最終更新日 :2025/01/27

at risk

【形】危険にさらされている / 世話を必要とする / 《be ~》...の危険性がある《for / of / from ...》

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貧困状態に暮らす子供たちは適切な教育を受ける危険にさらされています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語・表現: at risk

品詞: 一般的には「形容詞句」や「副詞句」のように機能します。

意味


  • 英語: In a situation where one is exposed to danger, harm, or other negative possibilities.

  • 日本語: 危険にさらされている状態、被害や悪影響を受けやすい状態。

「at risk」というのは、何かが危険や悪い結果にさらされる可能性があるときに使われます。「危険にさらされている」というニュアンスで、特定の場面や立場で被害を受けやすい状態を表します。

活用形・他の品詞形


  • 「at risk」はイディオム的に機能し、時制や人称で変化はしません。

  • 動詞として変化するわけではなく、主に「be動詞 + at risk」「put O at risk」などの構文で使われます。

  • この表現自体は他の品詞として明確に派生しません。

CEFRレベル目安


  • B2(中上級): 一般的な会話や文章の中で登場しやすい表現ですが、イディオムとして理解が必要です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • at: 前置詞

  • risk: 名詞(危険・リスク)

ただし「at risk」として固まりで使われるイディオム的表現です。文法的には「risk」という名詞の前に「at」が置かれ、「危険の中にある状態」を指します。

派生語や類縁語


  • risk(名詞/動詞): 危険、リスク/危険を冒す

  • risky(形容詞): 危険な

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. be at risk → (危険にさらされている)

  2. put something at risk → (何かを危険にさらす)

  3. high-risk group → (ハイリスク群、リスクの高い集団)

  4. at serious risk → (深刻なリスクに直面している)

  5. at minimal risk → (リスクが最小限である)

  6. pose a risk → (リスクをもたらす)

  7. financial risk → (財務的リスク)

  8. health risk → (健康上のリスク)

  9. risk assessment → (リスク評価)

  10. at risk of extinction → (絶滅の危機にある)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「risk」はイタリア語の “risco” やアラビア語など様々な言語を起源とする説があります。中世ラテン語 “riscum” も関連があるとされ「危険に直面すること」を意味していました。

  • ニュアンス: 「at risk」は「何かよくないことが起こる可能性がある」というニュアンスを含み、会話でも文章でも幅広く使われます。ややフォーマルにもカジュアルにも対応可能ですが、文脈の深刻度を表す場合が多いです。

(例:子どもや高齢者、経済的問題を抱えた人を指すときなど「リスクにさらされている人たち」となるため、社会問題や健康、安全などの分野でもよく使われます)


4. 文法的な特徴と構文


  • 構文


    • be + at risk: 「~が危険にさらされている」

      例: She is at risk of losing her job.

    • put + O + at risk: 「~を危険にさらす」

      例: They put their reputation at risk.


  • 使用シーン


    • フォーマルでもカジュアルでも使用可能。公的文書やメディア報道などフォーマルな文章でもよく見られますし、日常会話でも使えます。


  • 名詞/動詞の使い分け


    • 「risk」は名詞および動詞で活用されるが、「at risk」は主に形容詞句または副詞句として働くイディオムなので、独立して変化はしません。



5. 実例と例文

A. 日常会話での例文(3つ)


  1. “I heard you haven’t been sleeping well. Are you at risk of getting sick?”

    「あまり寝ていないみたいだけど、体調を崩すリスクは高くならないかな?」

  2. “He always drives so fast. He’s really putting himself at risk.”

    「彼はいつもすごいスピードで運転してるから、本当に自分を危険にさらしてるよ。」

  3. “If you don’t lock your bike, you’re at risk of getting it stolen.”

    「自転車に鍵をかけないと、盗まれるリスクがあるよ。」

B. ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Our investment might be at risk due to the market fluctuations.”

    「市場の変動によって、私たちの投資は危険にさらされるかもしれません。」

  2. “Not having proper cybersecurity measures puts the entire company at risk.”

    「適切なサイバーセキュリティ対策をしていないと、会社全体を危険にさらすことになります。」

  3. “We need a risk assessment report to see if we’re at risk of violating regulations.”

    「規制違反のリスクがあるかどうかを確認するために、リスク評価のレポートが必要です。」

C. 学術的な文脈(3つ)


  1. “Children living in poverty are at risk of poor educational outcomes.”

    「貧困下にある子どもたちは、低い学習成果のリスクが高いです。」

  2. “According to the study, certain genetic factors place individuals at risk for heart disease.”

    「その研究によると、特定の遺伝的要因が心臓病にかかるリスクを高めるそうです。」

  3. “The ecosystem is at risk of collapse if the pollution continues.”

    「汚染が続くと、生態系は崩壊の危機にさらされるでしょう。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. in danger(危険な状況にある)


    • 「at risk」に近い意味で使われますが、「in danger」のほうがより直接的に「命や安全が脅かされている」イメージが強いです。


  2. vulnerable(弱い立場で影響を受けやすい)


    • 「at risk」に比べて「外部からの影響に対して弱い」ニュアンスが強い形容詞です。


反意語


  • safe(安全な), secure(安全で守られた)


    • 「at risk」とは対照的に、「危険がない状態」を表します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA


    • at /æt/ または /ət/ (弱形)

    • risk /rɪsk/


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /rɪsk/ の [ɪ] がややはっきり発音され、イギリス英語でもほぼ同じ発音です。


  • 強勢(アクセント)


    • 「at risk」の場合、特に強勢は “risk” に置かれることが多いです: /ət ˈrɪsk/


  • よくある発音の間違い


    • “risk” の /ɪ/ を曖昧にして “rusk” のように発音してしまうことがありますので注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「risk」を「risc」「risck」などと書いてしまうミス。

  2. 慣用句として「あっと・リスク」とカタカナ読みをそのまま英語発音にしてしまわないよう注意。

  3. “at the risk” と冠詞 “the” を誤って入れないようにする。イディオムとしては通常 “at risk” が正しい形。

  4. 試験対策(TOEIC・英検など)でも「put someone/something at risk」といった熟語表現が穴埋めで出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「at risk」は「危険に”直面している” 」というイメージをもつと覚えやすいです。

  • 「risk」という単語自体が「危険」「敢えて危険を冒す」という意味を持ち、「at」はそこに身を置いていることを表現します。

  • イメージとしては「自分がリスクの中に”ぽん”といる」感じで、“at” + “risk”と覚えるとよいでしょう。


以上が「at risk」の詳しい解説です。さまざまなシーンで使う便利な表現なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
at risk
意味(1)

【形】危険にさらされている

意味(2)

世話を必要とする

意味(3)

《be ~》...の危険性がある《for

意味(4)

of

意味(5)

from ...》

復習用の問題

【形】危険にさらされている / 世話を必要とする / 《be ~》...の危険性がある《for / of / from ...》

Children living in poverty are at risk of not receiving proper education.

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貧困状態に暮らす子供たちは適切な教育を受ける危険にさらされています。

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Children living in poverty are at risk of not receiving proper education.

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