those who
以下では、“those who”という英語フレーズについて、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
意味(英語・日本語)
- 英語: “those who”
- 日本語: 「~する人々」「~な人たち」という意味
「those who」は、ある条件や特性を持つ複数の人々を指し示すフレーズです。たとえば “those who love music” は「音楽を愛する人たち」という意味になります。
状況や文脈によって、「こういう特徴を持つ集団」や「こういう行動を取る人たち」をまとめて言及するときによく使われます。
品詞と活用
- “those” は指示代名詞(demonstrative pronoun、または指示形容詞として機能)で、複数形です。 “that” の複数形表現だと考えると分かりやすいでしょう。
- “who” は関係代名詞で、人を指すときに使われます。
“those who” は二つの単語が組み合わさっているため、ひとつの品詞としては扱われません。文章中では「主語+動詞」などの一部として使われます。つまり、活用(時制や人称)ではなく、文全体の構造で使い分けられます。
他品詞形
「those who」の直接的な“活用”はありませんが、類似の表現として “he who” “she who” “they who” などがあります。これらは単数か複数か、もしくは性別に応じて切り替えているにすぎず、「those who」の品詞が変わるわけではありません。
CEFRレベル(目安)
- B2(中上級)
- 「those who」は、一見シンプルに見えますが、関係代名詞 “who” を用いた文法構造が必要になるため、ある程度英文法に慣れている学習者向けです。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
“those who” は二つの単語の組み合わせであり、一つの語としての接頭語・接尾語・語幹は存在しません。
“those”
- 指示代名詞 “that” の複数形。遠方を指示するニュアンスが含まれます。
“who”
- 関係代名詞で、人を対象に用いられ、「~する人」という形で文をつなげる働きをします。
関連語・派生語・類縁語
- “that”: 単数形の指示代名詞
- “those people who”「~するあの人たち」など、間に “people” を挟むこともあります。
- “whoever”: 「~する人は誰でも」という別の関係代名詞を含む語があります。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10 選
- those who believe in 〜(〜を信じる人たち)
- those who argue that 〜(〜と主張する人たち)
- those who oppose 〜(〜に反対する人たち)
- those who support 〜(〜を支持する人たち)
- those who need help(助けを必要としている人たち)
- those who are affected by 〜(〜の影響を受けている人たち)
- those who suffer from 〜(〜に苦しむ人たち)
- those who benefit from 〜(〜から恩恵を受ける人たち)
- those who volunteer to 〜(〜するためにボランティアする人たち)
- those who are willing to 〜(喜んで〜しようとする人たち)
3. 語源とニュアンス
- “those” は古英語 “þās” (these) および “þā” (those) などに由来すると考えられます。
- “who” も古英語の “hwā” にさかのぼり、人を問う疑問代名詞から派生して関係代名詞として機能するようになりました。
ニュアンス
“those who” は、まとめて集団を指す際にややフォーマルまたは文章的な響きがあります。カジュアルに話す場合には “people who” と言うことも多いです。ただし、エッセイやスピーチなどで「特定の特徴を持つ人々」を強調するときに好まれる表現です。
4. 文法的な特徴と構文
- “those who + 動詞/文章” で「~する人々」という意味を成す構文です。
- 文中では、主語や補語として使われることが多いですが、目的格としてはあまり使いません。
- 例: “Those who work hard [主語] will succeed.”
- 例: “We should help those who are in need. [目的語にあたる部分]”
- 例: “Those who work hard [主語] will succeed.”
使用シーン
- フォーマル/文章: フォーマルな文脈やエッセイ、スピーチなどでよく使われる。
- カジュアル/口語: 口語では “people who” に置き換えられることも多いですが、そのまま使用する例もあります。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)例文
- “Those who want to join the game, please come over here!”
(ゲームに参加したい人は、こっちに来て!) - “I admire those who never give up.”
(決してあきらめない人って本当にすごいと思う。) - “Those who don’t have a ticket can’t enter the concert.”
(チケットを持っていない人はコンサート会場に入れないよ。)
ビジネス例文
- “Those who have completed the training program will be eligible for promotion.”
(研修プログラムを完了した人は昇進の対象となります。) - “We should prioritize those who submitted their reports on time.”
(期限内にレポートを提出した人を優先すべきです。) - “Those who excel in communication skills often become effective leaders.”
(コミュニケーション能力に優れた人は、しばしば有能なリーダーになります。)
学術的な文脈例文
- “Those who engage in regular exercise tend to have better cognitive function.”
(定期的に運動する人々は、認知機能が高い傾向にあります。) - “The study analyzed those who participated in the survey over a five-year period.”
(この研究は、5年間にわたって調査に参加した人たちを分析しました。) - “Those who advocate for environmental conservation often cite the latest climate data.”
(環境保護を支持する人々は、最新の気候データを引き合いに出すことが多いです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “people who”(~する人々)
- カジュアルな響きで、会話でもよく使われる。
- カジュアルな響きで、会話でもよく使われる。
- “individuals who”(~する個人)
- フォーマルで、学術的・官公庁の文書などにも使われる。
- フォーマルで、学術的・官公庁の文書などにも使われる。
- “those people who”(~するあの人たち)
- “people” を挟んでより明瞭に示すパターン。強調度が高い。
反意語
“those who” 自体は「誰かを指すフレーズ」であり、明確な反意語はありません。ただし「人を指すか物を指すか」などの対比として、 “that which”(「~するもの」※物を指す場合) などが挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): [ðoʊz huː](アメリカ英語) / [ðəʊz huː](イギリス英語)
- 強勢の位置: “those” と “who” ともにそれぞれが一語なので、比較的並列に発音されることが多いですが、文脈によって「those」を強める場合もあります。
- よくある発音の間違い:
- “those” の /ð/ が /d/ や /z/ に濁ってしまう場合がある。
- “who” の /h/ を抜かして “oo” と発音しがち。
- “those” の /ð/ が /d/ や /z/ に濁ってしまう場合がある。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “those” を “thoes” と書いてしまうミスがあるので注意。
- 語順: 「those + who~」の順番を誤って “who those ~” としないこと。
- 目的格/主格の混同: “who” が人を指していることを忘れ、 “whom” を使うべきかどうか迷うことがありますが、通常 “those who” が主語部を司るため、 “who” が自然です。
- TOEICや英検でも、関係代名詞と指示代名詞の組み合わせを問う文法問題として出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「“those” + “who” で、「そういう特徴を持つ“人たち”を一まとまりに示す」」とイメージする。
- “that” の複数形 “those” に「人を説明する関係代名詞 “who” が続く」という構造と覚えるとミスが減ります。
- 「○○する人たち」として、日本語の“名詞+相対的な説明”を英語にするときに使える便利なフレーズ、とイメージすると定着しやすいでしょう。
上記のように、“those who” は「~する人々」をまとめて言い表す際に非常に便利なフレーズです。フォーマルな文書やスピーチだけでなく、日常会話やビジネスでも使われる表現なので、使いこなせるようになると表現の幅が広がります。ぜひ、例文を参考にして活用してみてください。

《書》...な人たち, ...な人々
復習用の問題
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