最終更新日:2025/12/04
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【名/C】古記録,公文書;古記録保管所【動/他】を保管する【形】古記録の

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元となった辞書の項目

archive

【名/C】古記録,公文書;古記録保管所【動/他】を保管する【形】古記録の

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私はファイルを整理してアーカイブを作成する必要があります。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: archive

品詞: 名詞 (noun), 動詞 (verb)


  • 名詞の意味 (英): a place or collection containing records, documents, or other materials of historical interest

  • 名詞の意味 (和): 資料や記録を保管するための施設や、その保管資料そのものを指します。「公文書館」「アーカイブ資料」のように訳されます。組織や個人がデータや文書を長期的に保存するイメージを持つ単語です。


  • 動詞の意味 (英): to place or store (something) in an archive; to store computer data for long-term use or backup


  • 動詞の意味 (和): データや資料を「アーカイブする」「長期保存する」「整理して保管する」といった意味になります。ファイルや文書を安全な場所に保管するイメージですね。


たとえば「古い書類をまとめてアーカイブする」「データをアーカイブに移動する」といった場面で使われ、「収納する」「保管する」というニュアンスが強いです。

活用形 (名詞): 特になし(可算名詞/不可算名詞としては文脈による)

活用形 (動詞):


  • 現在形: archive / archives

  • 過去形: archived

  • 過去分詞: archived

  • 現在分詞: archiving

派生語例:


  • 形容詞的に使われる表現: archived (アーカイブされた), archivable (アーカイブ可能な)

  • 派生名詞: archiving (アーカイブ作業)

CEFRレベルの目安:


  • B2 (中上級): 専門文献やビジネス文脈で頻繁に出現し、やや抽象度の高い単語。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • ar-(特定の接頭語ではありませんが、古い綴りでは arch- が含まれます)

  • chive(語幹としては明確に分割しにくいですが、ギリシャ語の “arkheion” を語源に持ちます)

他の単語との関連性


  • archivist (名詞): アーカイブを管理する人、書庫の管理者

  • archives (名詞, 複数形): 一般的に「公文書や記録物」を指す場合は複数形で使われることも多い

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. digital archive(デジタルアーカイブ)

  2. public archives(公文書館)

  3. film archive(映画の映像資料館)

  4. national archives(国立公文書館)

  5. archive footage(アーカイブ映像・過去映像)

  6. to archive data(データをアーカイブする)

  7. to access the archives(アーカイブにアクセスする)

  8. historical archives(歴史的な公文書館やアーカイブ資料)

  9. archive storage(アーカイブ保管、長期保存庫)

  10. archive file(圧縮ファイルなど、まとめられたファイル)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「archive」は、ギリシャ語の“arkheion”に由来し、元々は「政府公文書庫」を意味しました。ラテン語を経由してフランス語“archives”になり、最終的に英語に取り入れられました。

歴史的使用:


  • 古来より公的文書を保存する場所や文書自体を表す語として使われてきました。現代では、コンピューター内のデータ保存にも広く使われています。

ニュアンス・感情的響き:


  • フォーマルな場面で使われることが多く、歴史的・公式的・専門的な響きがあります。

  • 口語でも「データをまとめて保管する」ニュアンスで「アーカイブする」と言うことがありますが、ビジネス文脈やIT文脈でもよく登場します。

  • 「書類を片付ける」よりも長期的な保存や厳重な保管をイメージする場合に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞としての用法


    • 可算・不可算ともに使われます。

    • “archive”が「施設」の意味であれば可算名詞になり (“an archive”)、資料の集合やデジタルデータの集まりを指すときには不可算名詞として使われることもあります。


  2. 動詞としての用法


    • 他動詞 (transitive verb) として、「(何か)をアーカイブする」という形で使います。

    • 例: “He archived all the old emails.”(彼は古いメールをすべてアーカイブした)


  3. 一般的な構文例


    • “to archive something” (何かをアーカイブする)

    • “to place something in the archives” (何かをアーカイブに保管する)


  4. イディオム的表現


    • 厳密なイディオムは少ないですが、“go into the archives” で「過去の資料を調べる」ニュアンスになります。


フォーマル/カジュアル:


  • フォーマル: 文書管理や公的機関、ビジネス文脈など

  • カジュアル: 個人でのデータ管理やメールの長期保存時に日常的に用いられることもある


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I need to archive these photos so I can free up space on my phone.”

    (スマホの容量を空けるために、この写真をアーカイブしなきゃ。)


  2. “I found some old magazines in my grandma’s archive.”

    (祖母の保管庫で古い雑誌を見つけたよ。)


  3. “Could you help me archive these receipts for tax purposes?”

    (税金のために、これらの領収書をアーカイブするのを手伝ってくれない?)


ビジネス (ややフォーマル)


  1. “We need to archive inactive client files to keep our system organized.”

    (システムを整理するために、休眠顧客のファイルをアーカイブする必要があります。)


  2. “The marketing team compiled a digital archive of all our past campaigns.”

    (マーケティングチームは過去のキャンペーンのデジタルアーカイブを作成しました。)


  3. “Please ensure that all project documents are archived by the end of the quarter.”

    (四半期末までに、すべてのプロジェクト文書をアーカイブしてください。)


学術的・専門的 (フォーマル)


  1. “The university library’s archive holds rare manuscripts from the 17th century.”

    (大学図書館のアーカイブには、17世紀の希少な写本が保管されています。)


  2. “Researchers can access the national archives to study historical records.”

    (研究者は国立公文書館にアクセスして、歴史資料を調査することができます。)


  3. “Properly archiving digital data is crucial for long-term academic research.”

    (学術研究を長期的に行うには、デジタルデータを適切にアーカイブすることが極めて重要です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. store(保管する)


    • 短期的な「保存」という意味にも使えるため、アーカイブほど長期保存のニュアンスは強くありません。


  2. preserve(保存する)


    • アーカイブも含めてより広い意味で「そのままの状態を保つ」汎用的な表現。食料保存などにも使われます。


  3. record(記録する)


    • 場合によっては「記録として残す」という動詞としての意味で近いですが、物理的に書類を保存するというよりは、内容を残す意味合いが強いです。


  4. file(ファイルに入れる、整理する)


    • 書類を分類しフォルダなどに入れるニュアンスで、アーカイブは「長期保存」や「当面使わないものをまとめて保管する」イメージがあるため、少し違います。


反意語 (Antonyms)


  • delete(削除する)

  • discard(破棄する)

    上記は「保存」と反対の意味を持つため、アーカイブの反意にあたる表現となります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈɑːr.kaɪv/

  • イギリス英語: /ˈɑː.kaɪv/

強勢 (アクセント):


  • 最初の音節 “ar-” に強勢があります。

  • “ar”は「アー」、次いで “chive” は「カイヴ」のように発音します。

よくある誤り:


  • /ˈæɾ.tʃɪv/ のように発音してしまうなど、音節ごとに濁ったりする間違い。

  • “archive” と “achieve” を混同する人がたまにいますが、まったく異なる意味・スペリングです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「archieve」と書いてしまうケース(“i”と“e”の位置が逆転しがち)

  • 同音異義語との混同: 特に“achieve” (達成する) とはスペリングが似ているように見えますが、意味は全く異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネスシーン・文書管理の話題で登場することがあります。また、IT関連用語として試験でも見かけるかもしれません。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • アーチ (arch) の扉の中に貴重な文書があるイメージ

    “arch”という文字列が含まれているため、アーチ形の扉の中に歴史的文書が大量に保管されている様子を思い浮かべると覚えやすいです。

  • 「長期保存」のイメージ: 「いつか振り返るためのセーフティーボックス」と考えると、「アーカイブ=大切なものをしまっておく場所や行為」として記憶しやすいでしょう。

  • 勉強テクニック:


    • 「achieve」とのスペルを比較しながら、どちらが“保存”でどちらが“達成”かをセットで覚える。

    • IT関連のニュースやビジネス文書で「Archive」や「Archived」を見たら、その都度意味を再認識すると定着しやすいです。



これで「archive」の解説は以上です。長期保存や公文書館に関わるイメージを頭に浮かべれば、使い方や意味がスムーズに覚えられます。

意味のイメージ
archive
意味(1)

《通例~s》古記録,公文書

意味(2)

《通例~s》古記録保管所

意味(3)

(文書など)を保管する;(データ)をアーカイブに格納する,保存用メディアに移す

意味(4)

古記録の,公文書の

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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