最終更新日:2025/11/14
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(用途・形・状態などが)変えられる,転換できる / 等価交換できる / 改宗させられる / (車などが)折りたたみ式ほろ屋好がついた / コンバーチブル型の車(船)

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元となった辞書の項目

convertible

形容詞

(用途・形・状態などが)変えられる,転換できる / 等価交換できる / 改宗させられる / (車などが)折りたたみ式ほろ屋好がついた / コンバーチブル型の車(船)

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解説

以下では、形容詞「convertible」について、学習者向けにできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: convertible

品詞: 形容詞 (一部、名詞としても用いられる)

意味(英語): able to be changed into another form, function, or state

意味(日本語): 「変えることができる、形・状態などを変換可能な」という意味の形容詞です。例えば「他の通貨に両替可能な」「他の用途へ変えられる」など、変形・変換が許される性質を指します。

「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」:


  • 車に関して言えば「屋根が開閉する車」を「convertible」と呼ぶことが多いです(この場合は名詞)。

  • 金融分野では「convertible bond」のように「株や別の形に転換できる」という意味で使われます。

活用形


  • 形容詞: convertible

  • 副詞形: なし (「convertibly」という形は非常にまれ)

  • 名詞形: convertible (主に「オープンカー」という意味で使われる)

  • 動詞形: もとの動詞は「convert」(他動詞: ~を変換する、~を改造する)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    一般的なトピックだけでなくやや専門的な文脈(金融や車など)でも用いられる語で、日常会話でもやや上級な単語として扱われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: convert (変換する)

  • 接尾語: -ible (〜できるという形容詞を作る接尾語)

「convertible」は「convert(変換する)+ -ible(~できる)」という成り立ちで、「変換できる」「変更可能な」という意味を持ちます。

関連語・派生語


  • convert (動詞): ~を変換する・改造する

  • conversion (名詞): 変換・転換

  • convertibility (名詞): 変換可能性、可換性

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. convertible car (オープンカー)

  2. convertible bond (転換社債)

  3. convertible currency (両替可能な通貨)

  4. easily convertible (容易に変換できる)

  5. fully convertible (完全に変換可能な)

  6. convertible top (オープンカーの開閉式ルーフ)

  7. convertible note (投資・スタートアップ関連文脈での転換可能な借用証書)

  8. convertible sofa (ソファベッドのように形状を変えられるソファ)

  9. convertible table (折りたたんで別の形にできるテーブル)

  10. partly convertible (部分的に変換可能な)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 convertere(共に回す、反転するの意)に由来します。

  • 「convert」(変換する) + 「-ible」(可能な) という組み合わせにより、可変・可換のニュアンスを強調します。

ニュアンスや使用時の注意


  • カジュアルかフォーマルか:


    • 「convertible car」のように日常会話でも使われる場面がありますが、「convertible bond」など金融専門用語ではややフォーマル・専門的な文脈になります。


  • 感情的な響き:


    • 「屋根が開くカッコいい車」というポジティブなイメージもあれば、金融分野では中立的・専門的なイメージを与えます。


  • 文脈:


    • 日常会話(車や家具)からビジネス文脈(転換社債や通貨)まで幅広いシーンで使用されます。



4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞としての「convertible」


    • 名詞を修飾する:a convertible bond, a convertible sofa など

    • 補語にも使える:The currency is convertible into US dollars.


  2. 名詞としての「convertible」


    • 「屋根の開閉ができる車」を指す:I just bought a convertible.


  3. 主に他動詞「convert」をもとに派生した形容詞という点・文法上のポイント


    • “convert + 目的語” で「~を変換する」という他動詞の使い方が多い。形容詞形は「変換できる状態かどうか」を説明する。



5. 実例と例文

日常会話(3例)


  1. “I love driving my convertible on sunny days.”

    (晴れた日にオープンカーを運転するのが大好きなんだ。)

  2. “This sofa is convertible; you can turn it into a bed.”

    (このソファは変形できるの。ベッドに変えられるよ。)

  3. “Is your currency convertible in most countries?”

    (あなたの使っている通貨は、ほとんどの国で両替可能なの?)

ビジネスシーン(3例)


  1. “The company issued convertible bonds to raise capital.”

    (その会社は資金調達のために転換社債を発行した。)

  2. “We need to verify if this note is convertible into equity.”

    (この借用証書が株式に転換可能かどうか確認する必要があります。)

  3. “Negotiating a convertible currency is crucial for international trade.”

    (国際貿易では両替可能な通貨を交渉することが極めて重要です。)

学術的・専門的な文脈(3例)


  1. “A fully convertible currency can impact a nation’s monetary policy.”

    (完全に交換可能な通貨は、その国の金融政策に影響を与えうる。)

  2. “Convertible debt instruments play a significant role in corporate finance.”

    (転換可能な債務証券は、企業金融において重要な役割を果たしている。)

  3. “The concept of a convertible framework is often studied in design theory.”

    (変形可能なフレームワークの概念は、デザイン理論でしばしば研究される。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. adaptable (適応できる)


    • 「周囲の状況に応じて変化可能」というニュアンスに近い。


  2. flexible (柔軟な)


    • 「柔らかい/様々な用途に対応できる」という点で共通。


  3. modifiable (修正可能な)


    • 「修正・変更できる」という点を強調。


いずれも「形状や性質を変えることができる」という意味合いで重なる部分がありますが、「convertible」は特に「別の形や用途への転換」を強調する場合に使われます。

反意語 (Antonyms)


  • fixed (固定された)

  • unchangeable (変更できない)

  • inconvertible (変換不可能な)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /kənˈvɝːtɪbəl/ (アメリカ英語), /kənˈvɜːtɪbəl/ (イギリス英語)

  • 強勢(アクセント)の位置: 「ver」にアクセント(“con-VERT-i-ble”)

  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • アメリカ英語では「ɝː」(r の音が強めに響く)

    • イギリス英語では「ɜː」(より口を広げ気味、rが弱くなる)


  • よくある間違い: アクセント位置を「con」に置いてしまうことがありますが、「ver」の部分を強く読むのが正しい発音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “convertable”と書いてしまいがちですが、正しくは“convert*i*ble”。


  2. 「転換社債」(convertible bonds)と「交換社債」(exchangeable bonds)は金融文脈で混同しがちです。

  3. 「車」を指す名詞用法はカジュアルなイメージ、形容詞はやや専門的なイメージになることがあるので文脈に注意。

  4. 資格試験・TOEICなどのリーディングで、金融分野の文書に登場しやすい単語です。「convertible bonds」などとセットで理解しておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「convert(変える) + ible(できる) → 変えられる」と意識すると覚えやすいです。

  • 「オープンカーのconvertible」から「変えられる=屋根を開け閉めできる」と連想しておくと、他の分野の「convertible」もイメージしやすくなります。

  • スペルのポイントは“verti”の部分。ラテン語由来で“vert”が「回す・回転する」というイメージに繋がります(reverse, invertなどと同様)。


以上が「convertible」の詳細な解説です。形容詞として多用途に使われる一方、名詞として「オープンカー」を指すカジュアルな用法もあるため、両方の意味・文脈を押さえるとより理解が深まるでしょう。ぜひ例文やコロケーションとともに覚えてみてください。

意味のイメージ
convertible
意味(1)

(用途・形・状態などが)変えられる,転換できる

意味(2)

等価交換できる

意味(3)

改宗させられる

意味(4)

(車などが)折りたたみ式ほろ屋好がついた

意味(5)

コンバーチブル型の車(船)

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