英和辞書

as for

/æz fɔr/

（人･事･物）については, ...はというと

As for the meeting, we will discuss the agenda tomorrow.

会議については、明日アジェンダを話し合います。

解説

1. 基本情報と概要

英語表記: as for

日本語訳: ～に関して言えば、～について言えば

意味と概要

• 英語: 「as for」は、話題や焦点を切り替えるときに使われる表現で、「～について言うと／～に関しては」といった意味合いを持ちます。主に会話や文章の中で、新しい話題を切り出すときや、ある具体的なことに注目して言及するときに使われるフレーズです。
  


• 日本語: 「as for」は「～に関して言えば」という感じで、話題を切り替えたり、特定の物事に焦点を当てて、「その点を言えばね…」と話を展開するときに使います。「話題を限定して、その部分だけを取り出して言う」というニュアンスをイメージするとわかりやすいと思います。

品詞

• 品詞: 連語（フレーズ）
  
  厳密には文法上の「接続詞」や「前置詞」ではありませんが、英語表現上は「トピックを示す表現」や「句」とみなされます。
  


• 活用形: 「as for」はフレーズのため、基本的に形を変えず、常にこの形で使います。
  


• 他の品詞形: 「as」は単体で接続詞や副詞などとして使われ、「for」は前置詞として使われますが、「as for」というフレーズになると意味が変わります。従って「as for」のまま使用します。

CEFRレベル

• B2（中上級）：日常会話に比べれば少しだけフォーマル寄りの話題転換表現ですが、一般のコミュニケーションにもよく出てきます。慣れれば自然と使いこなせるレベルで、話の流れを整理するのに便利なフレーズです。

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2. 語構成と詳細な意味

語構成

• as: もともと「～のように」「～として」「～だから」など様々な意味を持つ接続詞・副詞・前置詞。
  


• for: もともと「～のために」「～にとって」などの意味を持つ前置詞。
  


• as for: これら2つの語が結びついた慣用的なフレーズで、「～について言えば」「～に関しては」という意味をとる。

派生語や類縁語

• as to: 「as to」は同じく「～に関して」の意味ですが、少しフォーマルな表現。
  


• speaking of: 「～と言えば」という意味で、より口語的。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ（10個）

1. as for me → 私に関して言えば
   


2. as for our plan → 私たちの計画に関して言えば
   


3. as for the result → 結果について言えば
   


4. as for the new policy → 新しい方針について言えば
   


5. as for the meeting → 会議について言えば
   


6. as for the budget → 予算に関して言えば
   


7. as for my opinion → 私の意見としては
   


8. as for the schedule → スケジュールに関しては
   


9. as for your question → あなたの質問に関してですが
   


10. as for the future → これからのことについては
    

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3. 語源とニュアンス

語源

• as は古英語「eallswā」に由来し、「ちょうど～のように」などを意味する言葉から派生しました。
  


• for は古英語「for」に由来し、目的や方向を示す言葉として使われてきました。
  


• これらが組み合わさった as for は、歴史的に「ある特定の話題を提示する」役割を担う慣用表現として定着しました。

ニュアンスと使用時の注意点

• 「as for」は話題転換を柔らかく行いたい時に便利です。
  


• 日常会話からビジネス文書まで比較的幅広く使えますが、あまりに多用するとクドい印象になる場合もあるので、自然な切り替えのときに使うとよいでしょう。
  


• カジュアルからフォーマルまで幅広い場面で使用可能ですが、完全に砕けた表現というよりは「少し丁寧な話題導入」の感覚があります。

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4. 文法的な特徴と構文

• 位置: 文頭に置いて、後ろに「名詞」や「代名詞」などを続けるのが一般的です。
  
  例: “As for this issue, …”
  


• 構文: 「as for + 名詞（代名詞など）」の形で、その話題についての自分の意見や説明を述べます。
  


• フォーマル/カジュアル: ビジネスメールでも日常会話でも使えますが、日常会話では「speaking of」などより軽い表現が好まれることもあります。

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5. 実例と例文

日常会話での例文（３つ）

1. As for me, I’ll just stay home this weekend.
   
   （私に関しては、今週末は家にいるだけですね。）
   


2. As for dinner tonight, how about ordering pizza?
   
   （今夜の夕食のことだけど、ピザを注文するのはどう？）
   


3. As for the party, I’m not sure if I can make it.
   
   （パーティーについては、行けるかどうかわからないな。）

ビジネスシーンでの例文（３つ）

1. As for the upcoming project, we need a clear timeline.
   
   （来たるプロジェクトについては、明確なタイムラインが必要です。）
   


2. As for budget allocations, please submit your proposals by Friday.
   
   （予算の割り振りに関しては、金曜日までに提案を提出してください。）
   


3. As for our client’s feedback, we should schedule a meeting to discuss it in detail.
   
   （クライアントのフィードバックに関しては、詳細を話し合うための会議を設定するべきです。）

学術的な文脈での例文（３つ）

1. As for the methodology used in the study, further clarification is required.
   
   （本研究で使用された方法論に関しては、さらなる明確化が必要です。）
   


2. As for historical data, we have limited sources available.
   
   （歴史的なデータに関しては、利用可能な資料は限られています。）
   


3. As for the theoretical framework, we will reference Smith’s model extensively.
   
   （理論的枠組みに関しては、スミスのモデルを広く参照する予定です。）

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6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. regarding（～に関して）
   
   
   
   • ややフォーマル気味で、ビジネスや公的文書でよく使われます。
     
   
   


2. concerning（～に関して）
   
   
   
   • 「少し重大な内容」というニュアンスも漂う場合があります。
     
   
   


3. with regard to（～に関して）
   
   
   
   • とてもフォーマルで、正式な文書やスピーチ向きの表現です。
     
   
   


4. speaking of（～と言えば）
   
   
   
   • 会話的・口語的に近い表現で、話題を切り出す際に自然に使われます。
     
   
   

使い分け例

• “As for the plan, I think we need more time.”
  


• “Regarding the plan, we will hold a meeting next Monday.”
  

両者とも「計画に関しては」という意味ですが、as for が会話・文章問わず広く使えるのに対し、regarding はビジネスや公式な文章での使用が多めです。

反意語

• 特定の直接的反意語はありませんが、話題を避ける場合は “setting aside” や “leaving aside” などを使うことがあります。

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7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号（IPA）:
  
  
  
  • アメリカ英語: [ˈæz fər] または [æz fɚ]
    
  
  
  • イギリス英語: [ˈæz fə]
    
  
  


• アクセント: “as” に軽いアクセントが置かれる場合が多いです。「アズ・ファー」のように発音してください。
  


• よくある発音の間違い: “as”を「エーズ」や「エース」と伸ばしすぎないように注意。短めの「アズ」に近い音が自然です。

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8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: 「as for」を「as four」や「as far」と書き間違えないようにしましょう。
  


• 同音異義語との混同: “as far as” は「～する限りは」など全く別の意味合いを持つフレーズなので注意してください。
  


• 資格試験での出題傾向: 英検やTOEICで読解問題に出ることがあります。「～に関して」の意味を理解しているか、文脈上正しく把握できるかが問われる場合があるため注意しましょう。

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9. 記憶に残るヒントやイメージ

1. 「話題を取り上げるときのキーフレーズ」とイメージする。
   


2. 「私の立場として言えば」というときに「As for me」と覚えると、頭に入りやすいでしょう。
   


3. 「as for ～」で「～に関して言うならば」という感覚を覚えれば、使いどころをすぐに思い出せます。

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以上が「as for」の詳細な解説です。話題を切り替えながら要点をまとめる際に、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ

意味（1）

（人･事･物）については, ...はというと