最終更新日
:2025/01/27
elegant
解説
1. 基本情報と概要
単語: elegant
品詞: 形容詞 (adjective)
意味 (英語): graceful and stylish in appearance or manner
意味 (日本語): 上品で洗練された様子を表す形容詞です。見た目、動作、考え方などが「洗練されていて美しい」というニュアンスを持ちます。
「派手さやゴージャスさ」とは少し異なり、「品があって落ち着いた美しさ」が強調されるイメージです。
活用形
形容詞のため、基本的には「elegant」の形を変化させずに使います。ただし、副詞形として「elegantly (上品に)」という形に変化することがあります。
派生形・他の品詞の例
- 副詞: elegantly (上品に、優雅に)
- 名詞: elegance (上品さ、優雅さ)
CEFRレベル (目安)
- B2 (中上級): 日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われる単語ですが、少し洗練された場面で好まれるため、中上級レベルといえます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語源的にはラテン語の「ēlegāns(選り抜かれた、洗練された)」から来ています。
- 「eleg-」という部分に「選ばれた」というニュアンスがあり、上質さや上品さを連想します。
詳細な意味
- 外見・服装などが優雅で上品
- 言動や立ち居振る舞いにも洗練された美しさがある
- アイデアや解決策などが無駄がなく美しい
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- elegant solution → 上品(かつ簡潔)な解決策
- elegant design → 洗練されたデザイン
- elegant style → 上品なスタイル
- an elegant approach → 洗練された(無駄のない)アプローチ
- elegant dress → 上品なドレス
- elegant gown → 優雅なガウン
- elegant dinner party → 上品なディナーパーティー
- exude elegance → 上品さを醸し出す
- elegant simplicity → 洗練されたシンプルさ
- elegantly crafted → 上品に作り上げられた
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の「ēlegāns」から派生し、フランス語を経由して英語に取り入れられました。もとは「選び抜かれた」というニュアンスを含み、そこから「洗練された」「上品な」という意味になりました。
ニュアンスと注意点
- 「elegant」は「ゴージャス(gorgeous)」「ラグジュアリー(luxurious)」より上品で落ち着いたイメージです。
- 日常会話よりは、ややフォーマル寄りですが、カジュアルにも使って問題ありません。ただし、スラングなどとは相性が悪く、上品さを意識した文脈で使われることが多いです。
- 数学や科学の分野でも、「elegant solution」のように「簡潔で美しい解法」を指す言葉として使われます。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 形容詞として、主に名詞を修飾する働きをします。
- 述語として使う場合は “be動詞 + elegant” の形: 「She is elegant.」
- 副詞は「elegantly」で、動作の様子を修飾する際に使います。
一般的な構文やイディオム
- “She looks elegant in that dress.” → そのドレスを着ると彼女は上品に見える
- “He carries himself elegantly.” → 彼の立ち居振る舞いは優雅だ
- イディオムというよりは、名詞や動作動詞と組み合わせて上品さを表現する文が多いです。
使用シーン
- フォーマルな場面: 結婚式、正式なパーティー、ビジネスのプレゼンなど
- カジュアルな場面: 普段から「すごく品がある」というニュアンスを伝えたいとき
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I love your new outfit. It’s so elegant!”
(新しい服いいね!とっても上品だよ。) - “My grandmother always looks elegant, no matter what she wears.”
(祖母は何を着てもいつも上品に見えるんだ。) - “This restaurant is surprisingly elegant for a small town.”
(小さな町のわりにはこのレストラン、意外と上品な雰囲気だね。)
ビジネスシーン (フォーマル寄り)
- “Our client prefers an elegant design for the product package.”
(顧客は製品パッケージを上品なデザインにしてほしいそうです。) - “She delivered her presentation in an elegant manner.”
(彼女はプレゼンを上品な所作で行った。) - “The CEO’s elegant approach to leadership has earned him great respect.”
(そのCEOの洗練されたリーダーシップの取り方は、大いに尊敬を集めている。)
学術的な文脈
- “This is an elegant solution to a complex mathematical problem.”
(これは複雑な数学問題に対する、美しく簡潔な解法だ。) - “The study presents an elegant theory that explains this phenomenon.”
(その研究はこの現象を説明する、優雅で簡潔な理論を提示している。) - “Her article offers an elegant synthesis of the current research.”
(彼女の論文は、現在の研究を洗練された形で統合している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- graceful (上品で優雅な)
- refined (洗練された)
- stylish (オシャレな)
- sophisticated (洗練されて複雑なニュアンスも含む)
- tasteful (センスの良い)
- “graceful” は「しなやかな動き」のイメージが強く、動作や振る舞いに焦点が当たることが多いです。
- “refined” は「完璧に磨き上げられた」感じがやや強調されます。
- “sophisticated” は「洗練」プラス「知的」や「高度な技術」のニュアンスもある場合が多いです。
反意語 (Antonyms)
- clumsy (不格好な・ぎこちない)
- awkward (不器用な・気まずい)
- coarse (粗野な・がさつな)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- イギリス英語: /ˈel.ɪ.ɡənt/
- アメリカ英語: /ˈel.ə.ɡənt/
アクセント
- “el” の部分に強勢が置かれます: EL-e-gant
よくある発音の間違い
- “エリガント”のように /e/ を極端に強くしすぎたり、/ɪ/ と /ə/ を混同したりすることがあります。
- アクセントは最初の “e” に置き、後半は短く弱く発音するのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミスで “ellegant” や “elegent” と書いてしまいがちなので注意。
- 同音異義語は特にありませんが、似た綴りの単語として “eligible” (資格のある) などがあります。意味が異なるので混同しないように気をつけてください。
- TOEICや英検などでも「上品な」「優雅な」という文脈を読むときに出題される可能性があります。「デザインが洗練されている」などを表す語彙として覚えておくと便利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “egg” の部分を少し想像して、「小さくて滑らか、壊れやすくて繊細なもの」を連想すると、優雅さや気品を思い出しやすいかもしれません。(“e-leg-ant” で「eが脚(leg)の部分を支えて優雅に立つ」とイメージしても面白いかもしれません。)
- 「elegant」という単語を使うときは、いつでも落ち着いた気品があるイメージをもって覚えておくと、しっかりと使いこなしやすいです。
- 覚え方のコツ: “エレガントな人” という日本語にもなっているため、日本語の「エレガント」から逆にスペルまでしっかり意識すると覚えやすいです。
洗練された美しさや上品さを表すときにぴったりの形容詞が “elegant” です。ぜひ会話や文書で上品な印象を与えたいときに使ってみてください。
意味のイメージ

意味(1)
みごとな,すばらしい;要を得た,的確な
意味(2)
(人・服装・デザインなどが)優雅な,上品な;(趣味・習慣などが)風雅な,高雅な
復習用の問題
英和辞書

項目の編集設定
- 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 項目の新規作成を審査する
- 項目の編集を審査する
- 項目の削除を審査する
- 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
- 項目名の変更を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
- 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 例文の編集を審査する
- 例文の削除を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
- 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 決定に必要な投票数 - 1