最終更新日 :2025/03/23

crucial

形容詞

重要な / 決定的な / 必須の / 不可欠な

このボタンはなに?

この情報はプロジェクトの成功に重要です。

このボタンはなに?
解説

以下では、形容詞「crucial」を、学習者の方にとってわかりやすいよう、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: crucial

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): extremely important or necessary; decisive; critical

意味(日本語): 非常に重要な、決定的な、欠かせない

「crucial」は、「非常に重要」または「決定的」というニュアンスを表す形容詞です。何かを成功させるために不可欠だったり、物事が大きく左右されるくらい重要だったりする場面で使われます。

活用形

形容詞なので、人称や数による変化はありません。ただし「副詞形」などの派生形は存在します。


  • 原形: crucial

  • 副詞形: crucially


    • 例: “It is crucially important to follow the instructions.”


他の品詞例


  • (名詞形は直接的にはありませんが、「crucialness」は非常に稀でフォーマルとは言い難い形です。)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)〜C1(上級)

    この単語は日常的にもビジネスの場面でもよく使いますが、重要性を強調するときに使う表現です。B2以上の学習者が習得するとコミュニケーション能力が高まります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: “cruc”

  • 接尾語: “-ial”

語幹の “cruc” はラテン語で「十字架」を意味する “crux” に由来し、「交差点」「決定的な点」といった意味合いを含みます。「-ial」は形容詞を作る共通の接尾語です。

主な派生語や類縁語


  • crucially (副詞)

  • crux(名詞。「核心」「急所」の意)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. crucial factor(決定的な要因)

  2. crucial moment(重要な瞬間)

  3. crucial decision(重大な決断)

  4. crucial issue (重大な問題)

  5. play a crucial role in ~(~で重要な役割を果たす)

  6. be of crucial importance(非常に重要である)

  7. prove crucial(決定的だとわかる)

  8. crucial step(極めて重要なステップ)

  9. crucial point(核心となるポイント)

  10. remain crucial(引き続き重要である)


3. 語源とニュアンス

“crucial” は、ラテン語 “crux”(十字架)から派生しています。元々、「人生の重大な分かれ道」「結果を大きく左右する交差点」のようなニュアンスがあり、そこから「決定的な」「極めて重要な」という意味につながりました。

使用時の注意


  • 「重要さ」を強調する語なので、使いすぎると大げさに響くことがあります。ビジネスや学術的な文脈では、的確に使うと説得力が増します。

  • フォーマル/カジュアルどちらでも使えますが、シリアスな内容で使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞を修飾したり、補語として使ったりします:


    • 修飾: “A crucial factor” / “A crucial decision”

    • 補語: “This decision is crucial.”


  • 可算・不可算の区別:


    • 形容詞なので直接の可算・不可算はありませんが、修飾する名詞が可算/不可算何れも可能です。


  • フォーマル/カジュアル:


    • ビジネスの電子メールなどでも日常会話でも使える、中程度にフォーマルな単語です。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “It’s crucial to get enough sleep before the big exam.”

    (大事な試験の前に十分な睡眠をとることはとても重要だよ。)


  2. “Communication is crucial in a healthy relationship.”

    (健全な人間関係にはコミュニケーションがとても大切です。)


  3. “It’s crucial that we make it to the airport on time.”

    (時間通りに空港へ行くのはとても大事だよ。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Your presentation skills will be crucial for this client meeting.”

    (あなたのプレゼン能力は、このクライアントとの会議において非常に重要です。)


  2. “Identifying key stakeholders is crucial to the project’s success.”

    (主要な利害関係者を特定することが、プロジェクト成功の鍵となります。)


  3. “It is crucial that we finalize the budget by Friday.”

    (金曜日までに予算を確定することが非常に重要です。)


学術的な文脈での例文


  1. “Accurate data collection is crucial for validating the hypothesis.”

    (正確なデータ収集は、その仮説を検証するうえで非常に重要です。)


  2. “Peer review is crucial in maintaining the quality of academic journals.”

    (学術雑誌の品質を維持するために、ピアレビューは欠かせません。)


  3. “A thorough literature review is crucial before conducting any experiment.”

    (いかなる実験を行う前も、綿密な文献調査がとても大切です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. critical(非常に重要な)


    • “critical” は「危機的な」ニュアンスもあり、問題が深刻な場合などによく使われます。


  2. vital(必要不可欠な)


    • “vital” は「生命に関わるレベルで重要」というニュアンスがやや強めです。


  3. essential(本質的に必要な)


    • “essential” は「絶対に欠かせない」というニュアンスで、基本的構成要素を示すときによく使われます。


  4. key(鍵となる、重要な)


    • “key” は「鍵」のように、問題を解決するための重要ポイントをイメージさせるカジュアルな表現です。


  5. pivotal(極めて重要な)


    • “pivotal” は物事の軸になるような決定的要素に使われます。


反意語 (Antonyms)


  • insignificant(重要でない)

  • minor(さほど重要ではない)

  • trivial(些細な)

  • unimportant(重要ではない)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈkruː.ʃəl/


    • アクセントは、先頭の “cru-” の部分に置かれます。


  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。

  • よくある間違いは [kruː.si.əl] のように “si” と発音してしまうことですが、正しくは “shəl (ʃəl)” と発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: ×「cruicial」や「crusal」などと書いてしまう人もいますが、正しくは cru-c-i-a-l です。

  • 発音ミス: 「クルーシアル」ではなく「クルーシャル」に近い音になります。

  • 同音異義語: 特にありませんが、「crucial」と「crucible(るつぼ)」等を混同しないように注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、「重要性を強調する表現」として出題される可能性が高いので、同義語との区別が理解できるようにしておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “crucial” の語源 “crux” は「十字架」や「交差点」の意味で、“decision at the crossroads(交差点での決断)” というイメージを持つと覚えやすいです。

  • 「最重要ポイント」を指す場面で「十字路」を思い浮かべると、スペリングや使い方も記憶に残りやすくなります。

  • 慣用句 “the crux of the matter”(問題の核心)から関連付けて、「何かの核心に関わるほど重要」というイメージを持つとよいでしょう。


以上が形容詞「crucial」の詳細解説です。ビジネスや学術的な文脈で多用されるので、「非常に重要で決定的な」という強いニュアンスを覚えておくとコミュニケーションの幅が広がります。ぜひ使い方をマスターしてください。

意味のイメージ
crucial
意味(1)

きわめて重要な, 決定的な;(…にとって)決定的な《+for(to+)》

復習用の問題

重要な / 決定的な / 必須の / 不可欠な

This information is crucial for the success of the project.

正解を見る

この情報はプロジェクトの成功に重要です。

この情報はプロジェクトの成功に重要です。

正解を見る

This information is crucial for the success of the project.

英語 - 日本語

項目の編集設定
  • 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 項目の新規作成を審査する
  • 項目の編集を審査する
  • 項目の削除を審査する
  • 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
  • 項目名の変更を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
  • 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 例文の編集を審査する
  • 例文の削除を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
  • 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 決定に必要な投票数 - 1
編集ガイドライン

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★