最終更新日 :2025/01/27

head

名詞

(顔を含めた)頭, 頭部 / 頭脳 / 長,指導者 / (ある物の)上部, 先頭 / (川・泉の)源 / (人・動物の)頭数 / 首席,首位 / 《複数形で》(頭像のある)貨幣の表 / 項目,(新聞の)見出し / 《米俗》マリファナ常用者 / 《名詞の前で形容詞的に》長の,指導者の

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象は大きな頭を持っている。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: head

品詞: 名詞 (ただし、動詞や形容詞として使われる派生形もあり)

英語での意味:


  1. The upper part of the human body or the front/top part of an animal’s body, containing the brain, eyes, nose, mouth, etc. (人間や動物の「頭」)

  2. A leader or person in charge (組織や部門の「長」)

日本語での意味:


  1. 人や動物の脳、目、鼻、口などがある「頭」

  2. 組織や集団を率いる「長」やリーダー

「head」は日常会話で「頭」という物理的な意味から、比喩的に「トップの位置」「リーダー」のようなニュアンスでも使われる、とてもよく使われる単語です。


  • 可算名詞として数えることができ、複数形は「heads」になります。

CEFRレベル: A1(超初心者レベル)

「head」は非常に基本的な単語で、初めて英語を学ぶ人でも早い段階で覚える単語です。

他の品詞になったときの例


  • 動詞: to head (向かう、率いる)

    例: “We will head to the park.”(公園に向かいます)

  • 形容詞的表現: headed (~の頭がある、~に向かっている)

    例: “He’s headed for success.”(彼は成功に向かっている)


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹

「head」そのものは短い語で、特別な接頭語・接尾語を含まず、語幹が“head”となります。


  • 動詞化する際に “-ed” がついて “headed” という形を取ることがありますが、これは過去形や過去分詞形での変化、または形容詞化した形です。

関連語や派生語


  • headline(見出し)

  • headache(頭痛)

  • headquarters(本部)

  • headmaster/headmistress(校長)

よく使われるコロケーション(10個)


  1. head of state → 国家元首

  2. head office → 本社

  3. head for (somewhere) → ~に向かう

  4. head over heels → ぞっこん惚れて、真っ逆さまに

  5. head start → 有利なスタート、先行き

  6. big head → うぬぼれ(が強い人)

  7. head-on collision → 正面衝突

  8. bury one’s head in the sand → 現実を直視しない(直訳:頭を砂に埋める)

  9. lose one’s head → 取り乱す

  10. head up a team → チームを率いる


3. 語源とニュアンス

語源:

古英語「hēafod(へアフォド)」にさかのぼり、原始ゲルマン語に由来すると言われています。人体の頭を指すところから、リーダーシップや最上部の意味に転じました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 物理的な「頭」を指す場合は日常会話でとてもカジュアルに使えます。

  • 「head of 〇〇」などリーダー的意味合いで使う場合は、フォーマルな場面でも頻繁に登場します。

  • 「head over heels」のようなイディオムでは、恋愛にどっぷりハマっている様子を表すなど、比喩的ニュアンスが強い表現にも使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞: 「a head / heads」


    • 例: “He has a big head.”(彼は頭が大きい)

    • 例: “We need the heads of each department to attend the meeting.”(各部署の責任者が会議に出席する必要があります)


  2. 動詞用法: “to head”


    • 自動詞: “We’ll head out at 7:00.”(7時に出発します)

    • 他動詞: “He headed the research team.”(彼は研究チームを率いた)


  3. イディオム:


    • “to head off” (阻止する/出発する)

    • “to head up” (率いる)


フォーマル・カジュアルどちらでも広い範囲で使われますが、ビジネス文書などでは「head of department」のようにリーダーを示す表現が多用されます。


5. 実例と例文

1) 日常会話(カジュアル)


  1. “I just hit my head on the shelf!”


    • 棚に頭をぶつけちゃった!


  2. “Where are you heading after lunch?”


    • ランチの後はどこに行くの?


  3. “Don’t lose your head over small things.”


    • 些細なことで取り乱さないでね。


2) ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “He was promoted to head of the marketing department.”


    • 彼はマーケティング部門の責任者に昇進しました。


  2. “Let’s head to the conference room for the meeting.”


    • 会議のために会議室に行きましょう。


  3. “We need a strong leader to head up this project.”


    • このプロジェクトを率いる強力なリーダーが必要です。


3) 学術的・フォーマルな文脈


  1. “The human head contains some of the most vital organs, including the brain.”


    • 人間の頭部には脳を含む重要な器官が含まれています。


  2. “He served as the head of the research institute for over a decade.”


    • 彼はその研究所の所長を10年以上務めました。


  3. “A clear distinction between the head and the heart has been a topic of philosophical debate.”


    • 頭(理性)と心(感情)の明確な区別は哲学的議論の対象となってきました。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. leader(リーダー)


    • 「head」が物事のトップという意味合いで使われる場合、ほぼ同義。


  2. chief(チーフ)


    • 主に肩書きとして使われ、フォーマルなニュアンス。


  3. boss(上司)


    • カジュアルな口語表現で使う場合が多い。


反意語(状況による例)


  1. foot → からだの「足」部分 / ものの下部

    -「head」と「foot」でトップとボトムの対比を表す。

「head」は有形無形問わず「最上位」や「先頭」を表すニュアンスがあるのに対し、「foot」や「bottom」は物理的・比喩的に「下部」を指す点で対照的です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /hɛd/

  • アメリカ英語/イギリス英語: ほぼ同じ発音。「ヘッド」のように発音します。

  • 強勢(アクセント)の位置: 単音節のため “head” 全体をはっきり発音。

  • よくある間違い: “heed (/hiːd/)” と混同して発音する場合がありますが、「head」は短い “e” の音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “haed” と書いてしまうなどの間違い。

  2. 同音異義語との混同: “head” と “heed” は発音が違うので注意。

  3. 動詞と名詞の用法混同: “head” は出発する(自動詞) か、率いる(他動詞) かで文の構造が変わります。

  4. 試験対策: TOEICや英検などでは「head of the department」「headquarter」などリーダー・本社を表す語としてよく出題されます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 自分の身体の一番上にある“頭”を思い浮かべる。トップや先頭、リーダーと結びつけると意味が覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: 「h+ea+d」の3パーツを意識して覚えると混乱しにくいです。

  • 勉強テクニック: 同じ「head」を使ったフレーズ(headache, headline, headquartersなど)をまとめて口に出して練習すると覚えやすくなります。


以上が名詞「head」の詳細な解説です。身体の「頭」という基本的な意味から派生して、組織の「長」や「中心的存在」といった意味で多様に使われる便利な単語です。ぜひいろいろな例文で使い方を定着させてみてください。

意味のイメージ
head
意味(1)

(顔を含めた),頭部,首;(髪の生えている部分の)頭

意味(2)

頭脳,頭の働き,知力,才能;理性

意味(3)

,指導者,支配者

意味(4)

(ある物の)頭,上部,先端,先頭

意味(5)

(川・泉の)源,水源

意味(6)

(人・動物の)頭数,一人,1頭

意味(7)

首席,首位

意味(8)

《複数形で》(頭像のある)貨幣の表

意味(9)

項目,表題(新聞の)見出し

意味(10)

《米俗》マリファナ常用者

意味(11)

長の,指導者の

復習用の問題

(顔を含めた)頭, 頭部 / 頭脳 / 長,指導者 / (ある物の)上部, 先頭 / (川・泉の)源 / (人・動物の)頭数 / 首席,首位 / 《複数形で》(頭像のある)貨幣の表 / 項目,(新聞の)見出し / 《米俗》マリファナ常用者 / 《名詞の前で形容詞的に》長の,指導者の

The elephant has a large head.

象は大きな頭を持っている。

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