最終更新日 :2025/01/27

junior

形容詞

若いほうの,年下の;年少者から成る(向けの) / (役職などが)下の,下級の;後進の,後輩の / 《米》(大学・高校の4(3,2)年制で)3(2,1)年生の / 《通例one's~》年少者,年下の人;下位の人,後輩 / 《米》(大学・高校の4(3,2)年制で)3(2,1)年生(卒業の年の前年) / 《J-》《米》うちの息子

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解説

1. 基本情報と概要

単語: junior

品詞: 形容詞(ただし名詞としても使われることがあります)

意味(英語): lower in rank, younger, or having a lower status

意味(日本語): 「(地位・年齢などが)下位の、年下の、下級に属する」

「junior」は自分より年齢が下、または地位・役職などが下の人や物事を表すときに使われます。たとえば、「部下」や「若い社員」としての意味合いを含み、学校の学年で「下級生」として用いられることもあります。


  • 活用形: 形容詞なので比較級・最上級では“more junior” “most junior”という形が一般的ですが、そこまで頻繁には使われない傾向があります。

  • 他品詞形:


    • 名詞形: junior(「後輩」「ジュニア選手」などの意味で使われる)


CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 実際には学校生活や職場・社会でよく使われる単語であり、日常的に目や耳にしますが、微妙なニュアンス(「年下」だけでなく「地位が下」という文脈など)を正確に理解するには中上級程度の学習が必要です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「junior」は、ラテン語の“juvenis(若い)”と同源とされます。接頭語や接尾語を明確に分けにくい単語ですが、語幹に「若さ」に関するニュアンスが含まれています。

意味の詳細


  1. 年齢において「年下」のニュアンス


    • 例: “He is junior to me by three years.”(彼は私より3歳年下だ。)


  2. 地位・役職・階級などで「下位」「下級」を示すニュアンス


    • 例: “She is a junior manager.”(彼女は下級管理職です。)


  3. 学校の学年において「3年生」や「下級生」を意味するニュアンス(特にアメリカの高校・大学)


    • 例: “He’s a junior in high school.”(彼は高校3年生です。)


主な関連語・コロケーション10選


  1. junior partner(ジュニアパートナー)

  2. junior employee(ジュニア社員)

  3. junior staff(下級スタッフ)

  4. junior role(下級の役職)

  5. junior position(下位の役職)

  6. junior school(小学校/下級学校 ※イギリス英語の場合)

  7. junior league(ジュニアリーグ)

  8. junior year(大学3年生/高校3年生の学年)

  9. junior doctor(研修医・下級医師)

  10. junior minister(下級大臣)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「junior」はラテン語の“juvenis(若い)”に由来し、同じ語源をもつ語に“juvenile”などがあります。歴史的には「年下」「若い」という意味が中心で、その派生として「(職位などが)下位」を指し示すようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 年齢差だけでなく、地位や役職の差を示すときにも使われます。

  • 人間関係の上下に敏感なシーンで使う場合、カジュアルな場面では特に「あなたは私より下」というニュアンスが強く伝わることがあるため、配慮が必要です。

  • ビジネスシーン・フォーマルな文章から日常会話まで、幅広く使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞: 後ろに名詞を置き、名詞を修飾します。

    例: “junior manager,” “junior employee”

  • 比較表現: 「A is junior to B.」という形で「AはBより下位(年下)だ」を表します。

    例: “She is junior to me in the company.”

  • 名詞としての用法: 「The juniors」(後輩たち、ジュニアチームなど)のように、主にグループ名として用いられます。

使用シーン


  • フォーマル: 履歴書、役職名などで「Junior Engineer」や「Junior Analyst」など

  • カジュアル: 学校で「junior year(3年生)」、「He’s junior to me.(彼は私より年下)」など


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的文脈の3つに分けて、それぞれ3つずつ例文を示します。

5.1 日常会話


  1. “I’m a junior in high school, so I have one more year to go.”

    (私は高校3年生だから、あと1年残ってるんだ。)

  2. “My sister is junior to me, but she’s taller.”

    (妹は私より年下だけど、背は高いんだ。)

  3. “He treats me like I’m his junior even though we’re the same age.”

    (私たちは同い年なのに、彼は私を後輩みたいに扱うのよ。)

5.2 ビジネス


  1. “I started as a junior associate at this law firm.”

    (この法律事務所では、私はジュニアアソシエイト(下級職)として始めました。)

  2. “He’s junior to the department head, so he needs approval for major decisions.”

    (彼は部長より下の役職なので、大きな決定には許可が必要です。)

  3. “As a junior staff member, I often assist senior managers in various tasks.”

    (私は下級スタッフとして、しばしば上級管理職を手伝います。)

5.3 学術的・アカデミック


  1. “He joined the lab as a junior researcher.”

    (彼は下級研究者としてその研究室に加わりました。)

  2. “In many universities, junior professors handle introductory courses.”

    (多くの大学では、下級教授が入門コースを担当します。)

  3. “Her junior status in the department does not diminish her expertise.”

    (彼女が部内で下位のポジションにあることは、彼女の専門知識を損なうわけではありません。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. younger(より若い)


    • “He is younger than I am.”は年齢差を直接示す表現。階級や地位には使わない。


  2. subordinate(部下、下位にある)


    • 「上位・下位」の関係をはっきり示したいときに使う。よりフォーマル・上下関係強め。


  3. lower-ranked(下位の地位)


    • 役職などを明確に示すときに用いられる表現。


反意語


  1. senior(年上の、上位の)


    • 最も一般的に「上位」「年上」を示す単語。


  2. higher-ranked(上位の地位)


    • 地位の高さを示す。


類義語は「年齢」と「地位」のどちらに焦点があるかでニュアンスが異なり、反意語としては “senior” などがよく使われます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈdʒuː.ni.ər/ (アメリカ英語では /ˈdʒuː.njɚ/ の発音になる場合もあります)

  • アクセントは最初の音節「ju」に置かれます。

  • アメリカ英語では“ジューニャー”のように「r」が聞こえやすく、イギリス英語では“ジューニア”寄りの音になります。

  • “u”の音を「ウ」ではなく「ユー」のように伸ばし、最後の「-ior」をあまりはっきりと発音しすぎないことがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “junior”のスペルミス


    • “jounior”や“junour”などと間違えやすいので注意しましょう。


  2. “younger”や“subordinate”との混同


    • “junior”は「年下」と「地位が下」という両方の意味をカバーできますが、どちらを強調したいかで使い分ける必要があります。


  3. “junior to me”の構文ミス


    • “He is junior than me.”は誤りで、“He is junior to me.”と“to”を使う点に注意。


試験対策(TOEIC・英検など)


  • ビジネスシーンを扱う問題や、上下関係を表す英語を問われる場合にしばしば登場します。文脈によって「年下」ではなく「下位の」という意味であることを正しく見極めましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Jr.”の略称: 名前につく「○○ Jr.」という表記を見たことがある人は、そこから「junior = 年下・子」と関連付けると覚えやすいでしょう。

  • “ju” = “じゅ”“14〜15歳くらいの若いイメージ”: “ジュニア選手(Junior Player)”で“小中学生”を連想すると、自然と「年下」「下位」のニュアンスがイメージできます。

  • 音で覚える: “ジューニア”のように発音して「若い・下の」というフレーズを思い起こす。

以上が形容詞「junior」の詳細な解説となります。年齢差だけでなく、地位や役職の違いも表す重要な単語なので、ぜひ上手に使ってみてください。

意味のイメージ
junior
意味(1)

若いほうの,年下の;年少者から成る(向けの)

意味(2)

(役職などが)下の,下級の;後進の,後輩の

意味(3)

《米》(大学・高校の4(3,2)年制で)3(2,1)年生の

意味(4)

《通例one's~》年少者,年下の人;下位の人,後輩

意味(5)

《J-》《米》うちの息子

意味(6)

《米》(大学・高校の4(3,2)年制で)3(2,1)年生(卒業の年の前年)

復習用の問題

若いほうの,年下の;年少者から成る(向けの) / (役職などが)下の,下級の;後進の,後輩の / 《米》(大学・高校の4(3,2)年制で)3(2,1)年生の / 《通例one's~》年少者,年下の人;下位の人,後輩 / 《米》(大学・高校の4(3,2)年制で)3(2,1)年生(卒業の年の前年) / 《J-》《米》うちの息子

She is a junior employee at the company.

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彼女は会社の若手社員です。

彼女は会社の若手社員です。

正解を見る

She is a junior employee at the company.

英語 - 日本語

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