最終更新日:2025/09/04

灰色の,ねずみ色の,鉛色の / (顔色が)青白い(pale) / (空が)曇った / (気持ちなどが)陰気な,寂しい(gloomy) / しらがの多い

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元となった辞書の項目

gray

形容詞

灰色の,ねずみ色の,鉛色の / (顔色が)青白い(pale) / (空が)曇った / (気持ちなどが)陰気な,寂しい(gloomy) / しらがの多い

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空は灰色で曇っていました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: gray

品詞: 形容詞 (一部の文脈では名詞や動詞として使われることもあります)

意味(英語)


  • Of the color between black and white.

意味(日本語)


  • 黒と白の中間の色のこと。

    日常的には「灰色」や「グレー」として使われます。少し暗く、はっきりしない、または沈んだ印象を持たせる場合もあります。「曖昧」「はっきりしない」といった比喩的表現としても用いられます。

「gray」は、日常会話で「灰色」を表すときによく使う、とても基本的な単語です。英米では表記が異なり、アメリカ英語ではgray、イギリス英語ではgreyとつづることが多いです。

活用形


  • 形容詞: gray (グレー/灰色の)

  • 比較級: grayer (より灰色がかった)、more gray (より灰色がかった — 稀にこう言う場合もあります)

  • 最上級: grayest (最も灰色がかった)、most gray

他の品詞での例


  • 名詞: gray(灰色そのものを指す)、例: “I like gray as a color.”

  • 動詞: to gray(灰色になる、灰色がかる)、例: “My hair is starting to gray.”

CEFRレベル: A2(初級)


  • 「色」を表す基本的な単語で、日常会話での日常的なやり取りに出てくる頻度が高い語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: gray (中核の意味: 灰色)

  • 接尾語: –ish をつけて grayish(やや灰色がかった)とする例があります。

関連・派生語


  • grey (イギリス英語でのつづり)

  • grayish (やや灰色の, 形容詞)

  • graying / greying (灰色化している、白髪になり始めている)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. gray hair(灰色の髪 / 白髪)

  2. gray sky(どんよりとした灰色の空)

  3. gray area(曖昧な領域)

  4. turn gray(灰色に変わる、白髪になる)

  5. gray day(どんよりした天気の日)

  6. gray matter(脳みそ / 物事の本質)

  7. go gray(白髪になる / グレーになる)

  8. gray suit(グレーのスーツ)

  9. gray mood(沈んだ気分)

  10. gray zone(曖昧な領域、グレーゾーン)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “grǣg” に由来し、さらにはゲルマン祖語(Proto-Germanic)*grēwaz にさかのぼります。「黒と白の間の曖昧な色」という概念が古くから存在しました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「gray」は基本的には無彩色で、はっきりしない、沈んだイメージを与えることが多い色です。

  • 比喩的・抽象的には「はっきりしない状態」「曖昧」「退屈」「憂鬱」などのニュアンスを含むことがあります。

  • カジュアルでもフォーマルでも使われる一般的な色名ですが、特に「曖昧」「中間状態」を表すときはやや比喩的・抽象的な表現になります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞の場合は、名詞を修飾して「gray + 名詞」の形を取ります。可算名詞・不可算名詞問わず自由に修飾できます。

  • 名詞としては、「the color gray(灰色そのもの)」を表したり、「She is wearing gray.(彼女は灰色の服装をしている)」のように、服の色を指すときにも使えます。

  • 動詞としてはやや文語的ですが「to gray (out)」(物や髪などが灰色になる)といった使い方があります。

  • イディオム: gray area(曖昧な領域)は特に頻出です。


5. 実例と例文

日常会話


  1. “I love wearing gray T-shirts because they match everything.”

    (グレーのTシャツは何にでも合わせやすいから大好き。)

  2. “It’s such a gray day today. I feel a bit gloomy.”

    (今日はとてもどんよりした日だな。ちょっと憂うつな気分になるね。)

  3. “Her hair is starting to turn gray at the temples.”

    (彼女のこめかみあたりが白髪になりはじめているね。)

ビジネス


  1. “We need to address the gray areas in our policy to avoid confusion.”

    (混乱を避けるために、我々の方針で曖昧になっている部分を明確化する必要があります。)

  2. “Our company’s logo is primarily gray with a touch of blue.”

    (我が社のロゴは主にグレーで、そこに青を少し加えています。)

  3. “The new office design includes gray walls to create a modern look.”

    (新しいオフィスのデザインには、モダンな雰囲気を出すために灰色の壁を採用しています。)

学術的・教養


  1. “In neuroscience, ‘gray matter’ refers to regions of the brain rich in neuronal cell bodies.”

    (神経科学では「灰白質」は、神経細胞の細胞体が豊富に含まれる脳領域を指します。)

  2. “The painting’s subtle use of gray highlights the contrast between light and shadow.”

    (その絵画では微妙な灰色の使い方が、光と影のコントラストを際立たせている。)

  3. “Some animals’ fur turns gray as they age, just like humans get gray hair.”

    (動物によっては、年をとると毛が灰色になるものもあり、人間の白髪と同様の現象が見られます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • silver(シルバー色)

    より金属的で光沢のある灰色を表すときに使います。

  • ashen(灰のように青白い)

    灰を連想させる灰色がかった色、特に顔色が悪いときなどに比喩的に用いられます。

  • grey(イギリス英語のつづり)

    アメリカでは gray、イギリスでは grey と表記されますが、意味はほぼ同じです。

反意語


  • colorful(色彩豊かな)

    「いろどり豊かな」イメージのため、地味な色合いの「gray」と対照的です。

  • bright(明るい)

    「どんよりした」「はっきりしないイメージ」のあるgrayとは対照的に、「明るくはっきりした」印象を与えます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɡreɪ/

  • アメリカ英語(US): [ɡreɪ] (「ゲイ」に近い)

  • イギリス英語(UK): [ɡreɪ] (同じく「グレイ」に近い)

  • 強勢(アクセント)は特に気にする必要はなく、1音節の単語です。

  • 「r」の発音がアメリカ英語とイギリス英語で若干異なりますが、いずれも「グレイ」という感覚で通じます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルの違い: アメリカ英語では “gray”、イギリス英語では “grey” が一般的です。テストやビジネスメールでは、表記が混在しないよう注意しましょう。

  • 同音異義語: “grey” と “gray” は同音で、使われる地域が異なるだけで、意味は同じです。

  • 発音の混同: “gray” を /ɡraɪ/ と誤って読まないように、正しく /ɡreɪ/ と発音するように気をつけると良いでしょう。

  • 試験対策(TOEIC・英検など): リスニングで gray areagray hair などのフレーズが出てきやすいので、発音と意味を押さえておくとよいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「グレー」は「黒と白が混ざった曖昧な色」と覚えておくと、比喩的な「gray area(曖昧な範囲)」などが理解しやすくなります。

  • アメリカの gRAY、イギリスの gREY のつづりが違っても発音は同じ、というのも覚えやすい対比です。

  • 「gray」を「ゲイ」と誤読しないよう、カタカナで「グレイ」とイメージしておくと正しい発音に近づきます。

  • 鉛筆の鉛色や雲の色と関連づけてイメージすると覚えやすいです。

以上が、形容詞 “gray” の詳細な解説です。灰色のイメージとともに、生きたフレーズで使いこなしてみましょう。

意味のイメージ
gray
意味(1)

灰色の,ねずみ色の,鉛色の

意味(2)

(顔色が)青白い(pale)

意味(3)

(空が)曇った

意味(4)

(気持ちなどが)陰気な,寂しい(gloomy)

意味(5)

しらがの多い

意味(6)

〈U〉灰色,ねずみ色,鉛色

意味(7)

〈U〉灰色の服

意味(8)

〈C〉灰色の絵の具,灰色の染料

意味(9)

《gray,grey》《米》(南北戦争当時の)南軍兵士

意味(10)

…‘を'灰色にする

意味(11)

灰色(白髪)になる

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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