最終更新日 :2025/01/27

dependence

(…に)頼ること,(…への)依存,依頼《+on(upon)+名》 / (…への)信頼,信用《+on+名》

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私は一日を始めるためにコーヒーに強く頼っています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: dependence

品詞: 名詞 (noun)

英語の意味: The state of relying on or being controlled by someone or something else.

日本語の意味: 何か、または誰かに頼る状態、依存状態。

「dependence」は、自分一人では成立せず、他者やある要素に頼って成り立つときに使われる英単語です。たとえば、薬への依存や、親への経済的な依存、あるいはスキル不足で仲間に頼らざるを得ない状態など、幅広い文脈で用いられます。

活用形 (例)


  • 名詞: dependence (主に不可算扱い。ただし文脈によっては可算として扱う場合もあります)

  • 形容詞形: dependent (例: “He is dependent on his parents.”)

  • 動詞形: depend (例: “I depend on you.”)

  • 他の名詞形: dependency (形式や状況により使い分けられる)

CEFRレベルの目安: B2 (中上級)

B2 (中上級) レベルは、ある程度の英語力があり、複雑なトピックについても理解できるレベルです。「dependence」は抽象的・概念的な話題に頻出する単語なので、B2以上でもよく使われます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: depend

  • 接尾語: -ence


    • “-ence”は「状態」「性質」を表す名詞を作る接尾語です。


派生語・類縁語


  1. dependent (形容詞): 依存している

  2. depend (動詞): 依存する、頼る

  3. dependable (形容詞): 信頼できる

  4. dependency (名詞): 依存関係、従属国、保護領など

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. chemical dependence (化学物質への依存)

  2. economic dependence (経済的依存)

  3. dependence on alcohol (アルコール依存)

  4. heavy dependence (大きな依存)

  5. mutual dependence (相互依存)

  6. overdependence (過度の依存)

  7. reduce one’s dependence (依存を減らす)

  8. psychological dependence (心理的依存)

  9. the danger of dependence (依存の危険性)

  10. a high degree of dependence (高度な依存度)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “dēpendēre” (「下に(dē) + ぶら下がる(pendēre)」の意)。そこから「頼ってぶら下がる」という意味合いになりました。

  • 歴史的使用: 古フランス語や中英語を経て現代英語に至り、主に誰か(何か)に頼る状態を表す名詞として使用されています。

  • 使用上の注意点やニュアンス:


    • 「dependence」は特に「依存性」というニュアンスを強調する際に用いられ、薬物やアルコールなど、否定的な文脈でもよく使われます。

    • フォーマル、カジュアルどちらの文脈でも「dependence」という言葉自体は問題なく使用されますが、内容が深刻かどうかで、文章としての印象が変わります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算 / 不可算: 「dependence」は一般的に抽象名詞として不可算扱いですが、場合によっては「a dependence on something」のように「~への依存状況」を可算名詞的に言及することがあります。

  • 他動詞 / 自動詞 (動詞の “depend”):


    • “depend”は自動詞です。“depend on”の形で目的語を取ります。


  • 一般的な構文:


    • “(Subject) has a dependence on (something/someone).”

    • “(Subject) shows a dependence upon (something).” (uponはややフォーマル)


イディオムや関連表現


  • “in dependence on ~”: ~に依存して

  • “interdependence”: 相互依存


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “His dependence on coffee is getting worse; he can’t start the day without it.”


    • (彼のコーヒー依存は悪化している。コーヒーなしでは一日を始められないよ。)


  2. “I think my dog’s dependence on me is because I spoil her too much.”


    • (うちの犬が私に依存しているのは、私が甘やかしすぎているからだと思う。)


  3. “It’s not healthy to have total dependence on your phone for entertainment.”


    • (娯楽をすべてスマホに頼りきるのは健全ではないよ。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “The company’s dependence on a single supplier poses a significant risk.”


    • (その会社が特定の一社のサプライヤーに依存しているのは大きなリスクです。)


  2. “We need to reduce our dependence on imported raw materials.”


    • (輸入原材料への依存を減らす必要があります。)


  3. “Our dependence on technology has grown rapidly in the last decade.”


    • (この10年でテクノロジーへの依存度は急速に高まりました。)


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Research indicates a strong correlation between social support and reduced substance dependence.”


    • (研究によれば、ソーシャルサポートと薬物依存の減少には強い相関があることが示されています。)


  2. “The theory of interdependence highlights the mutual reliance of organisms in an ecosystem.”


    • (相互依存の理論は、生態系における生物同士の相互的な頼り合いを強調している。)


  3. “It is crucial to consider psychological dependence when discussing addiction treatment.”


    • (依存症の治療について議論する際には、心理的依存を考慮することが重要です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. reliance (リライアンス)


    • 「頼っている状態、信頼」という意味合いが近いですが、やや肯定的に「頼る」イメージが強い。

    • 例: “Her reliance on her mentor helped her advance quickly in her career.”


  2. addiction (アディクション)


    • 「中毒・依存症」というニュアンスが強く、主に薬物や行動(ギャンブルなど)に対して強調される。

    • 例: “His addiction to video games affected his studies.”


  3. attachment (アタッチメント)


    • 「愛着」、「心理的に強く結びついている状態」。依存とはやや異なり、情緒的・好意的な結びつきの意味合いが強い。

    • 例: “Her attachment to her hometown made it hard for her to move.”


反意語


  • independence (インディペンデンス): 「自立、自主性、独立」という意味。


    • 例: “Our main goal is to achieve independence from external funding.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /dɪˈpɛndəns/

  • 米英の発音: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /dɪˈpɛndəns/、イギリス英語もほぼ同じです。

  • 強勢 (アクセント): 第二音節の「pen」に置かれます (di-PEN-dence)。

  • よくある誤り: 最後の音 “-ence” を “-ance” と混同しがち。スペルミスに注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「dependence」を「dependance」と書いてしまう誤りがよくあります。

  • 同音異義語との混同: とくにありませんが、“dependents” (扶養家族など) と書類上で混同しないよう注意。

  • 試験対策: TOEICや大学入試などで、「dependence on ~」というフレーズが文脈で問われることがあります。前置詞 “on” とセットで覚えるのがポイントです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “depend + ence”は「下(down)にぶら下がるイメージ」。何かにぶら下がっている様子を思い浮かべると「他の存在に頼る」という意味がイメージしやすいでしょう。

  • スペルを覚えるときは、


    • 「depend + ence」

    • 「depend + ance」というスペルにしないように気をつけましょう。


  • 「independence (独立)」の反対語という対比で覚えると理解しやすいです。


以上が “dependence” の詳細な解説です。自分と何かの結びつきや頼り方を述べるときに、ニュアンスをしっかり把握して使いましょう。

意味のイメージ
dependence
意味(1)

(…に)頼ること,(…への)依存,依頼《+on(upon)+

意味(2)

(…への)信頼,信用《+on+

復習用の問題

(…に)頼ること,(…への)依存,依頼《+on(upon)+名》 / (…への)信頼,信用《+on+名》

I have a strong dependence on coffee to start my day.

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私は一日を始めるためにコーヒーに強く頼っています。

私は一日を始めるためにコーヒーに強く頼っています。

正解を見る

I have a strong dependence on coffee to start my day.

英語 - 日本語

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