make sense
《(人)に》(説明・事などが)理解しやすい《to ...》 / (説明・理由などの)筋が通る / 意味をなす / 賢明である / 理にかなっている / 《...を》理解する《of ...》/ 《相槌》なるほど
以下では「make sense」という表現について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
意味(英語)
• make sense: to be understandable, to be logical, to have a clear meaning
意味(日本語)
• 「理解できる」「筋が通る」「道理にかなう」という意味です。
「make sense」は何かが論理的・合理的であり、理解できることを表す言い回しです。例えば、「あなたが言っていることは筋が通るね」という感じに、「納得できる」ニュアンスを伝えたいときに使われます。
品詞・活用形
- これは主に「動詞+名詞」の組み合わせですが、英語では慣用句(イディオム)として扱われます。
- 原形: make sense
- 三人称単数形: makes sense
- 過去形: made sense
- 現在進行形: making sense
- 過去分詞形: made sense
- 原形: make sense
他の品詞になった時の例
- makeは「作る・行う」という動詞。
- senseは通常名詞として使われますが、動詞として「~を感じ取る」という使い方(to sense something)もあります(例: I can sense danger.)。
CEFRレベルの目安
• B1(中級): 日常的な会話の中で耳にする機会が多いため、中級レベルですが、初歩的な段階でも聞いたり使ったりすることがよくあります。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- make: 「作る」「~を行う」「~をもたらす」という意味の動詞
- sense: 「感覚」「意味」「理解力」を表す名詞
「make sense」は「意味や道理を成り立たせる」「理解できる状態を作る」といったニュアンスを持っています。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- make sense of 〜 → 〜を理解する
- it doesn’t make sense → 筋が通らない
- does that make sense? → 意味は伝わりますか/わかりますか
- make perfect sense → 完全に筋が通る
- start to make sense → (徐々に)理解できるようになる
- make no sense (at all) → 全く意味がわからない
- make sense in context → 文脈上もっともである
- make logical sense → 論理的に成り立つ
- make sense for someone → (人にとって)意にかなう/妥当である
- not make much sense → あまり意味をなさない
3. 語源とニュアンス
語源
- make: 古英語「macian」に由来し、「作る」「もたらす」という意味。
- sense: ラテン語「sensus(感覚・感じ取ること)」に由来し、中英語を経て現在の形となりました。
「make sense」は古くからある構文の一種として、自然に「理にかなう」「筋が通る」という意味で使われるようになりました。
ニュアンス・注意点
- 日常会話でよく使われるカジュアルな表現です。
- ビジネスメールや会議などでも、「That makes sense.(なるほど、それは筋が通りますね)」といった形で使われ、忠実にニュアンスを伝えられます。
- あまりフォーマルすぎる印象はなく、幅広く使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 「make sense」は自動詞的に用いられ、主語を取るときは「It makes sense.(それは筋が通っている)」のように、主語が「it」でも「that idea」でも問題ありません。
- 「~を理解する」という意味で「make sense of 〜」という形もあり、これは他動詞の感覚に近い使われ方です(例: I can’t make sense of this document.)。
- 口語・文語どちらでも使用され、会話からビジネス文書まで幅広く活躍します。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)での例文
Does this explanation make sense, or should I clarify more?
(この説明ってわかる? それとももっと説明したほうがいい?)It doesn't make sense to buy such an expensive phone if you rarely use it.
(滅多に使わないのにそんな高い携帯を買うのは筋が通らないよ。)I think his decision makes complete sense.
(彼の決定は完全に筋が通っていると思うよ。)
ビジネスシーンでの例文
Your proposal makes sense from a financial standpoint.
(あなたの提案は財務的観点から筋が通っています。)Could you summarize the findings so they make sense to the rest of the team?
(他のチームメンバーにもわかるように、結果を要約してくれませんか?)It makes sense to invest in new technology if we want to stay competitive.
(競争力を維持するために新しい技術に投資するのは理にかなっています。)
学術的・フォーマルな文脈での例文
The hypothesis makes sense logically, but it needs empirical evidence.
(その仮説は論理的には筋が通っているが、経験的な証拠が必要だ。)It would make sense to compare these results with previous studies.
(これらの結果を先行研究と比較するのは理にかなっている。)Her conclusion does not make sense in light of the data presented.
(提示されたデータを考慮すると、彼女の結論は筋が通らない。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- be logical (筋が通る)
- より堅い表現。論理的検証の面で使われやすい。
- より堅い表現。論理的検証の面で使われやすい。
- be understandable (理解できる)
- 「理解可能である」という意味で、少し広いニュアンス。
- 「理解可能である」という意味で、少し広いニュアンス。
- be reasonable (妥当な)
- 「正当な理由がある」というニュアンス。
- hold water (論理的に破綻しない)
- 口語的に「理屈が通る」と言う場合に用いられるイディオム。
反意語
- not make sense (筋が通らない)
- be illogical (非論理的)
- be confusing (混乱させる)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /meɪk sɛns/
- アメリカ英語: [メイク センス] (/meɪk sɛns/)
- イギリス英語: [メイク センス] (/meɪk sɛns/)
- アメリカ英語: [メイク センス] (/meɪk sɛns/)
- 強勢は「make」の「meɪk」と「sense」の「sens」それぞれにおかれますが、ふつう流れるように発音します。
- よくある間違い: 「make」と「sense」の間に余計な母音を入れてしまう発音。「meɪkə sense」とならないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- 「sence」と書いてしまうミスがあるので注意。正しくは「sense」。
- 「sence」と書いてしまうミスがあるので注意。正しくは「sense」。
- 同音異義語との混同
- 「cents(セント)」と「sense」は発音が似ているので聞き間違いに注意。
- 「cents(セント)」と「sense」は発音が似ているので聞き間違いに注意。
- make sense of 〜の使い方
- 「〜を理解する」意味で「make sense of 〜」を知らずに「understand 〜」と混同しがち。
- 「〜を理解する」意味で「make sense of 〜」を知らずに「understand 〜」と混同しがち。
- TOEICや英検での出題傾向
- 意味の区別を問われたり、会話文の中で「Does it make sense?」と登場することが多い。回答時に「It makes sense.」というフレーズを選ばせる形式がよくあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「make(作る)」+「sense(意味)」。
→ 「意味を作る」というイメージで「筋を通す・理解できる」と覚えるとわかりやすいです。 - 「Does it make sense?」は「意味は通じる?」、つまり「わかる?」とカジュアルに尋ねるフレーズで、会話でも頻繁に使われます。
- 勉強テクニックとして「make sense of 〜」もセットで覚えましょう。「〜を理解する」という意味で、文章を読んで「I can’t make sense of this part.(この部分が理解できない)」などと使います。
以上が「make sense」の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使える表現なので、ぜひ活用してみてください。

《(人)に》(説明・事などが)理解しやすい《to ...》
(説明・理由などの)筋が通る
意味をなす
賢明である
《...を》理解する《of ...》
《相槌》なるほど
復習用の問題
《(人)に》(説明・事などが)理解しやすい《to ...》 / (説明・理由などの)筋が通る / 意味をなす / 賢明である / 理にかなっている / 《...を》理解する《of ...》/ 《相槌》なるほど
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