしては「何かを途中でプツッと切断・中断する」イメージの単語です。
活用形:
- cut off – cut off – cut off (「cut」は不規則動詞ですが、変化形は同じ綴り)
- cut off – cut off – cut off (「cut」は不規則動詞ですが、変化形は同じ綴り)
他の品詞形: 同じ動詞 “cut” を使った他の句動詞として
- cut out(切り抜く/やめる)
- cut in(割り込む)
などがあります。また、名詞形として “cutoff”(締め切りなど)も存在します。
- cut out(切り抜く/やめる)
CEFRレベル目安: B1 〜 B2 (中級 ~ 中上級)
- B1(中級): 日常会話で出てくる動詞・句動詞の理解が必要
- B2(中上級): ビジネスなどもう少し広い文脈で表現を使いこなす必要がある
- B1(中級): 日常会話で出てくる動詞・句動詞の理解が必要
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- “cut” + “off” の組み合わせです。
- “cut” は「切る」を意味し、”off” は「離れる」「遮断する」などのニュアンスを強めます。
- したがって “cut off” は「(何かを)切り離す/遮断する」というイメージになります。
- “cut” + “off” の組み合わせです。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(例と日本語訳を10個):
- cut off electricity(電気を止める)
- cut off the water supply(水道を止める)
- cut off funding(資金提供を打ち切る)
- cut off contact(連絡を絶つ)
- cut off communication(通信を遮断する)
- cut off someone in traffic(車の進路を遮る)
- cut off the conversation(会話を遮る)
- be cut off from society(社会から孤立する)
- cut off a piece of cloth(布を切り取る)
- cut off the excess(余分な部分を切り落とす)
- cut off electricity(電気を止める)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「cut」は古フランス語やゲルマン系など複数の起源が考えられていますが、はっきりと断定できないとされています。
- 「off」は古英語 “of” に由来し、「離れた場所へ」「分離」を表す前置詞・副詞として使われてきました。
- 「切る (cut)」と「離す (off)」が結びついて、「何かを物理的または抽象的に切り離す」イメージを帯びるようになりました。
- 「cut」は古フランス語やゲルマン系など複数の起源が考えられていますが、はっきりと断定できないとされています。
ニュアンス・使用時の注意:
- 物理的に「切り離す」ときだけでなく、会話など他者の行為を「途中で止める・妨げる」ニュアンスがあります。
- ビジネスシーンでも、「予算やサポートを打ち切る」意味で用いられます。
- 口語・文章の両方でよく使われますが、人の発言を急に遮る場合は失礼にあたることもあるため、文脈やトーンに注意が必要です。
- カジュアルでもフォーマルでも、状況に応じて使える表現です。
- 物理的に「切り離す」ときだけでなく、会話など他者の行為を「途中で止める・妨げる」ニュアンスがあります。
4. 文法的な特徴と構文
句動詞 (phrasal verb):
- 目的語を取る場合 (他動詞の使い方):
- 目的語が代名詞のときは、代名詞を動詞と副詞の間に置く → “cut it off”
- 名詞のときは動詞と副詞の間、または副詞の後ろに置ける → “cut off the electricity” / “cut the electricity off”
- 自動詞的に使われる場面(受動態など): “My phone got cut off.”(電話が切れた)
- 目的語を取る場合 (他動詞の使い方):
イディオムや関連構文:
- “Cut off one’s nose to spite one’s face” → 当てこすりで自分に不利益をもたらす(やや古風・ことわざ)
- “Cut off from the rest of the world” → 孤立する、水や電気などのインフラが遮断される
- “Cut off one’s nose to spite one’s face” → 当てこすりで自分に不利益をもたらす(やや古風・ことわざ)
可算/不可算、他動詞/自動詞など:
- “cut off” は動詞句なので、可算・不可算の概念はありません。
- 「ビジネスでの締め切り」の意で使用される名詞の “cutoff” は可算名詞扱いです (e.g., “The cutoff is 5 PM.”)。
- “cut off” は動詞句なので、可算・不可算の概念はありません。
5. 実例と例文
A. 日常会話での例文
- “Sorry, I didn’t mean to cut you off. Please finish what you were saying.”
(ごめんなさい、遮るつもりはなかったの。続きを話してください。) - “Our phone call got cut off because I went into a tunnel.”
(トンネルに入ったせいで電話が切れちゃったよ。) - “Be careful not to cut off your finger when you’re chopping carrots.”
(ニンジンを切るとき、指を切り落とさないように気をつけてね。)
B. ビジネスでの例文
- “We have to cut off the funding by the end of this quarter.”
(今四半期末までに資金援助を打ち切らなければなりません。) - “They threatened to cut off our electricity if we don’t pay the bill on time.”
(支払いを期限内にしないと電気を止めると言われました。) - “Due to budget constraints, we might cut off additional resources for this project.”
(予算の制約により、このプロジェクトへの追加リソースを打ち切るかもしれません。)
C. 学術的・専門的な文脈での例文
- “The remote village was completely cut off from supplies during the heavy snowfall.”
(豪雪の間、その辺境の村は完全に物資の供給が遮断されました。) - “When analyzing data, researchers sometimes cut off outliers to get a cleaner result.”
(データ分析では、研究者がアウトライヤーを排除してよりきれいな結果を得ることがあります。) - “The network was cut off after the server failure, preventing further data transmission.”
(サーバーダウンの後、ネットワークが遮断され、さらなるデータ送信が不可能になりました。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語 (synonyms):
- disconnect(切断する、接続を絶つ)
- interrupt(中断する)
- block(遮る)
- shut off(止める)
- halt(停止させる)
- disconnect(切断する、接続を絶つ)
これらは「やめる」「中断する」「停止するといった」ニュアンスで似ていますが、
- “cut off” は物理的に「切り離す」印象が強く、突発的・強制的なニュアンスを伴うことが多いです。
“interrupt” は主に会話やプロセスを「中断させる」点に焦点があります。
- 反意語 (antonyms):
- 反意語 (antonyms):
connect(つなぐ)
continue(続ける)
supply(供給する)
provide(提供する)
join(結合する)
これらは「遮断」「切り離す」とは反対に、「つなぐ」「供給する」「続ける」など、関係を保つニュアンスがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
強勢(アクセント)
- 動詞句としては “cut” と “off” どちらも軽く強調されることが多いですが、自然な会話では “cut” に少し強勢を置きがちです。
- 例: “Don’t cut me off!” (ドント カットミーオフ!)
- 動詞句としては “cut” と “off” どちらも軽く強調されることが多いですが、自然な会話では “cut” に少し強勢を置きがちです。
よくある発音の間違い
- “off” の音を “of” [əv] や [ɒv] とごっちゃにしてしまうことがある
- “cut” は日本語では「カット」に近い音ですが、母音 [ʌ] を意識する必要があります
- “off” の音を “of” [əv] や [ɒv] とごっちゃにしてしまうことがある
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “cutoff” (名詞) と “cut off” (動詞) の書き分け
- 同音異義語との混同: “cut of ~” など、前置詞を間違えるケース
- 目的語の位置: 代名詞の場合は “cut it off” とし、名詞の場合は “cut off the supply” か “cut the supply off” でも可
- 試験対策: TOEIC や英検などでは「通話が切れる」「ガス供給を止められる」などの文脈で出題され、選択肢に同義の “disconnect” などが出ることがあります。文脈から動詞句の意味を正しく判断できるようにしましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「パッと切り離す(スッパリ切る)」というイメージを頭に置くと覚えやすいです。
- 名詞形 “cutoff” は「締め切り(ライン)」などを表すので、「ラインをスパッと引いて、そこから先は通さない」という感覚で覚えましょう。
- “cut” 自体は「切る」、”off” は「離す・遮断する」のイメージを連想することで、他の句動詞でも使い分けがしやすくなります。
以上が “cut off” の詳細な解説です。ぜひ、実際の会話や文書で「遮断する」「切り離す」場面を想定して使ってみてください。

【句動】を切り落とす,切り離す
をさえぎる
の提供を終える,の供給を断つ
復習用の問題
英和辞書

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