最終更新日 :2025/01/26

earn

動詞

〈他〉(働いて)〈金など〉をかせぐ / (努力して)〈信用・名声など〉を得る / (貯金などが)〈利益〉を生じる,を生む

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彼女は生計を立てるために一生懸命働いています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: earn

品詞: 動詞 (verb)

活用: earn – earned – earned / earning

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • 「earn」は「(労働・努力などの対価として)お金や報酬を得る / (評価・地位・権利などを)得る」という意味の動詞です。

  • たとえば給料をもらうとき、あるいは何かの努力によって得た称賛や信頼などを指して「稼ぐ・獲得する」というニュアンスで使われます。難しさは中級レベル(B1)で、日常的にもビジネスの場面でも多用される重要な単語です。

他の品詞形:


  • (名詞) earner: 「稼ぎ手」 (例: “He is the main earner in his family.”)

  • (動名詞) earning(s): 通常は「収入・所得」を意味する名詞形として、「earnings」という形で使われます (例: “His earnings increased over the last year.”)

2. 語構成と詳細な意味


  • 「earn」は、特に明確な接頭語や接尾語を伴わない単語ですが、古い形では “earnian” という英語の祖先に由来すると言われています。


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10選


    1. earn money(お金を稼ぐ)

    2. earn a living(生計を立てる)

    3. earn interest(利子を得る)

    4. earn respect(尊敬を勝ち取る)

    5. earn trust(信頼を得る)

    6. earn a reputation(評判を得る)

    7. earn a salary(給料を得る)

    8. earn wages(賃金を得る)

    9. earn the right(権利を得る)

    10. earn points(ポイントを獲得する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語の “earnian” (報酬を得る、値するの意味)から来ており、「努力の結果対価を得る」という原意があります。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • 「努力の結果として獲得する」ニュアンスが強く、単に「もらう」ではなく「努力や成果に対する報酬」という感じです。

    • 口語でも文章でも使われ、ビジネスシーンでもよく見かけます。フォーマル/カジュアルどちらにも適切に馴染む使い方ができます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb): 「earn + 目的語」という形で使われます。


    • 例: “He earned a promotion.”(彼は昇進を手にした)


  • 一般的な構文・イディオム:


    • “earn your stripes”: 「(努力して)能力を証明して地位を得る/一人前と認められる」

    • “earn one’s keep”: 「(働いて)生活費を賄う、役割を果たす」

    • “earn a decent living”: 「十分な生活費を稼ぐ」


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I finally earned enough money to buy a new laptop.”

    (新しいノートパソコンを買えるくらいお金をやっと稼いだよ。)

  2. “How much do you earn per hour at your part-time job?”

    (バイトは時給いくら稼げるの?)

  3. “She wants to earn some extra cash by tutoring.”

    (彼女は家庭教師でちょっとしたお小遣いを稼ぎたがっているよ。)

ビジネスでの例文


  1. “He earned a promotion after leading the project successfully.”

    (プロジェクトを成功に導き、彼は昇進を手にしました。)

  2. “Our company aims to earn the trust of our customers by offering quality services.”

    (当社は質の高いサービスを提供することで、お客様の信頼を得ることを目指しています。)

  3. “They earned considerable revenue last quarter thanks to new clients.”

    (新規顧客のおかげで、彼らは前四半期にかなりの収益を上げました。)

学術的・専門的文脈での例文


  1. “Researchers often need to publish papers to earn recognition in their field.”

    (研究者は自分の分野で認められるために、論文を発表する必要があることが多い。)

  2. “He earned a PhD in physics from a prestigious university.”

    (彼は名門大学で物理学の博士号を取得した。)

  3. “A successful experiment can earn further funding for future studies.”

    (実験が成功すれば、今後の研究のための追加資金を得られる可能性がある。)

6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    • gain(獲得する、増やす)

    • 「gain」は物理的に増えることにフォーカスしやすい(体重を増やすなど)一方、「earn」は努力による対価を指す。

    • get(得る、手に入れる)

    • 「get」は非常に広く、偶然も含めた「手に入れる」を意味するのに対し、「earn」は「正当に努力した報酬」を強調する。

    • obtain(得る、手に入れる)

    • 「obtain」はややフォーマルな響きで、手続きや方法を経て手にするニュアンス。


  • 反意語


    • spend(使う、費やす)

    • lose(失う)

    • forfeit(没収される、放棄する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ɝːn/ (カタカナで「アーン」より少し短め、舌を巻くR)

    • イギリス英語: /ɜːn/ (カタカナで「アーン」に近い)


  • アクセント: earn は1音節なので特に強勢位置の区別はありませんが、母音 “ɜː(r)” をしっかり伸ばす/巻く点に注意しましょう。

  • よくある発音の間違い: “yearn” (切望する) /jɜːn/ と混同しないように注意。スペリング・発音ともに似ていますが意味が異なります。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングを “earn” と書くところを “ear” と途中までしか書かなかったり、 “urn” と間違えないようにしましょう(“urn”は骨壷、壺などの別単語です)。

  • “gain” や “get” と混同しがちですが、文脈によっては「努力して得るか/偶然ややり方で得るか」が違ってきます。

  • TOEICや英検などでも「earn a living」「earn an income」といった熟語表現が問われることがありますので、日常的なビジネス+生活の文脈で覚えておくとよいでしょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「earn」は「働く(Effort)→“アーン”→“あるんだ”自分の報酬が!」というイメージをすると覚えやすいかもしれません。

  • 「e + arn」の形を確実に覚えるコツとして、“お金 (money)を得る(earn)には ‘early’に起きて働く”という連想をすると忘れにくいでしょう(“earl”と“earn”のスペリングをイメージで結びつける)。

  • 「努力の結果得る」ニュアンスをしっかり意識すると、他の “get” や “receive” などとの違いがわかりやすくなります。


以上が「earn」の詳細解説です。日常会話からビジネス・学術的な文脈でも頻繁に登場する重要な単語なので、正確な発音と用法を意識して覚えてください。

意味のイメージ
earn
意味(1)

(正業で働いて)〈金など〉‘を'かせぐ

意味(2)

(努力して)〈信用・名声など〉‘を'得る

意味(3)

(貯金などが)〈利益〉‘を'生じる,生む

復習用の問題

〈他〉(働いて)〈金など〉をかせぐ / (努力して)〈信用・名声など〉を得る / (貯金などが)〈利益〉を生じる,を生む

She works hard to earn a living.

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彼女は生計を立てるために一生懸命働いています。

彼女は生計を立てるために一生懸命働いています。

正解を見る

She works hard to earn a living.

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