最終更新日 :2025/01/26

defense

名詞

〈U〉《...に対する》 防御, 守備 《aginst ...》 / 〈C〉《…に対する》防御物,防御施設《against ...》 / 〈U〉(スポーツで)守備;〈C〉《米で単数扱い;英で単数・複数扱い》守備側のチーム / 〈U〉(被告側の)弁護,抗弁;〈C〉《米で単数扱い;英で単数・複数扱い》被告側

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解説

以下では名詞 “defense” をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語での意味

“Defense” は、何かを攻撃や害から守る行為・方法、またはスポーツなどで相手の得点を防ぐことを指す名詞です。

日本語での意味

「防御」「守備」「弁護」などのニュアンスで使われます。

「攻撃を防いだり、守りのために手段を講じたりする場面で使われる単語です。スポーツや軍事、法律など幅広い文脈で登場します。」

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 単数形: defense

  • 複数形: defenses

他の品詞形


  • 動詞: defend(ディフェンド)

    例:They tried to defend their country.(彼らは自国を守ろうとした。)

  • 形容詞: defensive(ディフェンシブ)

    例:He took a defensive stance.(彼は守りの姿勢をとった。)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 新聞記事やニュースなど、やや専門的なトピックでも理解できるレベル。スポーツ記事や政治・軍事に関する記事でも使われるため、中上級くらいになると出合う頻度が高くなります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 “de-”—(ラテン語由来で「離れる」や「逆らう」を示すことが多い)

  • 語幹 “fense” — ラテン語 “fendere”(「打ち破る」の意)から来た “defendere”(守る)が由来

派生語や類縁語


  • defend(動詞): 守る

  • defensive(形容詞): 防御的な

  • defender(名詞): 守る人 / 守備側の選手

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. defense mechanism(防衛機制)

  2. national defense(国防)

  3. self-defense(自己防衛 / 正当防衛)

  4. defense strategy(防衛戦略)

  5. legal defense(法的弁護)

  6. defense attorney / lawyer(弁護人)

  7. defense budget(防衛予算)

  8. defense industry(防衛産業)

  9. defense line(守備ライン / 防御線)

  10. in defense of ~(~を守るために、~を擁護して)


3. 語源とニュアンス

語源

“Defense” は、ラテン語 “defendere”(守る)から派生しています。古フランス語の “defense” を経由して現在の英語になりました。“defendere” は「離れて打つ・叩きのめす」が原義で、敵を遠ざけて守るニュアンスが含まれています。

ニュアンス・使用時の注意


  • スポーツや軍事関連では「相手を阻む」「攻撃を受け止める」ことを表します。

  • 法律用語では「弁護・訴訟防御」の意味も強く、フォーマルな文脈で使われます。

  • 文章でも会話でもよく使われますが、法律関係だと少しフォーマルな印象で、日常会話ではスポーツやちょっとした議論で使われることが多いでしょう。


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント


  • 名詞として可算・不可算の両方で使われることがあります。


    • 可算: “The team needs a strong defense to win.”(チームは勝つために強い守備が必要だ)

    • 不可算: “They talked about national defense.”(彼らは国防について話し合った)


一般的な構文やイディオム


  • “come to someone’s defense” = 「~を守るために駆けつける」

    例: She came to his defense during the debate.(彼女はその討論会で彼を擁護した)

  • “in one’s defense” = 「~を守るために、~にとって弁明すると」

    例: In his defense, he wasn’t informed of the change.(彼の立場を守るために言えば、変更は知らせられていなかったんだ)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Don’t be so hard on him. In his defense, he was trying to help.”

    (彼にそんなにきつくしないで。彼を弁護するなら、彼は手伝おうとしていたんだよ。)

  2. “I’m playing defense in our local soccer match this weekend.”

    (今週末の草サッカーで守備を担当するんだ。)

  3. “You should learn some basic self-defense techniques.”

    (基本的な護身術は身につけておいたほうがいいよ。)

ビジネスでの例文


  1. “Our company needs a solid defense against cyber attacks.”

    (当社にはサイバー攻撃に対する確固たる防御策が必要です。)

  2. “He provided a thorough defense of the project’s budget in the meeting.”

    (彼は会議でプロジェクトの予算案を徹底的に弁護しました。)

  3. “In defense of our brand reputation, we must address customer complaints promptly.”

    (ブランドイメージを守るために、お客様からの苦情には迅速に対応しなければなりません。)

学術的な文脈での例文


  1. “Her dissertation discusses the role of defense mechanisms in anxiety disorders.”

    (彼女の論文は、不安障害における防衛機制の役割を論じています。)

  2. “This research focuses on the ecological defense strategies of certain plant species.”

    (この研究は、ある種の植物が採用する生態学的防御戦略に着目しています。)

  3. “Effective border defense requires a combination of diplomatic and military efforts.”

    (効果的な国境防衛には、外交的努力と軍事的努力の両面が必要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. protection(保護)


    • “protection” はより広い意味での「守る行為」を指し、心理的な保護などにも使われるが、法律や軍事などにも使える。


  2. safeguard(保護・安全策)


    • より政策・手段としての意味合いが強い。


  3. shield(盾・防御手段)


    • 物理的・比喩的な盾のイメージで「守るもの」を強調。


  4. guard(警戒・見張り)


    • 人や組織としての守り手、警備的な意味合いが強い。


反意語(Antonyms)


  • offense / offence(攻撃)


    • 「攻撃」や「攻め」を意味。「defense」の正反対の概念。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号


  • アメリカ英語: /dɪˈfɛns/(ディ-フェンス)

  • イギリス英語: /dɪˈfɛns/(つづりは “defence” の場合も多い)

アクセント(強勢)の位置


  • “de-FENSE” と、第二音節 “fense” にアクセントがあります。

よくある発音の間違い


  • 第一音節 “DE-fense” と発音してしまう方がいますが、実際は第二音節を強く発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語で綴りが異なる(defense / defence)ため、混同しないように気をつけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペル: アメリカ英語では “defense”、イギリス英語では “defence” と綴りが異なります。

  2. 同音異義語との混同: とくに “offense” / “offence” との混在に注意が必要です。

  3. 文脈による可算・不可算の使い分け: 「サッカーの守備」などは可算名詞、「国防」などは文脈によって不可算で使われることが多い。

  4. TOEIC・英検などでも、ビジネスシーン・法的シーンや軍事関連の文脈の文章読解問題などに出題されやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「de + fence」で「フェンス(囲い)で外敵から守る」というイメージを持つと覚えやすいでしょう。

  • スポーツの「ディフェンス」としてなじみがあるはずなので、その語感をもとに「守る、攻撃をかわす、弁護」といった広い意味を確認すると定着しやすいです。

  • スペリングはアメリカ英語重視かイギリス英語重視か、学習目的に応じて慣れておくと混乱を減らせます。


以上が、名詞 “defense” の詳細な解説です。スポーツの守りから軍事的な国防、法律面の弁護にいたるまで幅広い分野で使われる重要な単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
defense
意味(1)

〈U〉(…に対する)防御,守備,防衛《+against+

意味(2)

〈C〉(…に対する)防御物,防御施設《+against+

意味(3)

〈U〉(スポーツで)守備;〈C〉《米で単数扱い;英で単数・複数扱い》守備側のチーム

意味(4)

〈U〉(被告側の)弁護,抗弁;〈C〉《米で単数扱い;英で単数・複数扱い》被告側

復習用の問題

〈U〉《...に対する》 防御, 守備 《aginst ...》 / 〈C〉《…に対する》防御物,防御施設《against ...》 / 〈U〉(スポーツで)守備;〈C〉《米で単数扱い;英で単数・複数扱い》守備側のチーム / 〈U〉(被告側の)弁護,抗弁;〈C〉《米で単数扱い;英で単数・複数扱い》被告側

The defense attorney presented strong evidence in court.

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弁護士は法廷で強力な証拠を提示した。

弁護士は法廷で強力な証拠を提示した。

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The defense attorney presented strong evidence in court.

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