annoying
1. 基本情報と概要
英単語: annoying
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語)
Something that causes irritation or mild anger.
意味(日本語)
「イライラさせる」「腹立たしい」「うっとうしい」という意味です。日常的に、何かや誰かが自分をいらだたせるような場面で使われます。「ちょっと嫌な感じ」「不快感をもたらす」ニュアンスがあります。
- 例: “That noise is really annoying.”(あの音、本当にイライラするなぁ)
活用形
- 原形(形容詞): annoying
- 比較級: more annoying
- 最上級: most annoying
他の品詞との関連
- 動詞: annoy(イライラさせる)
- 例: “That sound annoys me.”
- 例: “That sound annoys me.”
- 形容詞: annoyed(イライラしている:人の感情を表現する)
- 例: “I’m annoyed by that noise.”
- 例: “I’m annoyed by that noise.”
CEFRレベルの目安: B1(中級)
B1レベルでは「日常生活の話題を理解し、比較的容易に日常会話をすること」が求められます。日常でよく使われる単語ですので、B1レベルあたりでしっかり押さえておきましょう。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- annoy (動詞: イライラさせる) + -ing (形容詞化する接尾語)
派生語・類縁語
- annoy (動詞): イライラさせる
- annoyed (形容詞): イライラしている
- annoyance (名詞): イライラ、迷惑
よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)
- an annoying habit(イライラさせる癖)
- an annoying noise(イライラする音)
- an annoying person(うっとうしい人)
- quite annoying(かなりイライラさせる)
- extremely annoying(ものすごくイライラする)
- slightly annoying(少しイラっとさせる)
- an annoying situation(腹立たしい状況)
- be annoying to someone(人にとってイライラさせる)
- find something annoying(何かを不快だと感じる)
- an annoying interruption(イライラする割り込み・中断)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「annoy」は、古フランス語の “anoier” などに由来しており、「不快にさせる、苦しめる」という意味がありました。
- そこから接尾語 “-ing” をつけることで「イライラさせるような」「不快感をもたらす」という形容詞になりました。
ニュアンス
- 「annoying」は、一般的に口語的にも文章中にも使われる比較的よく目にする単語です。カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く使われますが、あまりに砕けた印象はなく、「迷惑である」というニュアンスがやや強めに表れることがあります。
- 使い方としては、「なんとなく不快感を与える」「小さいけれどじわじわとストレスになる」という場面でよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
be動詞 + annoying
例: “That sound is annoying.”(その音はイライラさせる)find + 目的語 + annoying
例: “I find his behavior annoying.”(彼の行動はイライラする)annoying + 名詞
例: “He has an annoying habit of clicking his pen.”(彼にはペンをカチカチ鳴らすうっとうしい癖がある)
- 「annoying」は形容詞なので、「何か(誰か)をイライラさせる主体」を修飾する場合に用いられます。
- 一方で「annoyed」は「(人が)イライラしている」状態を表すので、混同しないように注意が必要です。
5. 実例と例文
日常会話シーン(3つ)
“That buzzing noise is so annoying. Can we turn off the fan?”
(あのブンブン鳴る音、本当にイライラするよ。ファンを消してもいい?)“It’s annoying when people talk loudly in the library.”
(図書館で大きな声で話す人ってうっとうしいよね。)“Stop tapping your pen; it’s really annoying.”
(ペンをトントンするのをやめて、すごくイライラするんだけど。)
ビジネスシーン(3つ)
“It’s annoying to receive so many unnecessary emails at work.”
(職場で不要なメールを大量に受け取るのは腹立たしいです。)“That software glitch has become an annoying distraction for the team.”
(そのソフトの不具合が、チームにとって厄介な気を散らす原因になっています。)“An annoying colleague who constantly interrupts can lower productivity.”
(絶えず口を挟んでくるうっとうしい同僚は、生産性を下げる可能性があります。)
学術的な文脈・よりフォーマルなシーン(3つ)
“Minor errors in the dataset can be annoying, but they are relatively easy to correct.”
(データセットの軽微なエラーは厄介ではあるが、比較的修正しやすい。)“Although the delay is annoying, it will not significantly impact the overall project timeline.”
(遅延は迷惑ではあるが、全体のプロジェクト期間に大きな影響は及ぼさない。)“Repetitive feedback loops can be particularly annoying to researchers.”
(研究者にとって、反復的なフィードバックループは特にイライラを招くことがある。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(synonyms)
- irritating(イライラさせる)
- 「annoying」とほぼ同じニュアンスだが、やや感情に強く訴えることが多い。
- 「annoying」とほぼ同じニュアンスだが、やや感情に強く訴えることが多い。
- bothersome(厄介な)
- 煩わしい、邪魔になるというニュアンスに近い。
- 煩わしい、邪魔になるというニュアンスに近い。
- vexing(悩ませる)
- より文学的・フォーマルで、問題や状況が頭を悩ませるときに使う。
- より文学的・フォーマルで、問題や状況が頭を悩ませるときに使う。
- aggravating(更に悪化させる、腹立たしい)
- 「さらにイライラさせる」というニュアンスで、より強い苛立ち。
- 「さらにイライラさせる」というニュアンスで、より強い苛立ち。
- exasperating(激しく憤慨させる)
- 「とても腹立たしい」という、感情の度合いが強い言い方。
反意語(antonyms)
- pleasant(楽しい・心地いい)
- enjoyable(楽しめる)
- agreeable(感じのいい)
- delightful(とても楽しい)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /əˈnɔɪ.ɪŋ/
- イギリス英語: /əˈnɔɪ.ɪŋ/
強勢(アクセント)の位置
- 「an*noy*ing」の“noy”の部分にストレスがかかります。 /ə-NOY-ing/ のイメージです。
よくある発音の間違い
- “no” の部分を曖昧にしてしまいがちですが、しっかり /nɔɪ/(ノイ)と発音すると自然です。
- /əˈnɔɪŋ/ の最初の「ə」は弱く発音し、その後の「nɔɪ」にアクセントを置きましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
annoying と annoyed の混同
- annoying → イライラさせる側
- annoyed → イライラしている側(自分や他の人の感情)
- annoying → イライラさせる側
スペルミス
- “annoying” の “y” を書き忘れたり、スルーしてしまう間違いがあるので注意です。
同音異義語との混同はさほどない
- ただし、類似する発音の単語と混同しないように (e.g., “enjoying” など)注意しましょう。
試験対策
- TOEICや英検などでも、感情表現を問う問題で“annoying”“annoyed”の比較がよく出題されることがあります。文脈からどちらを使うか、読み取れるようにしましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「an + NO! + ing」と覚えると、何かに対して「NO!」と言いたくなるほどイライラさせるイメージを持つのに役立ちます。
- あるいは「アノイング」という音から「あの嫌な感じ」と語呂合わせするのもよいでしょう。
- 勉強テクニック: annoyed (人が感じる) と annoying (人をイラつかせる原因) のセットで覚えると混同を防ぎやすいです。
以上が形容詞 “annoying” の詳細な解説です。日常的にもビジネスの場面でも使用頻度が高い単語なので、用法・発音・スペルをしっかり押さえてください。

《annoyed(腹を立てた)との混同に注意》
復習用の問題
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