最終更新日
:2025/01/28
first lady
解説
以下では、名詞 “first lady” について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
単語: first lady
品詞: 名詞 (Noun)
意味(英語): the wife (or main female companion) of a head of state, or a woman who is considered to be of leading importance in a particular field
意味(日本語): 国家元首や大統領など、あるいは重要な役職を持つ男性の配偶者に対して用いられる称号。または、ある分野で最も重要・第一人者である女性を指す時にも使われます。
「first lady」は、主に大統領や首相などの妻を敬称・公式称号として指すときに使われます。「アメリカのファーストレディ」といえば大統領夫人を思い浮かべることが多いですが、「ジャズのファーストレディ」「映画界のファーストレディ」のように、ある分野で輝かしい業績を持つ女性を称えるためにも使われます。
活用形:
- 複数形: first ladies
他の品詞形:
- “first” は形容詞・副詞などの品詞で使われることがあります。例: “He came in first.” (彼は一番に来た)
CEFRレベル目安: B2 (中上級)
- 政治や文化的背景を理解した上で使用する単語なので、やや上級寄りのレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- first: 「最初の」「第一の」を意味する形容詞。古英語 “fyrest” に由来。
- lady: 「女性」「婦人」「貴婦人」を意味する名詞。古英語 “hlǣfdige” に由来。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10選)
- “the First Lady of the United States”
→ アメリカ合衆国のファーストレディ - “the former First Lady”
→ 前(元)ファーストレディ - “the role of First Lady”
→ ファーストレディの役割 - “the country’s First Lady”
→ その国のファーストレディ - “the First Lady’s responsibilities”
→ ファーストレディの責務(職務) - “the First Lady attends a ceremony”
→ ファーストレディが式典に出席する - “honor the First Lady”
→ ファーストレディを称える - “the influential First Lady”
→ 影響力のあるファーストレディ - “the First Lady’s agenda”
→ ファーストレディが掲げる課題・目標 - “the First Lady’s charitable work”
→ ファーストレディの慈善活動
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- “first” は古英語 “fyrest” (最も早い、第一の) から。
- “lady” は古英語 “hlǣfdige” (パンを与える人 → 家庭を切り盛りする女性) が起源。
- “first” は古英語 “fyrest” (最も早い、第一の) から。
- 歴史的背景: 「ファーストレディ」という呼称はアメリカ合衆国を中心に定着したもので、アメリカ大統領夫人を指す称号として19世紀後半あたりから使われ始め、今日では広く一般化しています。
- ニュアンス・使用時の注意点:
- 公式スピーチやメディア報道など、公的な場でよく使われる。
- カジュアルな会話においてはややフォーマル寄りの響きがあるが、「その分野の第一人者」という比喩的用法でカジュアルに使われることもある。
- 文章表現・口語のどちらでも使われるが、特に政治的文脈や式典などフォーマルなシーンでの使用が多い。
- 公式スピーチやメディア報道など、公的な場でよく使われる。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての使い方:
- 一般的には “the First Lady” と定冠詞 “the” と合わせて用いられます。
- 複数の場合は “first ladies” となります。
- 一般的には “the First Lady” と定冠詞 “the” と合わせて用いられます。
- 可算・不可算:
- “First Lady” は肩書きとして使う際にも、名詞としてカウントできるので可算名詞 (countable noun) です。
- “First Lady” は肩書きとして使う際にも、名詞としてカウントできるので可算名詞 (countable noun) です。
- 使用シーン:
- フォーマル: 政治関係の文脈(スピーチ、ニュース、文書など)
- カジュアル: たとえば「彼女はジャズ界のファーストレディだ」と言う場合など。
- フォーマル: 政治関係の文脈(スピーチ、ニュース、文書など)
イディオムや構文例
- “First Lady of ...”
例: “She is often called the First Lady of jazz.” (彼女はよく「ジャズ界のファーストレディ」と呼ばれる。)
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “Did you see the First Lady’s speech on TV last night?”
(昨夜テレビでファーストレディのスピーチを見た?) - “I heard the First Lady is visiting our city next month.”
(来月ファーストレディが私たちの街を訪れるそうだよ。) - “She’s known as the First Lady of rock music.”
(彼女はロック音楽界のファーストレディとして知られています。)
ビジネスシーン
- “The First Lady’s initiative focuses on improving education.”
(ファーストレディの取り組みは教育の改善に焦点を当てています。) - “Our company was honored to host the First Lady at the charity event.”
(弊社はチャリティイベントでファーストレディをお迎えでき、大変光栄でした。) - “We’ll need to follow the protocol carefully when the First Lady arrives.”
(ファーストレディが到着する際は、プロトコル(儀礼手順)をしっかり守る必要があります。)
学術的/政治的な文脈
- “Scholars have analyzed the influence of First Ladies on policy-making throughout history.”
(歴史を通じてファーストレディが政策立案に与えてきた影響を学者たちが分析してきました。) - “The role of the First Lady can provide insight into societal expectations of women in leadership.”
(ファーストレディの役割は、リーダーシップポジションにおける女性への社会的期待を知るうえでの手がかりになります。) - “In some countries, there is no official title such as First Lady.”
(国によっては、ファーストレディのような公式称号が存在しない場合もあります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- “president’s wife” (大統領の妻)
→ より直接的な表現で公式称号ではない。 - “leading lady” (主役級の女性、重要な女性)
→ 舞台や映画の文脈で「主演女優」を指すこともある。 - “first gentleman” (ファーストジェントルマン)
→ 女性が大統領などの地位を持つ場合、その配偶者男性を指すことがある。
- “president’s wife” (大統領の妻)
反意語:
- 特定の「反意語」はありませんが、対照的に “second lady” (副大統領夫人) という表現は存在します。
- 特定の「反意語」はありませんが、対照的に “second lady” (副大統領夫人) という表現は存在します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ˈfɝːst ˈleɪdi/
- イギリス英語: /ˈfɜːst ˈleɪdi/
- アメリカ英語: /ˈfɝːst ˈleɪdi/
- 強勢(アクセント):
- “FIRST LAdy” のように、最初の音節 “first” と “la” にアクセントが置かれがちです。会話の中では “FIRST LAdy” と自然につながります。
- “FIRST LAdy” のように、最初の音節 “first” と “la” にアクセントが置かれがちです。会話の中では “FIRST LAdy” と自然につながります。
- よくある発音の間違い:
- “first” の /r/ の発音があいまいになったり、 /fɪrst/ のように “i” が混じる発音をする場合があります。
- “lady” は “レイディ” [leɪdi] と母音を伸ばすように発音しましょう。
- “first” の /r/ の発音があいまいになったり、 /fɪrst/ のように “i” が混じる発音をする場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “lady” を “laddy” と誤記する。
- 冠詞の使い忘れ: “the First Lady” と冠詞をつけるのが一般的。
- 混同: しばしば “leading lady” と混同して、単にトップ女優などを “first lady” と呼ぶと政治的響きになりすぎる場合がある。
- 試験対策:
- TOEICや英検では、政治や社会ニュース関連の長文読解で「First Lady」という表現が出ることがあります。意味をしっかり理解しておけば問題を解きやすくなります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「国の“第一の女性”」というイメージで覚えるとわかりやすいです。
- “lady” (レイディ) は「淑女」のニュアンスもあるので、「品格ある女性」をイメージしておくと使いやすくなります。
- 政治ニュースと合わせてイメージすると、記憶に残りやすいでしょう。
以上が名詞 “first lady” の詳細解説です。大統領夫人という政治的な文脈のみならず、称号として比喩的・象徴的に使われるときもあるので、ぜひ併せて覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
大統領夫人;州知事夫人
復習用の問題
英語 - 日本語
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