最終更新日 :2025/01/27

amuse

動詞

〈他〉《...で》を楽しませる《with,by》

このボタンはなに?

道化師の道化は、子供たちを必ず楽しませます。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: amuse

品詞: 動詞 (他動詞)

意味(英語):


  • To make someone laugh or smile; to entertain someone in a way that causes laughter or enjoyment.

意味(日本語):


  • 誰かを笑わせたり、楽しませたりすること。相手を楽しませるために、笑いや興味を引き出して、退屈させないようにするというニュアンスがあります。

「amuse」は「笑わせる」「楽しませる」という意味で、主に人をポジティブな感情にさせる場面で使われる動詞です。「愉快にする」というニュアンスが強いので、軽快なジョークや娯楽によって、相手の気分を和らげたりするイメージがあります。

活用形


  • 現在形: amuse / amuses (三人称単数)

  • 進行形: amusing

  • 過去形・過去分詞形: amused

他の品詞に変化した例


  • 名詞形: amusement(娯楽、楽しみ)

  • 形容詞形: amusing(面白い、楽しませるような)、amused(面白がっている、楽しんでいる)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級)

    「amuse」は日常で頻出するほどではありませんが、人を楽しませたり、ジョークを言ったりする会話でよく使われます。中級以上で学習する単語と言えます。


2. 語構成と詳細な意味

「amuse」は、フランス語由来の言葉で、もともと「muse(考え込ませる、ぼんやり考えさせる)」の接頭語「a-」が合わさった形とされています。


  • 接頭語「a-」: 「~の状態にする」などの意味あいを与える

  • 語幹「muse」: 「熟考する、ぼんやり考える」などのニュアンスを持つ

ただし、現在の用法では「muse」の意味合いはあまり残っておらず、単純に「楽しませる」という意味として定着しています。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. amuse the audience – 観客を楽しませる

  2. amuse yourself – 自分自身を楽しませる

  3. be easily amused – 簡単に楽しめる/笑わせられる

  4. find something amusing – 何かを面白いと感じる

  5. amuse someone with a joke – ジョークで人を楽しませる

  6. amuse visitors – 来訪者を楽しませる

  7. amuse children – 子どもたちを喜ばせる

  8. mildly amused – ちょっと面白がっている

  9. an amusing story – 面白い話

  10. amused look – 面白がっているような表情


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「a-」 + 「muse」で「真剣な思考の対象から外して楽しませる」が原義。フランス語の “amuser” に由来する。

ニュアンスと使用上の注意


  • 「amuse」は人に対して笑いや娯楽を与える、気分を良くさせるといった肯定的なニュアンスが強いです。

  • 友人同士の軽いジョークからフォーマルな場面でのちょっとした娯楽まで、比較的幅広く使われますが、真面目な文脈ではあまり使いません。

カジュアル/フォーマル:


  • 日常会話でもビジネスでも、相手を楽しませるという場面で使用が可能です。

  • ただし正式な書類などの文章では「entertain」の方がやや無難なことがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: 「amuse」は行為の対象を必要とするため、目的語を伴って使われます。


    • 例: I amused the children.(私は子どもたちを楽しませた。)


  • 「amuse + 目的語 + with + 名詞 / by + ~ing 」という構造で、どのように楽しませたかを補足することが多いです。

一般的な構文・イディオム


  1. amuse someone with something


    • 例: He amused his friends with his magic tricks.


  2. amuse oneself by doing something


    • 例: She amuses herself by reading comic books.



5. 実例と例文

それぞれ少しずつ文脈を変えて例文を3つずつ示します。

日常会話での例文


  1. “My brother always tries to amuse me with his silly jokes.”

    (私の兄はいつもくだらないジョークで私を笑わせようとする。)

  2. “I’m easily amused, so even a simple pun can make me laugh.”

    (私は単純に楽しめるタイプなので、簡単なダジャレでも笑ってしまう。)

  3. “Could you amuse the kids for a few minutes while I make dinner?”

    (夕食を作っている間、数分子どもたちを楽しませてくれる?)

ビジネスシーンでの例文


  1. “The keynote speaker amused the audience with a humorous anecdote before starting the presentation.”

    (基調講演者はプレゼンを始める前に面白い逸話で聴衆を楽しませた。)

  2. “We added some interactive activities to amuse our clients during the workshop.”

    (ワークショップ中に顧客を楽しませるため、いくつかインタラクティブなアクティビティを取り入れました。)

  3. “The marketing event aimed to amuse participants while also introducing new products.”

    (マーケティング・イベントでは新製品を紹介しつつ、参加者を楽しませることを目的としていました。)

学術的な文脈・フォーマルな場面での例文


  1. “Some scientists conduct experiments with interactive exhibits to amuse and educate the public.”

    (一部の科学者は来館者を楽しませながら教育するために、インタラクティブな展示を用いた実験を行っている。)

  2. “Historical reenactments are used to amuse visitors and offer an engaging way to learn about the past.”

    (歴史の再現劇は来訪者を楽しませつつ、過去を学ぶ魅力的な方法として用いられている。)

  3. “Children’s museums often feature hands-on displays that amuse and inform young learners.”

    (子ども向けの博物館では、子どもたちを楽しませながら学べる体験型の展示を多く取り入れている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. entertain(楽しませる)


    • 「amuse」よりややフォーマルで、広く「もてなす」というニュアンスがある。

    • 例: The clown entertained the crowd at the circus.


  2. delight(とても喜ばせる)


    • 「amuse」より強い喜びの感情を感じさせる、より深い「歓喜」を含む。

    • 例: The beauty of the sunset delighted us all.


  3. tickle(くすぐるように笑わせる)


    • 物理的にくすぐるだけでなく、「ツボにハマる」ように笑わせるニュアンス。

    • 例: That comment really tickled me.


反意語


  1. bore(退屈させる)


    • 「amuse」と逆で、人を面白くなく感じさせる。

    • 例: The lecture bored the students to tears.



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /əˈmjuːz/

  • アクセント位置: 後ろ寄りの2音節目 “-muse” が強く発音されます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、イギリス英語では [əˈmjuːz]、アメリカ英語でも同様に [əˈmjuːz] と発音されます。

  • よくある発音の間違い: “a” を強く発音して「ア」ではなく、あいまい母音 [ə] で始めることに注意します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「amuse」を「ammuse」や「amusee」と誤綴りすることがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: 「muse(熟考する)」とは発音は似ていますが、「amuse」は「a-」がつき、意味も異なることがはっきりしています。

  • TOEIC・英検など試験での出題傾向: 「amuse」自体が頻出するわけではありませんが、派生形の「amusement」や「amusing」との使い分け問題が出る可能性があります。文脈によるニュアンスの違いを問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: “a-” + “muse” で「相手の真面目な思考を吹き飛ばして笑顔を引き出す」。

  • スペリングのコツ: 「amuse」は「a + muse」(ミューズだけど前に”a”がつく)と分けて考えると覚えやすいです。

  • 音で覚える: 「ア・ミューズ」という響きが、相手を(あ)楽しませる(muse)イメージを助けます。

“amuse”は笑顔を誘うポジティブな動詞です。会話に取り入れるときは、その瞬間的な楽しませ方だけでなく、相手がどう感じているかにも意識を向けると自然な表現になります。

意味のイメージ
amuse
意味(1)

(…で)〈人,自分自身〉'を'楽しませる,おかしがらせる《++with+/++by do*ing*》

復習用の問題

〈他〉《...で》を楽しませる《with,by》

The clown's antics never fail to amuse the children.

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道化師の道化は、子供たちを必ず楽しませます。

道化師の道化は、子供たちを必ず楽しませます。

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The clown's antics never fail to amuse the children.

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