最終更新日
:2025/01/28
genius
名詞
〈U〉《...における》天才《in ...》 / 〈C〉《…の》天才の人《in ...》 / 《a ~》《…に対する》才能,素質《for ...》 / 《単数形で》(時代・人々・言語などの)特質,精神《of ...》
解説
以下では、英単語「genius」について、なるべく詳しく説明します。
1. 基本情報と概要
英語・日本語の意味
- 英語: “genius”
- A person who has exceptional intellectual or creative power or other natural ability.
- 日本語: 「天才」、または「非凡な才能を持つ人」という意味です。
「genius」は、知能や芸術的な面などで極めて優れた才能を示すときに使う言葉です。例えば、特定の分野において類まれなる優秀さを発揮する人を指します。少し誇張気味に「ほんとに天才だね!」と言うときにも使われます。
品詞
- 名詞 (countable/uncountable の両方で使われることがあります)
- 例: “He is a genius.” (可算名詞)
- 例: “This plan is pure genius!” (不可算名詞的扱い:抽象名詞)
- 例: “He is a genius.” (可算名詞)
活用形
- 名詞なので、原形は「genius」です。複数形は「geniuses」になりますが、一般的には「genius」を単数形で使う場合が多いです。
他の品詞例
- 形容詞: “genius”そのものが形容詞になることは稀ですが、類似表現として「genial(愛想のよい・気さくな)」や「ingenious(巧妙な・独創的な)」など関連する形容詞があります。ただし、どちらも「genius」とスペルが似ていますが、意味がやや異なるので注意が必要です。
CEFRレベル
- 目安: B2(中上級)
- B2(中上級): ある程度の語彙がないとカジュアルに使われない可能性がありますが、英語学習者であれば割と早い段階で目にする単語かと思います。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- “genius” はラテン語を起源とし、直接的な接頭語・接尾語が明確についている単語ではありません。
- ラテン語の “genius” は、元々「守護神」や「精霊」、あるいは「生み出す力」を示していました。
派生語・類縁語
- “ingenious” (形容詞) – 巧妙な、独創的な
- “genuine” (形容詞) – 本物の、誠実な (直接の派生ではありませんが、語感が似ています)
- “genie” (名詞) – 魔神、精霊(『アラジン』に出てくる“Genie”を想像するとわかりやすい)
コロケーション(よく使われる表現)10選
- “musical genius” - 音楽の天才
- “artistic genius” - 芸術的天才
- “scientific genius” - 科学の天才
- “genius at work” - 仕事で才能を発揮する人
- “stroke of genius” - 天才的なひらめき
- “genius idea” - 天才的なアイデア
- “pure genius” - 全くの天才/完全に天才的
- “hidden genius” - 隠れた天才
- “acknowledged genius” - 周囲に認められた天才
- “spot a genius” - 天才を見抜く
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語 “genius” から来ています。古代ローマでは、個人や場所を守護する霊的存在や「生み出す力」を表していました。それが転じて「特別な才能・霊感」を意味するようになりました。
ニュアンス
- 「genius」は非常に高い賞賛を示す単語であり、「すごい才能だ!」という良い意味合いが強いです。
- ただし、軽いジョークで「You’re a genius!(あなた天才ね!)」のように、日常会話でカジュアルにも使われます。
- フォーマルな場面で「He is recognized as a genius in his field.(彼は自分の分野で天才として認められている)」のように使うときには、きちんと評価されたプロフェッショナルな才能を示します。
4. 文法的な特徴と構文
名詞の可算・不可算
- “He is a genius.” のように、人を指す場合は可算名詞扱い(複数形は “geniuses”)。
- “This whole plan is pure genius.” のように抽象的に才能そのものを言うときは不可算名詞として扱われることもあります。
イディオムや構文
- “It’s a stroke of genius.” (天才的なひらめきだ)
- “Show one’s genius.” (才能を発揮する)
- “Border on genius.” (天才の域に近い)
使用シーン
- カジュアル: 友達に「You’re a genius!」と言うときなど
- フォーマル: 論文やビジネスで「genius」と評する場合は、主観を伴う語ですが、非常に高い称賛を示します。
5. 実例と例文
日常会話での例 (3例)
- “Wow, you figured out the puzzle in seconds. You’re a genius!”
(うわー、数秒でパズルを解いたね。君は天才だ!) - “He fixes computers like a genius; it’s amazing.”
(彼はコンピューターを天才的に直すんだ。マジですごいよ。) - “Your new recipe is pure genius! Everyone loved it.”
(あなたの新しいレシピ、もう天才的だよ!みんな大好きだった。)
ビジネスでの例 (3例)
- “We need a genius idea to stand out in this market.”
(この市場で目立つには、天才的なアイデアが必要だ。) - “Our CEO is often called a genius strategist by the media.”
(我々のCEOはメディアから天才的ストラテジストと呼ばれている。) - “Her marketing campaign was a stroke of genius; sales soared immediately.”
(彼女のマーケティングキャンペーンは天才的なひらめきだ。売り上げがすぐに急上昇した。)
学術的な文脈での例 (3例)
- “Einstein is widely acknowledged as a genius in the field of theoretical physics.”
(アインシュタインは理論物理学の分野で広く天才として認められている。) - “Her research demonstrates a genius for synthesizing complex ideas.”
(彼女の研究は複雑なアイデアを統合する天才的才能を示している。) - “The author’s literary genius became evident in her early works.”
(その作家の文学的天才は、彼女の初期作品から明らかだった。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “prodigy” – (若い)神童、驚異的な才能の持ち主
- “genius”よりも年少者に対して使われるニュアンスが強いです。
- “genius”よりも年少者に対して使われるニュアンスが強いです。
- “mastermind” – (計画、策略などの)立案者、非常に頭の切れる人
- 戦略的、あるいは計画的な才能を強調する際に使われます。
- 戦略的、あるいは計画的な才能を強調する際に使われます。
- “wizard” – 魔法使い、名人
- ゲームやファンタジーの文脈でよく登場するほか、比喩的に「すごい才能を持つ人」という意味もあります。
- ゲームやファンタジーの文脈でよく登場するほか、比喩的に「すごい才能を持つ人」という意味もあります。
- “whiz” / “whizz” – 天才、名人
- カジュアルな表現で、「数学の天才」のように「a math whiz」と言うことがあります。
反意語 (Antonyms)
- “mediocrity” – 平凡、凡庸
- “He was once called a genius, but those who doubted his work considered it mediocrity.”
(彼はかつて天才と呼ばれたが、彼の作品を疑った人々はそれを凡庸とみなした。)
- “He was once called a genius, but those who doubted his work considered it mediocrity.”
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語 (US): /ˈdʒiː.ni.əs/
- イギリス英語 (UK): /ˈdʒiː.ni.əs/
アクセント
- 第1音節 “GEE” を強く発音します。 /dʒiː/
- 後ろの “ni” が弱くなり、「ジーニアス」という感じです。
よくある発音の間違い
- “jean” のように強めに発音しすぎてしまうことがありますが、/dʒ/ の音に注意しましょう。
- “-ius” の部分を「イウス」と意識しすぎて区切ると不自然になるのでスムーズに繋げます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “genuis” と書いてしまう人が多いですが、正しくは “genius” です。
- 同音異義語とまではいきませんが、「genie(精霊)」や「ingenious(巧妙な)」と混同しがちです。
- 日本語で「ジーニアス」というカタカナのイメージがあるため、英語っぽく /ˈdʒiː.ni.əs/ と発音するのを忘れずに。
- TOEICや英検などでも語彙問題として出題されることがあります。特に「天才=genius」、「才能=talent」「創造的=creative」の使い分けを問われる可能性があるので注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- スペルの覚え方: “geni-us” → 「天才は私たちの中にいる(genius)」。
- 「ジーニアス」は「自由に+明日(あす)を創る」くらいの語呂合わせで覚える学生さんもいるようです。
- 「ge-」で始まる単語に慣れておくと覚えやすいです。“genius”, “genuine”, “generous”など、単語群として整理しながら学習するのも手です。
- また、イメージとしては「電球がピカッと光る天才のひらめき」などを頭に描くと、すぐに “genius” という単語が浮かびやすくなります。
以上が英単語「genius」の詳細解説です。天才的な才能を表すときや、友達をほめるときなどに、状況に応じてさまざまな使い方ができます。ぜひ使いこなしてください!
意味のイメージ

意味(1)
〈U〉(特に科学・芸術における)天才《+in+名》
意味(2)
〈C〉(…の)天才[の人]《+in+名》
意味(3)
〈C〉知能指数の非常に高い人
意味(4)
《単数形で》(時代・人々・言語などの)特質,精神《+of+名》
意味(5)
〈C〉(一般的に)才能のある人
意味(6)
〈C〉影響力の強い人
意味(7)
〈C〉《文》(人・場所の)守り神
意味(8)
《a ~》(一般的に)(…に対する)才能,素質《+for+名(do*ing*)》
復習用の問題
〈U〉《...における》天才《in ...》 / 〈C〉《…の》天才の人《in ...》 / 《a ~》《…に対する》才能,素質《for ...》 / 《単数形で》(時代・人々・言語などの)特質,精神《of ...》
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