最終更新日 :2025/01/28

first floor

名詞

(建物の)1階(《英》ground floor);《英》2階

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

名詞「first floor」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: first floor

日本語: 「1階」または「最初の階」という意味。アメリカ英語では地上階(日本でいう1階)を指すことが多いのですが、イギリス英語では地上階を“ground floor”と呼び、その一つ上の階を“first floor”と呼ぶ場合が一般的です。そのため、アメリカ英語とイギリス英語で大きく意味が異なる単語(フレーズ)です。

「first floor」は自宅やビルの階数を示す表現として使われます。アメリカ英語では、建物の入り口と同じ階を指すニュアンスが強いですが、イギリス英語では入り口よりも1つ上の階を指すことに注意してください。


  • 品詞: 名詞(複合名詞)

  • 活用形: 単数形:first floor / 複数形:first floors


    • 例:There are two first floors in this building.(この建物には2つの「1階」がある)

      ※ただし、実際にはこのようなケースはまれです。


  • 他の品詞形はありませんが、下記のように形容詞的に使う場合があります:


    • 例:the first-floor apartment(1階のアパート)


  • CEFRレベル目安:


    • A2(初級)

    • 日常生活で「何階にいる」「どこのフロアに行く」という基本的な会話でよく使われるレベルの単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • first(序数) + floor(床/階)

    • 特に接頭語や接尾語はありません。


  • 派生語や類縁語:


    • ground floor(イギリス英語での地上階)

    • second floor(1階からさらに上の階という意味だが、国や地域によっては「2階」と呼ばれたり「1階」と呼ばれたりするので注意)


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


    1. on the first floor(1階に)

    2. the first-floor lobby(1階のロビー)

    3. the first-floor elevator area(1階のエレベーター周辺)

    4. the first-floor apartment(1階のアパート)

    5. the first-floor office(1階のオフィス)

    6. the first-floor landing(1階フロアの踊り場)

    7. the first-floor café(1階のカフェ)

    8. the first-floor restroom(1階のトイレ)

    9. take the stairs to the first floor(階段で1階へ上がる[または降りる])

    10. located on the first floor(1階に位置する)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • “floor”は古英語の“flōr”に由来し、元々「地面」「床」の意味を持ちます。

    • “first”は「序数の1番目」を表す形容詞として古英語の“fyrst”から変化したもの。


  • 歴史的な使われ方:


    • イギリス英語とアメリカ英語で地上階を呼ぶ習慣に差が生じたため、現在のように意味が分かれるようになりました。


  • 使用時の注意点(微妙なニュアンスなど):


    • イギリス英語圏では、「first floor」は日本式の「2階」を指すことが多いので、アメリカ英語との違いに要注意です。


  • 口語/文章での使い方・カジュアル/フォーマル度:


    • 一般的なカジュアルからフォーマルまで幅広く使われる表現。仕事の場面や案内表示でもよく使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての使用:


    • 可算名詞(理論上は複数形“first floors”も可能)。

    • 前置詞“on”を使って「on the first floor」(1階に)という形で表現されることが多い。


  • 一般的な構文・イディオム:


    1. “I live on the first floor.”(私は1階に住んでいます)

    2. “Please go to the first floor.”(1階に行ってください)

    3. “There is a reception desk on the first floor.”(1階に受付があります)



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文(3つ)


  1. “Where’s the laundry room?”

    “It’s on the first floor, near the entrance.”

    (「ランドリールームはどこですか?」

    「1階の入口近くです。」)


  2. “I always take the stairs to the first floor instead of using the elevator.”

    (「私はいつもエレベーターを使わずに1階まで階段を使います。」)


  3. “My grandparents prefer living on the first floor so they don’t have to climb stairs.”

    (「祖父母は階段を上らなくて済むので1階に住むのを好みます。」)


5.2 ビジネスシーン(3つ)


  1. “The conference room is located on the first floor, just past the lobby.”

    (「会議室は1階のロビーを抜けた先にあります。」)


  2. “You can pick up your visitor’s badge at the reception on the first floor.”

    (「1階の受付で来客用のバッジを受け取ってください。」)


  3. “Head to the first-floor help desk for any technical support requests.”

    (「技術サポートの依頼は1階のヘルプデスクへ行ってください。」)


5.3 学術的・公的文脈(3つ)


  1. “The university library has a study lounge on the first floor, equipped with computers.”

    (「大学の図書館にはコンピューターが備えつけられた1階の自習スペースがあります。」)


  2. “All visitors must sign in at the first-floor security checkpoint before entering the main laboratory.”

    (「研究所に入る前に、全ての来訪者は1階のセキュリティチェックポイントで署名しなければなりません。」)


  3. “The archives are stored on the first floor in a temperature-controlled environment.”

    (「アーカイブは温度管理がされた1階に保管されています。」)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. ground floor(主にイギリス英語でいう「地上階」、アメリカでは“first floor”と同義の場合が多い)

    2. main floor(“first floor”と同様に使われることが多いが、特にホテルやデパートではメインのフロアを指すことがある)


例:


  • ground floor → 「地上階」

  • main floor → 「メインフロア」


    • 反意語(?)


  • top floor(最上階)


  • basement(地下)


それぞれ、建物内の別階層を表現する際に比較して使われます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • アメリカ英語(米): /ˈfɝst flɔːr/


    • “first”の“ɝ”はアメリカ英語特有のRの巻き舌音が入ります。

    • “floor”は「フロア」のようにほぼ1音節で発音します。


  • イギリス英語(英): /ˈfɜːst flɔː/


    • “first”の“ɜː”はやや長い母音になります。

    • “floor”も「フロア」と2音節ほどに聞こえる場合もありますが、/flɔː/のように1音節で伸ばす発音も一般的です。


  • よくある間違い:


    • “floor”の発音が「フロー(/flow/)」のように伸びすぎること。あくまで口をすぼめず、少し開いたまま伸ばすイメージです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “first”では「i」の後ろに「r」を書き忘れたり、「frst」となったりすることがあるので注意。

  • 同音や近い音との混同: “forest” や “thirst”など、似たスペリングの単語と混同しないように。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語では「first floor」は入り口と同じ階(日本での1階)。

    • イギリス英語では「first floor」は日本での2階に相当。


  • 試験での出題傾向:


    • TOEICなどのビジネスシーンのリスニングやリーディングで、オフィスの階数を案内する問題として頻出。

    • 日常会話や地図・案内図の読み取り問題でも出る可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • アメリカ英語 vs. イギリス英語の混乱を防ぐ方法:


    • “ground floor”=イギリス式の地上階

    • “first floor”=アメリカでは地上階、イギリスでは1つ上の階

      → 旅行や留学の際には「階段の数を実際に数える」など、物理的に確認するクセをつけると混乱が減らせます。


  • 覚え方のイメージ:


    • “first” → 「最初の」+ “floor” → “床/階” → 建物に入って最初の階。アメリカではすぐ目の前の階、イギリスでは一段上がった階。


  • 勉強テクニック:


    • 地図や建物案内図を見ながら、国や地域ごとの呼び方の違いを手帳やメモにまとめておく。

    • リスニングで“floor”が出てきたら、アメリカ英語かイギリス英語かを文脈で判断する練習をする。


以上が「first floor」の詳細解説です。アメリカ英語とイギリス英語で意味が異なる点に特に注意して、自信を持って使えるようにしましょう。

意味のイメージ
first floor
意味(1)

(建物の)1階(《英》ground floor);《英》2階

復習用の問題

(建物の)1階(《英》ground floor);《英》2階

The reception area is located on the first floor of the building.

正解を見る

受付エリアは建物の1階にあります。

受付エリアは建物の1階にあります。

正解を見る

The reception area is located on the first floor of the building.

英語 - 日本語

項目の編集設定
  • 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 項目の新規作成を審査する
  • 項目の編集を審査する
  • 項目の削除を審査する
  • 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
  • 項目名の変更を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
  • 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 例文の編集を審査する
  • 例文の削除を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
  • 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 決定に必要な投票数 - 1
編集ガイドライン

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★